ラベル 国際政治 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 国際政治 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

5/17/2021

ハマスが100%悪い

イスラエルがガザストリップのハマスから攻撃を受けたことに対し、ハマスのテロリストたちの拠点を叩きのめしている。いつも通り、日本のメディアはハマスとイスラエルの暴力の応酬はどっちもどっちというような報道であったり、盾にされているパレスチナ人が可哀そうといったセンチメンタルな報道で溢れている。

今回の問題に関しては、ハマスのテロリストグループが100%悪い。防衛副大臣のアホぼんが、イスラエルに加担するようなツイッターをして、メディアに差別的だと批判されていた。普段は中山のアホぼんのいう事を馬鹿にすることが多いのだが、この一件に関しては完全に同意する。

東エルサレムでパレスチナ人の移動を、イスラエル人がフェンスを張って妨害した事で、ラマダン明けの住民が反発して小競り合いになったのが今回の一件の原因だと報道されている。これはハマス側の言い分であり、実際はパレスチナ暫定自治政府が15年ぶりの自治評議会選挙を延期したことにあるのは事情に詳しければ誰でも知っている。アッバスはイスラエルが東エルサレムでの選挙実施が保証されるまで選挙を無期限で延期すると言い出したのだ。イスラエル側は、東エルサレムでの選挙についてはパレスチナ側の問題と言っていたにもかかわらずである。これは、アッバスの政治指導力に対して、自陣側で疑問が上がっており、選挙を実施することが不利と見たからという解釈が有力である。ハマスは選挙の延期に業を煮やし、ガザ地区での閉塞感を打破し、自身の存在感を示すために威嚇行為を行い、暴力行為にエスカレートしていった。

このような基本的な見解が日本のメディアで報道されていないことに疑問を感じる。東エルサレムの問題のはずなのに、何故ガザ地区だけでドンパチやっているのか?日本の視聴者は誰も疑問にすら思わないのだろうか?

ハマスが人口蜜のガザ地区で、病院、学校、メディアなどを人間の盾としてテロ活動を行っていることは広く知られている。今回はイスラエルがAP通信の入ったビルを攻撃したが、そういう事である。やりすぎも何も、ハマスはテロリスト組織であり、これは残念ながらきちんと叩く必要がある。

アラブ対ユダヤの話をする呑気な人も多くいる。イスラエルはユダヤ教を国教とする多民族国家であり、イスラエル国家のアラブ人が普通に生活している。一方で、ガザストリップのパレスチナグループはユダヤ人を滅ぼすことを目的としたハマスというテロリストに支配されており、パレスチナ自治政府という名ばかりのふわっとした束縛でまとまっている集団である。

日本のメディアの中東報道には心底ガッカリする。暴力そのものが悪いという理想論は尊重するが、政治権力的な背景については、一方の言い分を載せずに、真面目に分析して報道して欲しい。

5/14/2021

悪魔と契約した共和党、リズ・チェイニーを追放。共和党は分裂か?

ワクチン打ち終わると、コロナの問題などどうでも良くなった。コロナの話など、今は昔。日本はオリンピックをするとかしないとかで揉めてないで、さっさと皆にワクチン打ったらどうですか?

ディック・チェイニー元副大統領はバイデンの特使として、台湾で蔡英文と会う様子が映っていたが、その娘であるリズ・チェイニーが大変なことになっている。リズ・チェイニーはワイオミング州の下院議員であり、共和党下院議員のナンバー3の座を有していた。例の議会侵入事件の後、共和党議員でありながらトランプの罷免を支持した。

リズ・チェイニーは、トランプにべっとりの共和党の同僚たちを公然と批判し、共和党内の「トラブルメーカー」のような扱いを受けていた。2020年の大統領選で民主党が不正行為により勝利を収めたとするトランプ氏の誤った主張を痛烈に批判し続けているのだ。ミッチ・マコネルなど、非トランプの主流派たちは、腹の中ではトランプを見下しながらも、公然とトランプを批判することを避けている。が、下院のリズ・チェイニーと上院のミット・ロムニーは怖いものがないのか、堂々とトランプを批判している。

