復興(トランスアジア)航空が南港と汐止の間の基隆川に墜落した事件が起こった。インパクト度で言うと、後藤さん斬首事件の比ではない。しかし、タクシ一台が窓ガラスを撃破した事を除いては、地上での犠牲は全くなかった。死者が多数出たとはいうものの、助かった人たちもおり、これは奇跡としか言う他はない。偶然ではなかったとすれば、パイロットのグッドジョブである。
もし少しでもずれていれば、地上での多数の死者を出したであろうし、電線などをカットしていれば、台北市や新北市の汐止区などを中心に大停電を引き起こした可能性もあるのだ。台北はご存知の通り、人口が密集している。オフィス、住居、市場などに飛行機がヒットしていれば大惨事になったはずなのだ。
墜落した場所は南港ソフトウェアパークの近所であり、地下鉄木柵線のすぐ外側である。松山空港は人口密集地に位置しており、よくこんな空港を放置しているなあ、と思う事が多々ある。空港から南に一キロ強行くと、台北随一の繁華街である東区(忠孝復興など)である。この事件を機に、松山空港を廃止ししようという動きが出てくるかもしれない。空港跡地を再開発すれば、台北はもっと面白くなるだろう。
不幸中の幸いとして、この事件は扱うべきであろう。今後ブラックボックスの解析で明らかになる事であろうが、パイロットが数十人、あるいは百人単位の命を救ったのだ。
[追記(2・8)]上記の記事を書いた後、パイロットが問題がなかった側のエンジンを切ったのかも知れない、という情報が流れている。あり得ない話だとは思うのだが、もしそうであれば、パイロットのせいで墜落した訳である。もう少し事故の詳細に注視する必要があるだろう。
後述:パイロットのミスが致命傷となって墜落したそうです。地上の被害がなかったのは奇跡か偶然のようです。全然偉くないです。
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2/04/2015
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