2/22/2017

原発を止めて石炭をつかいまくっている日本から見たアメリカの石炭事情

トランプが石炭の採掘をガンガン進めるというニュースを読んだ。私は大歓迎である。アメリカには石炭資源が多く、そのほとんどが失業率の高い州にある。そういう所の産業を興すことは良い事だと思うし、「石炭は汚い」等と言うのは、環境利権の連中に洗脳された人たちの意見である。

日本のメディアでは、アメリカがパリ協定から離脱するかのような話をする人がいるし、温暖化を無視するというような話もちらほら見受けられる。そういうニュースのコメントを読んでいると、「石炭火力を使って温暖化するのか!」みたいな意見が目立つ。

ちょっと待って欲しい。どこの国が、原発を止めて石炭火力発電の容量をどんどんと増やしているのだと。完全に世界の潮流から逸している国があるではないか。しかし、日本のマスコミは政府とずぶずぶで、このような話は決して大きな声で叩かれない。

アメリカがオバマ政権時代にどれだけ無駄なオルタナティブエネルギーにかじ取りをしたのかを知っているのだろうか?私はそういった無駄なプロジェクトに何個も絡んでおり、「あぁ、こうして税金は無駄に使われるんだなぁ」、と思い続けていた。

トランプ政権になって、そういった予算は削られると思う。私の懐には多少痛いのだが、社会を大きく俯瞰すると、それは良い流れだと思うのだ。

2/19/2017

大統領のマスメディア批判は一線を越えている

フェークニュースと言うのは、デマゴーグを垂れ流すメディアと言う意味である筈だ。だが、ダノルド・トランプは「政治色に染まったバイアスのかかったメディア」と言う意味で使っているものと思われる。CNNやNBCの報道を見ていると、目に余るほどの報道がある事も確かだ。MSNBCが左翼的なメディアだったことは皆が知るところだ。CNNはここ数年、どんどんとリベラル色が強くなってきており、保守的な言論を言う人を排除している節すら見受けられる。一方で、フォックスニュースは保守的な言論に靡いたメディアであることは万人の知るところだ。

トランプとロシアの繋がり等、事の真相は決して解らない。そういった事に対して、主要3大メディアやCNNが問題視する。政策についての話はせず、まるで夕刊の三面記事のようなニュースが流される。トランプ劇場とでもいうのだろうか、大統領のニュースは娯楽性があって面白すぎる。

私は個人的にCNNが大嫌いであるのだが、最近のABC,CNN,そしてCBSの主要三大局の報道内容に不満を持っている。真面目に報道しろ、と言いたくなっている。NBC系の報道番組はローカル局も含め、見る時間が大幅に減ってしまった。こういった主要メディアが反トランプで結束し、リベラル的な意見を垂れ流しているのは見苦しいし、批判されるべきだと思う。

トランプがツイートで、フェークニュースを垂れ流す上述の放送局やニューヨークタイムズは、国民の敵であるとの書き込みをした。ちょっと待って欲しいと思う。確かにそう言いたい気持ちもわかる。が、大統領が発言する内容ではないと思うのだ。

さらに酷いのは、ホワイトハウスの内部で働いている連中である。大統領がこう言っているが「これはメディアはバイアスのかかり過ぎていないような報道をして欲しいという希望を述べているだけだ」とか言っておけば良いものを、トランプと同じレベルでフェークニュースを攻撃している。大丈夫かな?と本気で心配してしまう。

フェークを垂れ流すニュースもあるだろうし、それに対抗するメディアもあるだろう。が、政府がメディアに指図するのは如何なものだろうか?我々視聴者がメディアを批判すれば良い事であって、メディアが色々なバイアスのかかった意見を言い立てている事こそが健康的な民主主義の国だと思うのだ。政府が報道内容を批判するのは自由だが、視聴者がどう判断するかに介入するのはNGである。

それでも私はトランプを支持しています。

2/08/2017

ウーバーやエアビーアンドビー解禁は規制緩和ではなく、大企業優遇の利益誘導の規制強化

私は現時点でウーバーの解禁を認めるのはおかしいと思っている。さらに言えば、現時点で民泊も認めるべきではないと思う。私は小さい政府が良いと思っている人間であり、規制緩和は大々的に進めるべきだと考えている。ウーバーや民泊を認める前に、政府はやらなければならない事があるだろう、と言うのが私の立場である。