私は、共和党の主流派の主張に共感することが多い。トランプは共和党の腫れ物であり、頭の弱い有権者を騙して共和党を乗っ取った異物だと考えている。勿論、トランプの主張にも正しい事は多くあるので、そういう主張を共和党が利用している時は嬉しかった。しかし、トランプの考え方の根本はただの頭の悪い衆愚政策であり、支持することは出来ない。

カリフォルニア選出で、トランプにべっとりの共和党の下院議長のケビン・マッカーシーは、リズ・チェイニーを追い出そうと模索し、5月12日に密室での投票により、チェイニーをナンバー3の席から追放した。後任にはニューヨーク選出の若くて学歴の良いエリゼ・ステファニクを宛がった。

共和党は権力を取るために悪魔と契約した。で、その悪魔が共和党を乗っ取り、共和党の根幹となる考え方を潰そうとしている。短期的な利益のために、根源的な価値を壊すのは愚の骨頂である。悪魔のご機嫌を伺わない事には、当選できなくなり、心を捨てた。馬鹿な愚衆達は悪魔の唱えるフェイクニュースに踊っている。

トランプを頼らなければ当選できない共和党員がいる一方で、トランプの匂いを嫌い票を入れない共和党員もいる。共和党の落日の始まり。共和党は分裂するのか?はたまた主流派は民主党と組むのか?

1/07/2021

大山鳴動して、死人四人。トランプがアメリカにもたらした成果。

 2020年大統領選の投票結果を認定するための、上下両院合同会議の最中に、プラウドボーイズなどの頭のおかしい連中が議事堂に大挙して押し寄せ、議事堂を一時的に乗っ取った。この行為は民主主義を冒涜するテロ行為であり、アメリカの民主主義の歴史の汚点となった。

トランプが頭のおかしい連中を煽った事が問題であり、最低の現職大統領であると言わざるを得ない。不正選挙でバイデンが勝ったとか、面白おかしく陰謀論を煽った。恥を知れ、と言いたい。私の周りのアメリカ人たちも、共和党支持者も含めて、この事態に憤っている。バナナリパブリックで起こるような馬鹿げた乱痴気騒ぎがアメリカで起こってしまったことに対して、恥ずかしさと怒りを示している。

私は共和党を支持している。小さな政府を目指すという共和主義を尊重している。しかし、トランプは共和党を乗っ取ったアウトサイダーであり、小さな政府を目指す心意気も殆どない。トランプが吹聴するストーリーには、頭のおかしい連中を標的にしたものが多い。オバマがアメリカで生まれていないとか、左派に選挙が奪われたとか、馬鹿げた主張の数々は、国の運営と関係のないリアリティーショーの延長である。馬鹿げた政権運営に辟易とする。面白いと感じることもあったが、大山鳴動して死人が4人出ただけである。

バイデンになり、トリプルブルーの元、規制が強まり、税金が上がるだろう。民主党が目指す方向性を快く思っていないが、共和党支持者ですら、トランプがいないだけでもマシだと思ってしまう。トランプが利用した陰謀論者は大きくなりすぎた。デゼグネイティッドサバイバーのような世界がネットフリックスから飛び出すのだけは避けてほしい。


10/07/2020

ペンス大統領で良い

 マイク・ペンスとカマラ・ハリス(ゴーパーラン)の討論会が行われた。大統領同士のおちゃらけた討論会とは違い、きっちりと討論が成り立っていたように思う。マイク・ペンスの受け答えは、横綱相撲であり、意地悪な質問にもきっちりと返せていた。カマラの逸脱した答弁にも、きっちりと失礼のないように答弁を返していた。

キリスト教右派の自由に干渉するような一部のアイデアには合意できないが、マイク・ペンスが大統領で良いんじゃないでしょうか?グローバルウォーミングや、最後の質問に対しても、結局はアメリカ市民のために政治をしているという主張は、大変好感を持てるものだ。トランプの失敗に旨い解釈で切り返しており、完璧な討論内容だった。途中で虫が頭に留まったのも面白かった。

ゴーパーランは、副大統領に対して攻めを躊躇するような場面もあったし、自分の主張を押し通す強さもなかった。シナリオからは逸脱しないように注意しすぎていた。まだまだトップに就くような器ではない。

しかし、ペンスはおでこにボトックスの注射やり過ぎです。

菅とペンスの相性も良さそう。来年からのペンス政権に期待!

