今週の二戦は共に興味深かった。ブロンコス対パトリオッツ。だが、デンバーの攻撃をニューイングランドが止められず、ハーフタイムまでに試合は決まっていた。
そして、我等のシーホークスの登場である。サンフランシスコのお得意のディフェンスの前、QBのラッセル・ウィルソンはパスを通せない。RBのマーシャン・リンチは完全に読まれてヤードを稼げない。一方、ナイナーズのQBコリン・キャパニックはパスは通すし、自分で走り込む。10-0というSFリードの締まった試合になり、ちょっと焦っていた。かなりフィジカルな試合でけが人も続出である。
ハーフタイムが明け、遂にマーシャン・リンチが機能する。40ヤードを走り込み、タッチダウン。どぷ点にした。その後、キャパニックも確実に詰めて来て、17-10とナイナーズが再び差をつける。そして、スティーブン・ハシュカのFGで17-13とフォーティナイナーズリードのまま、第四クオーターを迎えた。
第四クオーター。残り35ヤードで迎えた7ヤードを残したフォースダウン。ハシュカのFGをするのかな?と思っていたが、なんとタイムアウト後にハシュカを引っ込めて、ピート・キャロルは攻撃に転じる。ラッセル・ウィルソンが35ヤードのパスを決めたのだ!これでシアトルが逆転。
その後は両者とも、集中力を欠く試合。ファンブルあり、インターセプトあり、そして審判の判定までおかしく、冷や冷やした。サンフランシスコは1TDで逆転。しかもタイムアウトが3つ残っている。20ヤードからゴール内に投げたキャパニックのパスを、ディフェンスに定評があるレフトコーナーバックのリチャード・シャーマンが弾き、シアトルがインターセプトした。この時点で勝負あり。とりあえずギリギリでシーホークスが逃げ切った。試合後のインタビューでシャーマンが大口を叩いて興奮しだした。インタビューをしたフォックステレビのおねえちゃんは、明らかに取り乱していた。シャーマンは良いディフェンダーだが、ステロイド騒動やトム・ブレイディ―に対する一件など、スポーツマンシップに反するような見苦しい行為が目立つ。
これで二週間後のニュージャージーで行われるスーパーボウルはシーホークス対ブロンコスに決定。ただ正直、シアトル・シーホークスがペイトン・マニング率いるデンバー・ブロンコスに勝てるほど甘くはないような気はする。まあ、弱冠二年目の態度が良いラッセル・ウィルソンをしてスーパーボウルに出られただけでも素晴らしいではないか。
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