私は百田さんが好きである。というのも、百田さんは小さい頃から親しみがあるからだ。関西で育った私は、漫才師が司会をする夕方のお笑い番組をよく見ていたが、ちょこちょこ放送作家の百田さんが出てきて漫才師と絡むのが面白かった。例えば、トミーズが司会をしていた「うぉんてっど!」というABCの番組が好きだった。雨上がり決死隊とか、バッファロー吾郎とか、ベイブルースとかが出ていたのだが、そういった吉本の若手漫才師(当時)に放送作家の百田さんが絡むのだ。私の中では、おもろい禿のおっさん、というイメージしかなかった。百田さんが探偵ナイトスクープの構成を担当していた事も、皆が知るところだろう。百田さんは吉本の漫才師を束ねる台本書きなのである。そして関西人は皆、百田さんの書いた台本に笑い、日常を送って来たのだ。
その百田さんが「永遠の0」を執筆し、売れっ子作家になる。そして、今では右翼コメンテーターの様なポジションになっている。私の中では、百田さんは未だに大阪出身の「禿のおもろいおっさん」であり、庶民の考える普通の意見を歯に衣を着せずに発言しているだけにしか見えない。そして、それこそが放送作家時代に百田氏が磨いた演出力であり、何を言えば聴衆が食いつくかを熟知しているのだと思う。
マスコミにすれば、「放送作家の百田さん、ごちそうさん」という事になり、百田さんの発言に尾ひれがつく。それに対して熱くなっている一部の視聴者は、所詮はマスコミの掌の上で踊る「アホウな国民」なのだろうし、百田氏を政治討論会とかの真剣なイベントに呼ぶ自民党の先生たちは、「本当の馬鹿」なのだろう。
私は百田さんの芸風が大好きだし、今後も応援したい。
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7/02/2015
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