ウーバー

現時点でウーバーを認めると、サンフランシスコに本社を置くアメリカの会社に登録した白タクのみを認める事になってしまう。勿論、ウーバー以外にも同業他社が鎬を削るのだろうが、基本的にはオンラインアプであれば白タクを呼べることになる。

タクシー業界は運輸省の規制を色々と受けており、自由な企業活動は出来ない。白タクなるものは完全な違法であり、厳しく取り締まられている。もし、本当の意味での規制緩和を断行したいのであれば、タクシーを取り締まる法律を基本的に廃止し、白タクという概念を無くさなければならない。その上で、民間団体(つまりタクシー業界)が自分たちでルールを作れるシステムにする必要がある。

が、このような利権を政府が捨てる訳がない。タクシー業界は規制したうえで、白タクは違法ではあるが、ウーバーは認める、となると本末転倒どころの騒ぎではない。この行為は、ウーバーという外国企業に特権を与える無茶苦茶な官民癒着である。

ウーバーは新しいシェアエコノミーなどと言われているが、運転手たちはタクシー業界に属さないだけの、プロドライバーだ。こういった人達の営業を認めるのであれば、まずは道路運送法を大幅に緩和する必要がある。態度の悪い雲助まがいのタクシーの運ちゃんにぶち切れた事がある人は一杯いると思うが、だからと言ってウーバーを応援しようとするのは筋違いである。


エアビーアンドビーと民泊

ホテルや民宿などは旅館業法で厳しく管理されている。この法律を維持したまま民泊を認めることはあってはならない。民泊を許可するのであれば、旅館業法を大幅に緩和するか撤廃するのが筋である。全く同じ話なのだが、サンフランシスコに本部を置く会社に利益誘導する為に民泊を認めるというのは、官民の癒着である。日本で営業しているホテルの売り上げを減らし、利益をサンフランシスコに持って行くなど、言語道断だ。

もし、旅館業法を撤廃した後に、ホテル業界が自らの裁量で自分たちのルールを作ることが出来るようになるのであれば、私は民泊は許可しても良いと思う。が、旅館業法は今のままで民泊を斡旋する会社に便宜を図るなど、無茶苦茶な話だ。

旅館業法では、ラブホテル、シティーホテル、旅館、ホテルなどが細かく分けられており、無駄な規制が山とある。しかも、旅館には環境省から圧力がかかり、環境に配慮した経営をすることすら求められている。政府はどこまで「昔から続く普通の商売」にいじめをすれば気が済むのか?

エアビーアンドビーが本格稼働すれば、空き家に投資するプロの個人や企業が増えるだけの話であり、こいつらが旅館業法で縛りを受けないというのはおかしい。



私は声を大にして言いたい。サンフランシスコの会社に利益を献上する為の、規制緩和のふりをした利益斡旋政策には断固して反対する。ウーバーもエアビーアンドビーも、イノベーションなどではなく、規制の隙間をついたインチキ会社であり、奴らは政商である。日本政府が外国の企業を優遇しようとしている事が一番の問題だ。「こんな新しい会社は無かった!」とか言っているアホな識者がいるが、こういうのは規制があって、違法だから出来なかっただけだ。誰でも一度はやろうと思ったビジネスモデルである。が、日本の会社や個人がこういう事をしても、政府は決して許可しない。

政府は、本当の意味での規制緩和に着手するべきである。規制緩和と見せかけながら、どんどんと大きな政府を目指そうとする自民党政権には反吐が出る。一部の自民党議員さんたちは、どうせ色々な接待を受けているのだろうと思われる。オリンピックに向けた処置?お前ら、どこまで売国やねん?

