6/12/2012

2011-2012 NBAファイナル:サンダー対ヒート(第一戦)

大方の人の予想通り、今年のNBAファイナルはマイアミ・ヒートとオクラホマシティー・サンダーの試合になっている。ビッグスリーが席巻するマイアミか?デュラントを中心とするバランスの取れた速いバスケを展開するOKCか?私はオクラホマが結構簡単に勝てるのではないだろうかと考えている。

お世辞にもNBAファイナルが面白いマッチアップになった事は意外に少ない。2008年と2010年が結構面白かったが(両方LA対ボストン)、今回のマッチアップはバスケとしてそれ以上に面白い組み合わせだと思う。ファイナルではレブロン・ジェームスとケビン・デュラントという三大巨頭(残りの一人は老いたとはいえコービー。)のうちの二人が直接対峙するという事が理由である。NBAファイナルでレーカースとヒートが対戦したことは未だ無い。今回の試合はトップパフォーマー同士が頂上決戦で始めて対決するという事になったのだ。さらに今回のマッチアップではスモールボールが期待できるのだ。スモールボールの打ち合いのほうが見ていて楽しい。これが良い方向に出るかどうかは後述するが、サンアントニオ・スパーズやデトロイト・ピストンズがファイナルズで見せ続けてきたクラッシクな渋いバスケから今年は開放され、速く巧く見ていて楽しいバスケを見る事ができるだろう。

しかしメンバーを見て欲しい。マイアミは明らかなビッグ3がいる。レブロン・ジェームス、デュウェイン・ウェイド、そしてクリス・ボッシュ。そこに恐らくケビン・デュラント、サファロシャかハーデン、そしてイバカが張り付く事になるだろう。するとなんとウェストブルックが楽になるのだ。私はウェストブルックが自己中心的なプレーばかりするので余り好きではない。だが、切り込みの速さと得点力に関してケチをつけようがない。そこが空けば、明らかにサンダー有利になると予想する。

6月12日がNBAファイナルの初戦である。ヒートが前半で圧倒的なバスケを見せ付けた。デュラントはレブロンをディフェンスして疲れたのか、攻撃に繋がらない。ウェストブルックはガードが浅くなったのを良い事に、いつものようにセルフィッシュに撃ちまくるが、てんで入らない。OKCのビッグマン二人はそこそこ頑張ったが、マイアミがスモールバスケをしているので、存在理由があまり無い。一方ジェームスがポコポコと点数を入れるのは勿論、チャルマーズとバティエにまでポコポコと3Pを中心に点数を入れられるという失態を犯す。というのもジェームスを意識しすぎて、第一クオーターから無理矢理慣れないダブルチームをかましたりして、攻撃の隙を与えてしまった。策士、策で自滅す、という感じであった。一方でディフェンスのサファロシャはウェードに張り付いたはいいが、プレイオフ戦線いいところなしのウェードは今宵も冴えず、をマークをする価値があまり無かった。果てはウェストブルックが、バティエのディフェンスにぶち切れてしまい、いつもの火病を起こす始末。サンダーにとってはいいところ無しの前半であった。

しかしスコット・ブルックは冴えていた。サファロシャをジェームスのディフェンスに当てたのだ。で、デュラントをウェードのディフェンスにつかせる事で、デュラントの負担が減ったのか攻撃リズムが乗り出した。ハーデンではなく、ベテランのフィッシャーをPGとして使い、ボールを回すように仕向けた。ビッグマンは二人ではなく、ニック・コリソン一人に任せた。ヒートにセンターがいない為、そして病み上がりのクリス・ボッシュが本調子ではなく、コリソン程の身長でもリバウンドをいくらでも取れたのだ。コリソンとサファロシャのディフェンスのお陰で、ヒートは責めあぐね、完全にオクラホマペースで後半戦が進んだ。前半撃ちすぎの感があったウェストブルックも、後半はウェストブルックとしては滅私奉公的なプレーも目立ち、一時は10点以上の差をつけられていたのに、最後はサンダーの圧勝。

やはりヒートは本調子ではないのか?ウェードも今シーズン後半からおかしいし、要のクリス・ボッシュも怪我のせいでシックスマンとしてしか使えていない。ただし、ヒートはレブロンが爆発すれば、ディフェンス云々の問題ではなくなる為、ある日突然ヒートが圧勝する可能性もあろうが、現時点での怪我の状況などを総合的に考慮すると、サンダーがヒートに勝っている。ボストン戦、或いはその前のインディアナ戦でさえも、ビッグ3といってもレブロン+不調のオールスター二人といった具合で、ヒートの怖さが余り感じられない。レブロン一人でバランスが取れたサンダーに勝てるのか?今回は難しいのではないか?

先日、CNBCでシアトル・スーパーソニックスがオクラホマにどのように売られたのかを特集する番組が放映された。シアトル市の市長であった無能のグレッグ・ニックルスも、ソニックスのオーナーでありスターバックスの社長・ハワード・シュルツもチームがオクラホマに行くと知っていたようである。しかも、その売買過程の中で、美味しい汁を吸ったようだ。あの番組を見ると、オクラホマを素直に応援する事が複雑になる。一方メンフィス・グリズリーズがシアトルに来るかも?という報道があった。ユニキタスネットワークの社長がグリズリーズを買収したのだ。メンフィスは好きなチームだが、そのチームがスーパーソニックスに変わるというのは複雑な思いである。まあ、雑音は無視して、後一週間は純粋にバスケを楽しもうか?

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