ラベル NBAプレイオフ2013 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル NBAプレイオフ2013 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

6/21/2013

ヒート優勝。負けたスパーズは天晴れ。

これは2012-2013シーズン・プレイオフの記事です。2014年の記事はこちらから

今年のNBAファイナルは、紐を解いてみると、例年になく熱い戦いになった。一進一退で、監督同士がお互いの弱点を見つけて、無茶苦茶な点数差の試合が数試合続いた。そして、第六戦、残り5分にはサンアントニオの勝ちが決定したと思ったのだが、レブロンとレイ・アレンがクラッチの3PTを決め、同点で延長戦に突入。そして第七戦の接戦である。軍配はマイアミに上ったが、サンアントニオの品位のあるバスケットボールには敬意を払わずにはいられない。「地味な」試合をする組織バスケのサンアントニオを、レブロンの力でギリギリ捻じ伏せたのだ。

しかし、ファウルも少なく、綺麗なバスケを見られたことは、何よりも価値があった。バスケはこんなにも面白く、深いものだという事を嫌というほど見せてくれた。汚いバスケも、それはそれで面白いが、ここまでクリーンなバスケが決勝で見られるとは思わなかった。

マイアミは結果的にラッキーだったと思う。ボッシュが前半に3ファウルを犯したため、バードマンのプレー時間が増えた。バードマンがいた事でスパーズが攻撃に苦慮した。バティエが3PTを入れまくった事から、ウェイドの代わりにバティエを使う時間が増え、この事もスパーズの得点力を削いだ結果となった。グリーンなどが苦悩した原因も、ディフェンスにある。そして、早い時間帯からレブロンをトニー・パーカーに張りつかせた事で結果が出たのだろう。一方のスパーズは、契約が切れるジノブリを使わざるを得なかった。パポビッチの温情采配ではなかったのか?それとパーカーは足の状態がかなり悪かったのかもしれない。

今回のファイナルで改めて解ったことが数点ある。

1) レブロンはMVPに相応しい、得点力も防御力も兼ね備えた選手である。
2) ダンカンは恐らく、NBAの歴史上、最高のパワーフォワードである。
3) トニー・パーカーはNBAでも最もバランスの取れたポイントガードである。
4) バードマンとバティエのディフェンス力は抜けている。点数が入れられなくても、スターと一緒にディフェンス要因を入れなければバスケは勝てない。
5) レナードは、今後オールスター級に成長する。
6) ジノブリは、終わった。給料には見合わない。36歳だし、仕方ない。それでもイレギュラーなドリブルでのレイアップは健在だった。
7) ビッグスリーと呼ばれているが、ボッシュとウェイドはレブロンの半分くらいしか貢献していない。レブロンと一緒に使う意味がないかも知れない。人気の面でも、コストパフォーマンスが見合うのか?
8) ウェイドとジノブリはパスさえも出来なくなっている。

10月までバスケが無くなる。野球はテレビで見ても面白くないので、スポーツ観戦の回数がぐっと減る季節となる。スパーズはオフにジノブリをどうするのか?多分放出されると思うが、今年の給料をもらえることは無いだろう。

6/19/2013

NBAファイナル、泣いても笑ってもあと一戦。

これは2012-2013シーズン・プレイオフの記事です。2014年の記事はこちらから

NBAファイナルは第六戦の第四クオーターの終盤から、初めて手に汗を握る面白いゲームを見せて貰った。

トニー・パーカーのパフォーマンスがイマイチであった理由は、ひとえにレブロンがガードしたからである。レブロンがヒートの一番良いディフェンダーなのだから、一番良いプレイヤーをガードさせた事には違和感はない。寧ろ、「漸く気付いたか!」という程度の話しである。ヒートが勝って勝ち星を五分五分にしたというものの、レブロンのパフォーマンスがイマイチだったと考える人もいるだろう。ディフェンスに力を入れると、どうしてもオフェンスが抜けてくる。レブロンの得点力が剃られていたのは、トニー・パーカーに対する執拗なディフェンスのせいであった。結果、勝てたのだから、その作戦は成功したのである。

ティム・ダンカンが点数を入れまくった。これは、ひとえにボッシュの糞ディフェンスの問題である。ヒートはハズレムを抜いて、スリーポイントを入れられるマイクミラーにスターターをやらせた。それに反応するように、スパーズはセンターのスプリッタ―を抜いて、ジノブリをスターターで使ってスモールラインナップで臨んだ。という事は、ボッシュとダンカンがマッチアップしたのだが、ボッシュのディフェンスはザルであった。