9/30/2020

トランプとバイデンの史上最低の討論会

まあ、言い尽くされている感もあるが、トランプとバイデンの討論会は、それはそれは酷い物だった。FOXニュースのクリス・ウォレスが巧くさばけなかったという批判もある。クリス・ウォレスはFOXニュース内では良識派で、アジテートされたような意見を拒むまともなジャーナリストである。保守派からはFOXニュースの中では甘すぎるという評価が下る一方、リベラル派はFOXニュースの人という事で受け付けられない。私はクリス・ウォレスが大好きである。

トランプは、バイデンを熱くさせて自滅させる作戦を取った。自らの成果を語らず、相手の上げ足を取り、さらには極左からバイデンを切り離し、民主党の内ゲバを狙った感がある。結論から言うと、完全に失敗したと思う。バイデンは中道路線であることを強調したが、極左の人達は特に意見を述べていない。それによって若者の投票率が下がるかというと、それも違う気がする。

トランプは悉く、自らの成果をカメラの前で伝えるという事をしなかった。民主党員でも共和党員でもない中立の人たちにはアピールできなかったと思われる。きっちりと宿題をしていないんじゃないか、とさえ勘繰られてしまう。ゴタゴタだけが目立ってしまい、トランプが自滅したように映像的には見て取れた。

が、この作戦が悪かったのかどうかを論じるのは早すぎる。なんだかんだ言って、バイデンもトランプの挑発に乗ってきた。汚い表現を何回も使った。多くの視聴者は、アメリカの政治に対して諦めに似た感情を抱いたと思う。トランプの当初の目的だった投票率を下げるという目的に対しては、意外と上手く嵌った感がある。

まだ二回討論会が残っているので、トランプが急にまともな発言をしたりする事もあるのかも知れない。いずれにせよ、トランプ陣営は意外と深く考えてこの討論に臨んでおり、まだまだサプライズがあるかもしれない、と第三者的にはリアリティショーを見たような気になったのではないだろうか? 

今のところ、トランプの再選の目はほぼ無いと見ているが、バイデン民主党の次の四年というものを考えると、結構気が重くなってしまう。

東京の人もトランプとバイデンくらい罵り合いを日常生活でしていれば、こんなにギスギスした社会にならなくても良いような気もする。

11/24/2018

「滞留許可を持たない外国人」のことを「移民」と表現するフェイクニュース

NHKや朝日テレビなどのニュースを見ていると、グアテマラなどの中南米からアメリカに難民申請を企てようとどさくさに紛れて棚から牡丹餅を目論む人々の話題が頻繁に報道されている。そういった人たちに「移民」という肩書を付けているのだが、あの人たちは「移民(Immigrant)」ではない。アメリカで難民申請をしようとしているかもしれないが、アメリカからすると、ただの「外国人」である。アメリカの国境を跨いでもいない。

もし仮に、これらの外国人がアメリカに入国した場合、ドキュメントがそろっている場合は「外国人訪問者(Foreign Visitor)」であり、ドキュメントがない場合は「滞在許可のない外国人(Undocumented Allien)」となる。

誰でも理解できることだと思うが、外国人が日本に来ても移民ではない。「旅行者(Tourists)」や「留学生(Foreign Students)」のことを移民とは呼ばない。通常は、外国国籍のまま結婚などをして滞在許可を得たうえで長期滞在をしている外国人を初めて移民と呼ぶ。滞在許可を持たないまま長期滞在している人たちは滞在許可のない外国人であり、つまりは不法入国者であるが、移民ではない。

このあたりのことはもう少し整理されるべきだと思う。不法移民などといった不明な用語を使うのは、米国民主党左派やヨーロッパの左派系の世界市民的な感覚に毒された語彙選択だと思う。

ネオナチ以外は、滞在許可を受けて外国に長期滞在している「移民」の人たちに文句を言っていない。文句を言っている対象は、不法入国して滞在許可のないまま住み着いたり、住み着く算段をもって入国する「外国人」に対してである。「あわよくば」と法を犯している滞在許可のない外国人たちのことを移民と呼称することは、法に則り正規の手続きを踏んだ上で社会の一員となっている移民の人たちにとって、あまりにも失礼だと考える。



7/28/2018

LGBTを馬鹿にする議員がいるのは日本が劣るから?