2/07/2017

米国リベラル左派の詭弁と情報操作

所謂リベラルな人達と喋っていると、トランプ政権やトランプの主張に関して色々な勘違いを犯していたり、枝葉末節を拡大解釈していることに気が付く。また、無知であるが声が大きいアメリカ人も結構いる。メディアがわざと事の本質を逸らして報道しており、急進左派やアナーキストの類が煽っているのだと思われる。そういった報道がフェースブックやフェークニュース上に溢れ、「情弱男女」がそれらを無心に信じているものと思われる。

1.トランプ政権やトランプ支持者たちが問題としているのは、主にメキシコから入ってくる「違法移民」であり、合法的に米国に入って来た移民を排斥しようなどとはしていない。「移民排斥」をしたい人など、白装束を被った一部の頭のいかれている右翼の人だけ。トランプ政権を支持はしていると思われるが、トランプ政権の方針とは関係ない。

2.7カ国パスポート保持者による90日に及ぶ入国「制限」令であるが、それらの国は戦時中であるか、反米テロリストを堂々と支持しているか、アラブの春以降に真っ当な政権が樹立していないかである。そのような国のパスポート保持者をスクリーニングする事は当たり前である。これは宗教による差別ではない。イラク、イランやシリアからのアメリカに帰化した人たちを差別しようとする意図はトランプ政権にはない。

3.トランプ政権はメキシコ人を差別していない。違法に住みついている移民を糾弾しているだけであり、犯罪を犯したものなどを中心に強制帰国させると言っているだけ。

4.トランプ政権は同性愛者を差別していない。同姓婚は最高裁で決定されたものであり、チャレンジしないとはっきりと何度も言っている。トランプは演説の中で同性愛者を茶化したが、それを大々的に取り上げているのはマスコミである。

いずれにせよ、トランプや共和党はマイノリティーに厳しいというようなイメージ付けをしたいがために、民主党の運動員や社会主義者、反資本主義者たちは頑張っておられるようだ。そういう私とは異なる正義を信じている人達に声高に「違う」というと、反抗されて嫌われるだけなので厄介なのだが。

しかし、米国のマスメディアはこのような報道姿勢を続けると、アメリカと言う国の気品を落とすという事は解っているのだろうか?勿論、メディアはどこの国でも視聴率さえ取れればOKの拝金主義者たちですが。視聴者が聞きたいニュースをでっち上げるのがマスゴミの仕事です。

まあ、ただトランプ政権が意図的に対立を煽るようなマーケティング手法を取ったことも事実であり、自業自得的な部分はあるだろう。それが当局の意図するところなのか、それとも選挙戦略の副作用なのか?これは後になってみないと解らないだろう。

トランプ政権がお笑い閣僚を指名する理由

ベッツィー・デボスを教育省の長官にするかどうかで、共和党からも二名の叛乱分子が出てしまい、同点となったので、議長のマイクペンス副大統領がデボスを指名すると決定した。

ベッツィーの夫はアムウェイの二代目のボンボンである。アムウェイと言えば、インチキ商法で問題となった会社である。デボス一族はいわゆる億万長者である。ベッツイーの答弁を聞いていたが、この人はかなり抜けているし、学生がヒグマから身を護るために銃を持って学校に行っても良い、などと言っていた。

で、デボスが教育省の長官として指導力を発揮し、アメリカの教育の質を上げるような貢献を期待できるか、という質問をされると、そんなアホな、という話になる。そりゃ、この人にアメリカの教育を任せるのは無理ですわ。共和党から造反が出たのも納得がいく。

ただ、この人選は大局を見た政治的にはアリだと思う。つまりトランプ政権は、「教育省は連邦政府が管轄する必要がないので、しょうもない人材を配置します。」という強烈なメッセージを国民に示している。エネルギー省長官のリック・ペリーしかり、環境省長官のスコット・プルイットしかり、である。

私も個人的に、教育省、エネルギー省、環境省は存在する意義が極めて乏しい、利権創出省庁だと考える。州の教育機関や商務省などがあるのだから、そういうものが存在しても意味はない。アメリカはNGOや民間の調査会社がきちんとした仕事をするので、連邦政府がこれらを潰しても何も困らないと考える。

2/03/2017

トランプの入国禁止令を一時差し止め。リベラルなシアトルがやらかす

イスラム圏7カ国出身者を90日間入国禁止にし、その間にスクリーニングなどを強化するという物議を醸しだしている大統領令だが、金曜日になんと、ワシントン州シアトルの連邦地裁が違憲に当たるとして、執行の暫定的な差し止めを命じた。これは全国に影響を及ぼす。

ワシントン州の知事であるジェイ・インズリーのグループのアトニージェネラルが、同大統領令は違憲だとして地裁に判断を仰いでいた。トランプの大統領令により、州内の産業や学校に多大な損害が発生するとしたものだ。大統領令は、憲法に定められた法の下の平等や信仰の自由を侵害しているという理由での提訴であるが、地裁がそれを認めた格好になってしまった。しかし、合衆国憲法が外国籍の外国人に適用されるというのは、青天の霹靂である。

