11/17/2012

百花繚乱と言うより、主義主張は本当にあるの?

第三局は野合だ!などとの意見が挙がっているが、それはもっともだと思う。ただ、自民党や民主党自身も野合である。(因みに中国語で「野合」とは、アウトドアで性行為をする事の隠語だというのはご存知でしょうか?)ノーラン・チャートの分析に従って、既存の政党を分別してみた。私は右上を支持しているので、そういった政党が一緒になればいいと思っている。勿論、政治家個人の好き嫌いはあるだろう。減税日本のスタンスは好きだが、河村は嫌い、とかである。前原派の立ち位置は良いが、前原は情けない、などである。だが日本は政党政治のシステムをとるため、政党に基づいて投票する義務がある。そして、政党は野合をしない責任がある。

みんなの党、共産党や維新の会が個人的自由をどの程度推進してくれるのかは正直良く解らない。或いは石原の所や民主党の前原派が経済的自由をどう考えているのかは謎である。でも、まあ、この図はある程度のリアリティーを反映しているものと思う。

第三局だけではなく、政党再編しかない、と思うのだが....
左上が所謂「左翼」であり、右下が所謂「右翼」である。主流派は、左上から右下の対角線上で動く。普通の文脈で使うところの左右はそういったところから来ている。

一般的な経済学の前提は「個人の選択の自由」と「自由な市場」として教育を受けているので、一般の経済学者は自由至上主義的な考え方をする。ただお茶の間で人気を博そうとすれば、少し違ったポジションを取る必要がある。森永さんのように左上に陣取る人達、そして三橋某の様に下のポジションを取る人達。まあ色々出てくるわけだ。

一方、全く興味は無いのだが、21世紀の社会でいまだにイデオロギーを唱えている人達も大勢いる。桜井さんや八木某のように右下のポジションを取るのが、良く使われる意味での右翼となる。しかし、個人的な自由を認めないのに経済は自由にさせろ、などという捩れた意見は正直意味が解らない。保守主義を自認していたが、経済的な自由を認めたくないという、頑固な連中は必ず出現する。そうなると、おぼっちゃまくんの作者の様に、左下のポジションになってしまうのだ。筋は物凄く通っている。一方、左巻きの人達は左上のポジションをとる。個人の自由は優先するが、経済は管理しろ、という可笑しな主張を始めるわけだ。

まあ、皆がそこまで極端な事を言っている訳でもない。このチャートの中心が絶対不動の自民党田中派であったりするのは、偶然ではない。まあ、こういったチャートを元に、有権者も真面目に政治の事について考えて欲しいと思う。

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