もう一人、糞のようなプレーをしたのは、ウェイドである。頻繁にダブルチームも行われていたが、ターンオーバーが多すぎる。怪我の影響もあろうが、ウェイドは信頼できる選手ではなくなっている。

第四戦と第五戦で使わなかったバードマン、そしてこのシリーズで出場機会が減っていたバティエを有効的に利用してきたことは好感が持てる。結局、バスケットボールはディフェンスで我慢して、ミスマッチが起こった時に得点力が爆発するのを待つしかないのだ。

ウェイドとボッシュを使う時間を落とし、バティエとバードマンを有効的に利用し、得点は基本的にレブロン中心。そうすればヒートが勝つだろう。逆に、ウェイドとボッシュに頼ると、スパーズが軽く捻りつぶすのではないか?監督の頭の差がゲーム7に現れよう。

6/07/2013

NBA2012-2013シーズン ファイナル:サンアントニオ・スパーズ対マイアミ・ヒート

これは2012-2013シーズン・プレイオフの記事です。2014年の記事はこちらから

2012-2013のNBAファイナルはヒートとスパーズの一戦となっている。インディアナとメンフィスはディフェンスの鬼チームであったが、残念ながら両チームともカンファレンス決勝で姿を消してしまった。(私は内心、スパーズ対ペーサーズの決勝になるのではないかと冷や冷やしていた。いわば、ミュンヘン対ドルトムントのような地味な試合になる。スパーズ対ヒートなら、ミュンヘン対バルセロナである。)一方のヒートとスパーズは、ディフェンスも得点力もある、バランスの取れたチームという事が出来ると思う。東コンファレンスで一番強いのはヒートで間違いないし、西で総合的に一番強いのもスパーズで間違いない。つまり、頂点と頂点のマッチアップとなったわけだが、イメージとしては、派手さが売りのヒートと地味な組織的なバスケをするスパーズの対戦という事になる。後述するが「面白さ」という意味のマッチアップ的には微妙である。

既に第一戦目が終わっており、後出しじゃんけんの気味があるが、マッチアップを精査したい。

PG トニー・パーカー(ジェノブリ)対チャーマーズ(ノリス・コール)
SG ダニー・グリーン(ジェノブリ)対デュウェイン・ウェード(レイ・アレン)
SF レナード対レブロン・ジェームス(バティエ、ミラー)
PF ティム・ダンカン対ハスレム(ジェームス、ボッシュ)
C スプリッタ―(ディアウ)対クリス・ボッシュ(バードマン)

派手さと得点力が売りと思われがちなヒートであるが、実はディフェンスにかなり力を入れている。一方、ディフェンスが売りと思われがちなスパーズであるが、結構得点力がある。

ポイントガード対決は、パーカー擁するスパーズが圧倒的に有利である。ヒートは、他の選手にディフェンスが回っている間に、3Pを入れるくらいしかできない。

SGであるが、ヒートのウェードは微妙である。怪我の影響もあるかもしれないが、攻撃的には数年前の怖さはなくなった。ウェードが巷ではディフェンスが巧い選手として扱われているが、私はその意見に与しない。確かにウェイドは凄いブロックショットを決めたりするが、マンツーマンで張り付くような(トニーアレン、バティエやセフォロシャを思い浮かべて貰うとよい)ディフェンスはできない。レイ・アレンは3Pを含むシュートの達人であるが、ディフェンスがかなり「ザル」である。一方、スパーズのグリーンもスリーポイントの達人だ。ただ、6人目の男としての役割で使われているが、スパーズの本当のSGはジェノブリだ。ただ、このプレイオフでのジェノブリの不調さが酷い。ジェノブリが復調すればスパーズが圧倒的に有利である。ウェイドはスパーズにとっては怖くない選手である。

SFであるが、レブロンが圧倒的に有利だが、レナードの身体能力は高く、ディフェンスは巧い。執拗なディフェンスにレブロンは苦しむと思う。ただ、苦しんでも30点くらいとるのがレブロンである。一方、レブロンはレナードをディフェンスするのだろうが、レナードはスパーズの攻撃システムの中では「衛星」の役割に過ぎない。レブロンはティム・ダンカンなどへのダブルチームの役割に回るのだろう。それはリソースの無駄だと思う。