リベラルな街、シアトルで起こったドタバタ劇である。トランプの口(ツイート)からは未だに何も聞こえてこないが、この判断に異議を申し立てるのは間違いないだろう。

入国禁止措置は、大きな米軍の中東での軍事作戦の一環だと考えられるため、入国禁止措置を指し止めたことは、長期的な世界戦略の見通しに暗雲が立ち込めたことになる。つまり、見せかけの理由をつけての法運用がし難くなる。トランプの十八番はディールであり、無茶苦茶そうな爆弾を投げつけておいてから、どこかに落としどころを持ってくるという政治をしたかったのに、弁護士業界の叛乱で、それが上手く機能出来なさそうな雲行きである。

シアトルがリベラルな街であるとはいえ、同判決を下した地裁の裁判官はブッシュ時代に指名された共和党系である事は特筆に値する。

リベラルな大都市部とトランプ政権との戦争。私は勿論トランプ政権の味方です。

2/02/2017

アゴラの金儲け主義とマーケティング、記事の劣化

私はアゴラというウェブサイトを良く閲覧している。質の高い記事に偶に出会う事があるからだ。また、識者のマクロ経済分析などは、かなりまともな物もある。が、正直言って、投稿者のレベルがどんどんと劣化していくのだ。

昔ヨハネス山城という、大阪弁でおもろい事を書いてるおっさんがいた。この人の視点は非常に面白く、いつも記事を楽しみにしていた。はじめから左翼的な物の見方が目立ったのだが、原発に懐疑的な意見を披露すると、何故かペンネームに注文がつき、投稿できなくなってしまった。

最近、神谷匠蔵という英国で哲学を学んだと思われる若い人の投稿が増えていた。欧州のリベラルのダブルスタンダードを否定する内容が好きで、楽しみに読んでいた。で、欧州では南京虐殺問題がホロコーストと同等に扱われているという事実を書き込むと、途端にいちゃもんがついて投稿が出来なくなってしまった。

一方で、八幡和郎というおっさんが、蓮舫問題について色々とアゴラ上で記事を書いていた。二重国籍問題を指摘したのは良いのだが、このおっさんの思想的根拠には日本流の保守的な「何が正当なのか」と言うような古臭い考え方が垣間見られる。日本人の優等生や男尊女卑的な考え方から論理を組み立てており、読んでいて鬱陶しい。が、この人はやたらと重宝されている。

読むのが無駄な記事も多い。例えば、内藤忍の記事はただのナルシズムの自分探し記事だ。都政関連の記事はレベルが低いし、特定の候補の宣伝も多い。早川という取り巻きの弁護士は、浅い意見表明のような、レベルの低い記事を載せ続けており、一次情報はゼロである。尾藤克之とか山田肇と言う人は、何故アゴラに投稿できるのか解らないレベルの内容だ。中村仁とか、特色のないスタンスの分からない記事を書く。駒崎とか、ただの運動家である。ゲストブロガーで偶に目にする山田高明など、危ない人である。

で、結局のところ、アゴラの読者は日本の保守派、なかでも「勉強のできるネトウヨ」が多いと思われる。そういう連中に嫌われるような記事を書くと、即座にアゴラから排斥されてしまうのだろう。結局は金儲け主義であり、言論云々はどうでも良いわけだ。広告にしても、いつもエロ広告まがいの物や、アジア人と結婚しませんか、みたいな広告が出て来る。

編集長の滑舌は悪いし、池田信夫がビデオで出てきたら髪型がおかしいだけでなく、のどに痰がつまっていて鬱陶しい。変な方向に舵を切っているので、今後ともこのサイトを読むかどうかはかなり微妙な状態である。まあ、本当に自由な言論を認めてしまえば、クリック数はがっつりと減ってしまい、ウェブコンテンツとしてのヴァリューは下がるだろう。池田信夫のためのサイトなので、神谷匠蔵氏のように勉強をした若手のまともな論者を組み込むと、恐らくはサイト運営上でのリスクになるので、早めに出る杭は打っておいた方が良いのだろう。まあ、表現の自由も何も、サイト経営のサステナビリティ―を優先させるとコンテンツが劣化する事は、テレビ番組とかと同じことだ。神谷氏には、どこか他の媒体で意見発表を続けて欲しい。アゴラの中にも、レベルの高い記事はたまにあるので、きちんと選んで読めば良いだけの話かもしれない。

