昨日の日本女子の快進撃で酔いしれているところだが、ドレスデンではアメリカ対ブラジルの試合が行われた。審判の試合運びなど、疑問符がつく試合ではあったが、PK合戦の末、アメリカがブラジルを破り、4強に駒を進めた。準決勝は、日本対スウェーデン、そしてフランス対アメリカとなった。決勝で仮に日本対アメリカなどになれば盛り上がるだろう。
開始二分、ブラジルのゴール前で横に飛んできたボールをダイアンがクリアしようとして運が悪くオウンゴールとなり、アメリカが1-0でリードを奪った。
後半である68分には、微妙な判定ではあったがアメリカ選手のビューラーがペナルティーエリア内で取られる。しかも、レッドカードで退場。ブラジルにペナルティーキックのチャンスを与えた。マルタのペナルティーキックであったが、ゴーリーのソロが止めた。素晴らしいプレーにソロは吼えている。しかしアメリカの選手がマルタが蹴る前にラインを越えたという事で、プレーは無効になる。そして蹴りなおし。マルタが蹴ったボールはゴールに突き刺さり、アメリカの全ての選手が無念さを表す。以降、アメリカは10人で闘うことになる。
そのまま1-1でレギュラータイムが終わり、延長戦に入る。延長開始2分、どう見てもオフサイドだったが、マルタが振り返り際にゴールを決める。審判はオフサイド判定をとらず、ブラジルが2-1に。そして、そのまま試合が終了するかと思われた。延長30分を経過し、アメリカの負けが確定したように思われた。しかしロスタイムが二分過ぎ、要するに122分、ミーガン・ラピーノのクロスを、アビー・ウォンバックがゴールキーパーの前からヘッドで美しく決め、なんとアメリカが終了間際に同点に追いついたのだ!
そしてシュートアウト。ブラジルもアメリカもそれぞれの選手が確実に決める。ブラジルの4人目、ゴーリーのソロが再度のファインプレー。右側に来たゴールをはじき返す。その後、アメリカの二選手がきっちりとペナルティーを決め、4-5でアメリカが次の試合に駒を進めた。ドレスデンの奇跡、などとESPNは言っていた。
何も知らないので、今回の女子ワールドカップは先入観無しにスポーツとして楽しめる。準決勝、決勝ともに楽しみである。
雨が降り続くシアトルに住むブログ主が、カプチーノを飲みながら、時事・経済・政治・食・スポーツ等について社会科学的見地から騙ります。広告のクリックをする事、宜しくお願いします!
7/10/2011
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2025参議院選:各党の政策の分析
各党が政策を発表しているが、私は話半分で聞いている。耳障りの良すぎる政策など、できるわけがない。重要視されるべきは、その政党に政策を書く能力があるかどうか、そして、政策の後ろの背景は何か、という事を見透かすことだけだと思う。政策を一字一句読んでみて、それらを真摯に受けて投票の判断...
-
(広告のクリックお願いします!) 夏になるとステーキを食べたくなる人たちが大勢出てくるのか、友人やその奥さんから牛に関する質問を良く受ける。当ブログの アメリカステーキは何故美味しいのか という偏った記事が一番読者を集めているようである。私自身も牛ステーキが大好きである。ア...
-
(注:この記事はミディアムレア以上に焼いたステーキの話であって、生肉の話ではありません。ステーキのレアが好きな人の多くは、単に生肉が好きな場合があります。私も生肉が大好きですが、このページでは牛タタキ風ステーキの話はしていませんので悪しからず。生肉が好きならばわざわざレストランに...
-
アメリカという国は、思っている以上に保守的で宗教的である。アメリカ流のキリスト教的な価値観があり、右も左もその上で戦う。マリファナを推奨したり、同性愛結婚を推奨したり、戦争反対を言ったり、死刑廃止を訴えたり、中絶を支持したりする人達も、キリスト教のアンチテーゼとしての政治的な発言...
0 件のコメント:
コメントを投稿