PFはティム・ダンカンが圧倒的に有利だ。センターのバードマン(クリス・アンダーソン)などがダンカンをディフェンスするかもしれないが、アンダーソンのマンツーマン型の縦ディフェンスではダンカンの攻撃を防ぐのは無理だろう。ボッシュをダンカンにつけようとも、ディフェンス的には微妙そのものである。

センターはクリスボッシュとスプリッタ―というなんとも微妙な組み合わせだ。ディアウが出てきても、主要選手としての扱いではないだろう。ディフェンスの要であるバードマンが誰をディフェンスするべきなのかも明確でなく、マッチアップになっていない。

ヒートの監督、スポウルスタは早急に自チームの誰が誰をディフェンスするのかを明確にしないと、かなり酷いことになると思う。グリズリーズがスパーズに負けたのも、その辺りが原因であるからだ。スパーズの一番の武器は何よりもパポビッチであるのだから。ヒートは明確に三人、ディフェンスに優れた選手がいる。貼り付けるバティエ、身体能力のレブロン、そして垂直ブロックのバードマンだ。この三人をどのように使うのか?監督の戦略をみてみたい。

私がスポウルスタであれば、絶対にディフェンスを固める。アンソニーを投入して最初からをダンカンに張りつけ、禁じ手であるがレブロンにトニー・パーカーをガードさせる。バードマンを早めから使い、スプリッタ―につける。ジェノブリが出てきたら、すぐにバティエを入れる。その三人さえきっちりとディフェンスすれば、後は「普通に」ディフェンスすれば良いのだ。そして、攻撃は無視。個人の力でどうにかなるし、ヒートは3Pを入れられるチームである。スパーズの組織的なディフェンスの前には、戦略を立てても無駄であるからだ。一方、スパーズがシューター揃いのゴールデンステートに結構苦戦したことを思い出すべきである。

スパーズが4-2で勝つと見た。試合としては、見ていて「面白くない」微妙なゲームが続くだろう。何故なら、スポウルスタの戦略に、パポビッチが微妙にミスマッチを仕掛けてきて、チグハグなバスケになってしまうだろうからだ。

5/28/2013

グリズリーズ、老獪スパーズの前で点数入れられず。

これは2012-2013シーズン・プレイオフの記事です。2014年の記事はこちらから

私の中での優勝候補、グリズリーズが四連敗であっさりと負けた。バスケ好きの私でも、興醒めするくらいの地味な試合で、視聴率を心配してしまった。両チーム、フリースローを外したり、レイアップをミスしたりしていたが、それだけ両者のディフェンスが強かったという事だ。で、スパーズが決勝戦にコマを進めた。私の中では、けっこうあっさりとグリズリーズが勝つと思っていたので、何故グリズリーズが負けたのかを検証したい。

①グリズリーズはゾーンディフェンスを崩せず、それに対応した攻撃ができなかった。スパーズの研ぎ澄まされたディフェンスに阻まれ、ペイントの中でシュートを撃てなかった。ランドルフとガソールはボロボロだった。背が高い三人が中でディフェンスすれば、そりゃ、どうしようもない。

②ディフェンス要因のプリンスとアレンの得点力が無さ過ぎて、無視された。逆に、得点力がある他の三人にディフェンスのリソースが回された。これはパポヴィッチの戦略勝ちである。というか、プレイオフの試合を何度か見れば解る事である。問題は、これに対してホリンズが対策を打たなかったという事に尽きる。

③やっぱり、決めるにはルーディー・ゲイが必要。グリズリーズのディフェンスは光っている。問題の有った時間帯も何度かあるが、あれでもスパーズの攻撃を巧く抑えている。ただ、ディフェンスだけでは勝てない。ルーディー・ゲイをトロントに出したトレードが、こんなところで悔やまれる。ルーディー・ゲイがいれば、攻撃にもっと厚みが出ていただろう。スパーズは、グリーンやボナー程度の選手が簡単に点数を入れて来た。というよりも、マンツーマン+ダブルチームディフェンスをどのように潰せば良いのかを理解しつくしたチームプレイであった。

