12/02/2016

蔡英文と電話で話したトランプは本物か?

私がアメリカの日本人で民主党に靡いている人に嫌気が差すのは、アジア資本主義陣営各国の国益にとっては共和党政権の方が良いというのが公然の秘密だからである。それはイスラエルにも言える事なのだが、共和党政権の方が中国共産党や中東のならず者国家に対して毅然とした態度を取ってくれる。逆に、民主党は下手な対話ばかりをしてならず者国家をのさばらせようとする。

オバマがキューバに近づいたことや、クリントン政権期に六カ国会議なる冗談が始まったことなどは記憶に新しいが、クリントンと江沢民の癒着により現在の中国バブルが発生しているという事もれっきとした事実である。

で、トランプが蔡英文と電話で話したことを暴露した。これまでの大統領も非公式には台湾の総裁などと電話会談などをしているのだろうが、公式に認めたことは非常に興味深い。トランプは、外交にタブー無しを実践していると思われる。

これは中国共産党にとっては非常に苦しい展開となる。つまり、アメリカ側がオプションを増やしてしまったからだ。しかし、台湾にとっても今後の両岸関係をどうするのかなど、かなり頭の痛い問題となるだろう。大陸で大儲けしている台湾ビジネスマンは今頃一斉に「アイヤー!」と言っているに違いない。

しかも、中東タカ派で防衛や情報関係を固めようとしている。イスラエルもウハウハ笑っているのではないか?

トランプは本物のタフネゴシエーターになる可能性がある。非常に面白いではないか。