馬鹿左翼に支配される完全にくるっているシアトルの政治

全米の他の大都市も同じなのだろうが、私はシアトルに住んでいて思うのは、シアトル市の政治という物は完全に狂っているという事だ。パフォーマンスレベルのお笑いの政治をしている。シアトルは非常に住みやすい町であるが、この町の政治的な雰囲気は決して好きになれない。

同性愛者を公言している市長のエド・マリーは極端な左翼である。私は、同性愛者と言うのも実は政治をする上でのパフォーマンスではないのか、と思っているのだが、それはどうでも良い話だ。まあ、この町とキング郡がどれだけ馬鹿な政治判断をしてきたかという事を箇条書きで見てみよう。

〇 1962年のシアトル万博の時に作られたリニアモーターカーを延伸してウェストシアトルとバラードを繋ごうという案が90年代の後半に出た。124億円の税金が、調査名目に使われたのだが、その後住民投票で合意を得られずに話は無くなった。未だに渋滞の問題は解決していないし、消えたお金はどこに行ったの?

〇 シアトルスーパーソニックスが市が保有しているキーアリーナの席数を増やせと言う要求を突っぱねた。色々と代替案があったが、当時の市長とソニックスオーナーが合意して、チームはオクラホマへ出ていくことになった。裏でどのような取引があったかは不明。市長はウハウハだったようだ。

〇 ホームレス問題に対し、ホームレスを警察や地方政府が強制排除できないという法律を作る。それだけでは飽き足らず、ホームレスが勝手に公園を占拠しても良いという案が出て来る。流石に、この案は市民の反対を受けて流れた。ただ、エド・マリーはいまだに税金を上げて、ホームレス対策に力を入れると言っている。ホームレス対策とは、勿論ホームレスに食事や住居を提供する政策を言う。そんなことしたら、もっと大勢のホームレスがシアトルに流れてくることは火を見るよりも明らかなのだが。

〇 シアトル北部の空き地に警察署を作るという案があったが、市議員であるインド人移民のシャマ・サワントの活躍で、代わりに市営の貧困層向けアパートを建てようという案が協議中。

〇 ウッドランドパーク動物園に飼われていた象さんがかわいそうだと動物保護団体からプレッシャーを受ける。で、広くて友達が一杯いるオクラホマの動物園に象さん二匹を連れて行くと約束した。長い間住んでいたシアトルから引越しを余儀なくされた37歳のチャイは、なんと移動直後に死亡。冗談抜きでアホで自分勝手な判断だと思う。が、市長は野生の象さんを動物園で飼うというのは酷い事だ、などと自分の判断の悪さを棚上げして動物園を非難。シアトルに今後ともゾウさんが帰ってくることはないだろう。チャイが可哀そうでならないし、ゾウさんを見れないシアトルの子供たちが可哀そうである。

〇 ノースダコタのスタンディングロックで、インディアン居住地の下に石油パイプを通すなとデモを続けている環境活動家たちがいるのだが、オバマは何故かこの件に介入せずに活動家の不法占拠を認めた。活動家は石油燃料に頼るなとか、急進的な事を言っている連中である。トランプの鶴の一声で、不法占拠する活動家を排除する命令が出され、パイプライン建設が進むことになった。このプロジェクトにお金を貸しているウェルズファーゴという銀行から、シアトル市は取引を中止する事を決定した。意味不明であるし、特定の運動に市政が関与しても良いのだろうか?

〇 メーデーの日にはデモが行われるのだが、「反資本主義者」と言う名のただの愚連隊が毎年暴れる。暴れるのを解っている癖に、言論の自由を理由にデモを許可する。窓を割られたり、ゴミを巻き散らかされた近隣の店舗は大迷惑。第一、機動隊の給料や清掃費も税金で賄われているというのは解っているのか?

これでも、アメリカのリベラルな政治家を信用できますか?私は出来ません。あの人たちは頭のお花畑に虫が湧いています。しかも、まともな話を投げかけても話を聞いてくれません。