結局、攻撃力の単調さと、ホリンズの単調さ、パポヴィッチの老獪さ、そしてダンカンとパーカーの好調さが勝因であった。しかし、最後の三戦、スパーズのバスケは決して簡単ではなかった。が、グリズリーズは明らかに一枚(ルーディー・ゲイ?)足りなかったのだ。

グリズリーズは敗れ去り、また来年に挑戦となるのだが、このディフェンス力を解体して欲しくはない。ただ、トニー・アレンはFAであり、チームの中心が抜ける可能性があるのだ。ホリンズは典型的な硬直的な監督であるが、グリズリーズのチームはその良さが出ているだけに、変にチームをいじくって欲しくない。トニー・アレンの代わりに、レイ・アレンのようなシューターを入れると面白いかな?とも思うのだ。

一方で、勝ったスパーズであるが、調子が上がってきている。ジェノブリのプレーは悪かったが、パーカーとダンカンが素晴らしかった。ただ、GS戦の時にも問題だったが、早いシューター相手には、スパーズの組織的なディフェンスも翻弄される。マイアミは身体能力が優れた選手が大勢いる。

5/18/2013

NBA西コンフェレンス決勝:サンアントニオ対メンフィス

これは2012-2013シーズン・プレイオフの記事です。2014年の記事はこちらから

マイケル・ウッドソン率いるニューヨーク・ニックスであるが、見ていてとても詰まらないチームに成り下がってしまった。得点力に物を言わせて、シーズンでは勝てるが、プレイオフのような頭を使わなければいけない場面になると、ボロが出る。インディアナ相手に、誰が誰をディフェンスしなければならないのかなど、チームが意思統一をしていなかった。あれでは負けても仕方ない。勝ったペーサーズ、マイアミを下すことは難しいだろうが、結構苦しめると思う。

さて、愈々明日からスパーズ対グリズリーズの西カンファレンス決勝戦が始まる。いつも通りにマッチアップを見て行こう。

PG:トニー・パーカー対コンリー
SG:ダニー・グリーン(ジノブリ)対◎トニーアレン
SF:レオナード対○プリンス
PF:◎ダンカン対◎ランドルフ
C:スプリッタ―(ディアウ)対◎ガソール

とまあ、こうなるのだが、スパーズはマンツーマンというよりもチームディフェンスを得意とする。昔はスパーズにはロールプレイヤーが一杯いたが、ブルース・ボウエンのようなディフェンス専門の選手は今は昔で、スパーズの選手層は薄くなっている。

二年前はグリズリーズがスパーズをプレイオフの第一戦で下した。あの時に比べて、スパーズは弱っている一方、グリズリーズは纏まりを見せている。グリズリーズ相手には、老獪さよりも、フィジカルさを見せなければいけないのだが、そんな力が今のスパーズにあるのかどうかは疑問である。ただパボビッチは、執拗にマッチアップをずらして来たり、相手が嫌がる事をし続ける。ディフェンス中心の、80対76で決まるような「いやらしい」バスケが楽しみで仕方ない。

4-1であっさりとグリズリーズとみた。

5/08/2013

第二戦のグリズリーズ、第四クオーターに仕事をきっちり。サンダーを撃破。

これは2012-2013シーズン・プレイオフの記事です。2014年の記事はこちらから

オクラホマシティー・サンダーとメンフィス・グリズリーズの第二戦。第一戦を僅差で落としたグリズリーズが面目なるのかに注目が集まった。

ただ、以前の記事でも述べたことだが、グリズリーズ得意のフィジカルなディフェンスが第三クオーターまでは影を潜めた。余りのミスマッチぶりに、とても詰まらないバスケットボールを見せられる事になってしまった。

ディフェンスに定評があるテイション・プリンスがデュラントを徹底的にディフェンスするのだが、いくら頑張ろうともデュラントを完全に止めるのは不可能である。しかも、プリンスがシュートを外しまくったので、グリズリーズのホリンズ監督は、プリンスを下げてトニー・アレンにデュラントのディフェンスをさせた。トニー・アレンはオール・ディフェンダーのファーストチームに選ばれた程のディフェンスのエキスパートである。しかし、身長の高いデュラントにトニー・アレンをマッチアップさせることには、無理がある。無駄なファウルを何個かとられ、ベンチに帰らざるを得ないような状況になった。トニー・アレン自身もかなりイラつきが目立った。で、ファウルが重なり、ポンデクスターがデュラントのディフェンス担当になった。これは面白くない。

スコット・ブルックは、マッチアップの隙をついて、スモールバスケットに集中した。イバカをセンターにし、PFにデュラント、SFにケビン・マーティン、そしてガードにフィッシャーとセフォロシャというふざけた面子で試合に臨んだ。その結果、ザック・ランドルフがデュラントをガードするという見たくないバスケを見せられた。一方、マーク・ガソールをデュラントがガードするのだが、明らかなミスマッチであり、第二クオーターは点数の取り合いになってしまった。

こんな詰まらない試合を見るくらいならバンクーバーのホッケーでも見た方がマシだ!とも思ったが、第四クオーターに入って、漸く試合が面白くなった。プリンスがデュラントに張り付き、トニー・アレンがセフォロシャを無視して、デュラントにダブルチームをかける。内は、マーク・ガソールとZ坊のコンビ対コリソンとイバカのコンビで押し合いをする。コンリーはフィッシャー相手に点取りに徹する。激しいフィジカルな試合になり、かなり面白かった。ホリンズはディフェンスの時はアレンとプリンスを使い、攻撃時にはポンデクスターとベイレスを入れる。自分達のロールがはっきりと解る采配であったのではないか?

が、グリズリーズはもっと簡単に勝てた試合だと思う。グリズリーズの先発5人の息がぴったりなので、いじくり回したくないのは解る。第一クオーターからダブルチームをする必要もない。やはり、トニー・アレンをシックスマンとして使う方が賢いと思う。一方で、サンダーはマーティンの不調が誤算だった。ただ、調子の良い時のマーティンは点数を入れまくる。どうやってマーティンを使うかが勝負の分かれ目だろう。瞬間湯沸かし器のパーキンスの代わりにきっちりとディフェンスできるコリソンを、試合のカギとなるような場面で入れておくのも正解だ。

中四日空くが、メンフィスではグリズリーズがもう少し簡単なバスケをさせて貰えるだろう。クリッパーズ戦の方がもっと緊迫感があって面白かった。カリー率いるゴールデンステーツの猛攻を、第四クオーターとオーバータイムに大逆転で撃破した王者サンアントニオスパーズとの西カンファレンス決勝戦が今から楽しみで仕方ない。


5/05/2013

メンフィス対オクラホマシティー:プレイオフ第二ラウンド

これは2012-2013シーズン・プレイオフの記事です。2014年の記事はこちらから

ケンタッキーダービーは泥々のシチュエーションの中、オーブが力通り後ろから捲って押し切った。こういう馬場になれば、綺麗な血が物を言ったのかもしれない。この馬は、故障さえなければ、アメリカ競馬はスターに困らない。古馬戦線になってもきっちりと活躍するだろう。それどころか、久々の三冠馬になるのではないかと考えている。ケンタッキーはスピード馬が優勢のため、ベルモントが鬼門なのだが、オーブはベルモント向きの馬なのだ。次の狭いピムリコのプリークネスを少頭数に乗じて勝ちさえすれば、久しぶりの快挙となるだろう。

 ホッケーもプレイオフになったが、我がカナックスは二連敗。二戦目は、ラスト一分にキーパーを下げたシャークスに同点にされ、延長で負けるという最悪のパターン。この辺の話はまた機会があれば取り上げよう。 

さて、バスケットはプレイオフの第二ラウンドだ。ロケッツは、デルフィーノを欠いて、万事休す。サンダーが勝ちあがった。グリズリーズはクリッパーズを二連敗のあと四連勝で下した。バスケはマッチアップなので、「主力」のマッチアップを見て行きたい。

 サンダー対グリズリーズ
PG:ジャクソン(フィッシャー)対◎コンリー
SG:◎セフォロシャ(マーティン)対◎トニーアレン
SF:○デュラント対◎プリンス
PF:◎イバカ(◎コリソン)対○ランドルフ
C:パーキンス対◎ガソール 

注:◎はディフェンスに定評がある選手。○はディフェンスが普通に巧い選手。勿論、ディフェンスの巧さは人それぞれに特色がある。

勿論、この面々を中心にアジャストされるのだが、サンダーの方が多彩なメンツを揃えていることがわかる。一方のグリズリーズは先発メンバーが完全に固定されている。 さて、マッチアップだが、トニーアレンとセフォロシャが無駄にマッチアップしているのだ。セフォロシャのディフェンスはコンリーに向かうことになるだろうし、トニーアレンはケビンマーティン待ちになるのだろうか?パーキンスではガソールを下せそうにない。だが、ガソールのディフェンスを誰に向けるのか?マッチアップ的には面白くないが、余剰乗員を持つグリズリーズが簡単にサンダーを下せそうだ。

ただ、当たり前の話だが、ケビンマーティンとケビンデュラントの二人が点数を入れだせば、サンダーは勝てる。マーティンのディフェンスをどうするのか?これがこのシリーズのポイントとなるのではないだろうか? 

去年も言った事だと思うが、本当ならばシアトル対バンクーバーのカスケーディア対決であったはずなのに、南部の田舎にやってきた両チーム。しかし、アメリカの南部の経済が着実に発展し、北部の経済が見かけ以上に衰退していることを考えると(この話は今後ブログでしっかりと書きます)、仕方ないのかな、とも思う訳です。

5/01/2013

ロケッツ、崖っぷちから手負いのサンダーに二連勝

これは2012-2013シーズン・プレイオフの記事です。2014年の記事はこちらから

ベバリーの強引なスティールで膝を壊し、手術によって長期離脱を余儀なくされたウェストブルックを欠くサンダー。3戦全勝で挑んだ4戦目をヒューストンで落とした。

で、5戦目。サンダーがロケッツ相手に、なんと、まったく勝負にならない。フランシスコ・ガルシアがケビン・デュラントをがっちりとガードすれば、サンダーの得点力は消え去ってしまった。ウェストブルックがいれば、こういう時は早いドリブルで突破してきてレイアウトを狙ってくるのだろう。しかし、ウェストブルックがいないサンダーは、デュラントに頼るか、外に出して誰かが強引に3PTを打つくらいしか攻撃オプションがないのである。3PTシュートは3割くらいしか入らないので、ヒューストンが外から中から攻撃を続ければ、自ずと点数差が開いてくる。

サンダーのディフェンスは、ハーデンとパーソンズを意識しすぎた感がある。その他の選手ががら空きで、ガルシア、アーロン・ブルック、そしてベバリーがかなり楽にバスケットできたのだと思う。さらには、センターのオマー・アシークがインサイドで点数をぼこぼこ入れられるので、サンダーは手も足も出せなかった。

こういう時に、フィッシャーやセフォロシャあたりが立て続けに3PTでも入れられれば、流れも変わったのかもしれないが、それもこの日はなかった。

ヒューストンはジャーミー・リンが出ないことが、結局は功を奏しているのである。そして、ハーデンにPGをさせない事が、さらに好環境を生み出していると考える。リンもハーデンも生粋のSGであり、PGの技術が劣る(「普通の」パスが下手)のではないのかと筆者は勘ぐっている。

しかし、サンダーの見せたみっともないバスケに腹が立った。アシークに執拗にファウルをして、フリースローを投げさせるというものだ。あれは、弱いチームや学生がやる事で、3-1で勝っている昨年の王者が新鋭のチームにやる事ではない。それほどサンダーは余裕がないということか?アシークもそこまでフリースローが下手ではないし、意味のない作戦だったと思う。一回や二回なら解からなくもないが、一体何回ファウルしたのか?いい加減にしてほしい。

第4戦も目が離せない。第二戦も第三戦も、ヒューストンが負けたとはいえ、最後は3点差の好ゲームであった。シリーズは終わってみなければ解らないが、正直ロケッツが勝ちあがるのは難しいと思う。ケビン・デュラントの調子さえ良ければ、いくら他の場所のマッチアップでロケッツの力が優ろうとも、結構簡単に勝てるのではないか?

ただ、どちらが勝ちあがろうとも、メンフィスは下せないと思う。ヒューストン対メンフィスなら、かなり面白い試合になると思う。一方、手負いのサンダー対グリズリーズなら、一方的な展開になってしまうと思う。メンフィスがクリッパーズ相手に勝ちあがると確定したわけではないが、今年のプレイオフはメンフィスが良い所まで行くのではないだろうか?

4/29/2013

2013:NBAプレイオフ第一戦

これは2012-2013シーズン・プレイオフの記事です。2014年の記事はこちらから

イチローさんの移籍に触発された為か、シアトルから引っ越した。当地は日本と気候も近く、シアトルのように辛気臭くない。引っ越してきて間もないのだが、今まではシアトルを見てアメリカを語っていたのだが、改めてアメリカの広さを知った。自分の中の固定観念が崩れていくような事態も経験しており、近いうちにブログの題名も変えようと思う。

ところで、今年もNBAのプレイオフが始まった。プレイオフの第一戦目は一日に3試合ほどが放送されており、非常に忙しい観戦日程となる。マッチアップ別に見ていきたい。

1.マイアミ対ミルウォーキー
ミルウォーキーにはダンリービーやJJレディックなどの味のある選手もいるが、マイアミ相手には勝負になるはずがない。レブロン、レイ・アレン、バードマンやバティエのディフェンスなど、玄人好みの試合運びができる今年のマイアミは全試合観たくなる。

2.ニューヨーク対ボストン
下向きのボストンと、マイク・ウッドソンが上手く回しているニューヨークでは勝負が決まっている感がある。セルティックスのベテラン勢の忍耐のあるディフェンスが、お調子者の揃うニックスにどこまで粘れるかだが、今年の両者は勢いが違いすぎる。

3.インディアナ対アトランタ
興味が沸かない。インディアナは良いチームだが、時間を割いて観る気が起こらない。

4.ブルックリン対シカゴ
東では、この組み合わせが一番面白いと思う。MVPのローズを結局一年使えなかったブルズが、ハインリックをPGに据えてどうにかプレイオフにまでやってきた。デング、ブーザー、ノアといったところのチームプレイには光るものがある。盛り立て役の小っちゃいネイト・ロビンソンも健全であり、面白いチームである。一方のブルックリンも痛いチームだ。デロン・ウィリアムズ、ロペスの兄貴、ジョー・ジョンソンの得点力は光るものがある。ジェラルド・ウィリアムズの衰えぶりは酷いが、リアリティーショーでいちびってキム・カーダシアンに騙されたハンファリーを使わずに、ディフェンス及びリバウンド専門のレッジー・エヴァンズを使っていることがチーム上昇の要因だろう。私はブルックリンを応援している。

5.オクラホマ対ヒューストン
一年を通して追いかけてきた若いヒューストンだけに、頑張って欲しいのだが、昨年の西のチャンピオンのサンダーには歯が立たないだろう。ロケッツはPFのパターソンとマーカス・モリスの二人をトレードしてしまって、ケミストリーが壊れてしまった感がある。ハーデンの甘さ、リンの下手さ、ピアソンの脆さが見える形になってしまっている。チームを立て直して、また来年頑張って欲しい。

6.サンアントニオ対LAレイカース
今年の無茶苦茶なレイカースでは勝てるはずがない。しかもコービーが怪我。ナッシュやワールドピース氏も出られないとなっては、老獪なスパーズには勝てない。スパーズはいつものように、感情を押し殺して確実に勝ちに来る。

7.デンバー対ゴールデンステート
どうでもよい組み合わせ。ウォーリアーズはデイビッド・リーが怪我で出られず、ボグトに任せるよう。モンタ・エリスがバックスにトレードされてからの、ステップ・カリーのクラッチぶりには頭が下がる。まあ、切迫した試合運びになるのだろうけど、どっちが勝っても次のサンアントニオには手も足も出ません。

8.LAクリッパーズ対メンフィス
こんなに面白い組み合わせがいきなり初戦から。どっちも大好きなチームなので、難しいが、グリズリーズに頑張って欲しい。ゲイがトロントに行ったかわりに、デトロイトからやってきたプリンスの力量はイマイチだが、ガソールの弟やランドルフを中心としたインサイドの攻撃はいまだに健全。クリッパーズは、クリス・ポールとグリフィンの名前は語りつくされている感じがあるが、ビラップス、クロフォード、バーンズ、バトラーなど、非常に面白い面々を揃えた。セカンドチームの質は多分、今年のNBAで一番なのではないか?


サウジはポンコツ。何も出来ない

フーシ派がマユン島を占領して、紅海の入り口をコントロールしており、ムハンマド・ビン・サルマーン(MBS)がトランプに米軍がフーシを攻撃するように要請したとのニュースが流れた。トランプは断ったという。このニュースを受けて、原油は暴騰。 サウジはアラブ諸国の雄じゃないの?このくらい、...