杉田水脈というネトウヨのような人が国会議員をしている。主義主張のレベルが低く、このような人間が国会議員になっているというのは嘆かわしいことだ。そんな意味でも、私は議員の数を削減する必要があると思っている。

ただ、杉田の意見が欧米では受け入れられないという意見については、私は違うと思う。アメリカや欧州の一部では同性愛が最近まで刑罰に触れていたというのが事実である。それに対するアンチテーゼとして、同性婚などが認められたという背景がある。原理キリスト教的な禁欲主義的な考え方が強い地域では(注:キリスト教には色々な宗派や考え方がある事には注意)、同性愛などを真っ向から批判するような「保守的な」市民の代表(つまり国会議員)がかなりの数いる。

わが国では、同性愛などが政治で語られることはなかった。同性愛は暗黙の了解として、「地下」で歪な形でむしろ許容されていた。ただ、本当に性同一性障害などに悩むような個人を救済するような社会的システムは提供しなかった。そして、そういった人たちがいるという事実から積極的に目をそらそうとしていた節もある。

私は、性同一性障碍者が一般の人達と同様の権利を認められるべきであると思う。結婚という呼称を使うかどうかは議論を重ねる必要があるだろうが、自己の責任の下に人々が自由にして問題がない事項について、政府や他人が自由を束縛していはならないと信じている。

ただ、むやみやたらに税金を使って助成したり、政府が関与する形で組織を作ったりすることには断固として反対する。政府は法制定(この場合は婚姻などの規制の緩和)で人々に権利付与することができるのだから。

国会議員が気に入らなければ、選挙で落とせば良い事ではあるのだが、杉田というような三流の人間を議員として擁している現在の自民党にはがっかりする。(これは多様性ではなく、資格がない人が議員をしているという組織の質の問題。)ただ、オバマ政権が激しい政争の末に勝ち取った同性婚をもってして、アメリカではLGBTを蔑ろにするような人がいない、といった論調には賛成しかねる。この点に関しては、日本が欧米よりも遅れているとは思えない。むしろ、ほんの十年ほど前までの欧米こそが人権を蹂躙する国家であったのだ。

7/31/2017

米国政治のリアリティーショー化、日本政治のワイドショー化

アメリカ政治はグダグダ。トランプを含めたホワイトハウス内は戦略すらない状態である。どこに落としどころをつけるつもりだろうか?このままではDCを中心に政治が経済の足を引っ張ることに繋がりかけない。

一方の、日本の政治も無茶苦茶。安倍さんの迷走も酷いが、民進党もグダグダ。で、結局どこに行くの?

どちらの国にも共通しているのは、マスメディアが面白がって政権内の問題を視聴率の点から捉え過ぎていることにある。衆愚的な民主主義の危機と叫ばれて久しいが、ここまで日米がグタグタしているのは、見るに堪えない。政局の話を聞くと、許由ではないが、潁水に耳を洗いたくなってしまうものだ。

二つを比べた際に、日本よりは米国の方がよりやばい気がする。マスコミの悪ノリのひどさもアメリカの方がヤバイ。

7/28/2017

トランプ、完全なる敗北

トランプ政権は、国境税調整が廃止されるという報道を受け、恒久的な財源の確保に失敗する事が決定的となった。しかも、公約で言い続けてたオバマケアすら廃止できていない。

トランプは共和党の保守派を取り込んで政権を取り、DCのスワンプ(魔窟)を一掃する、という事で支持されてきたわけだ。保守派と呼ばれる人々は、合衆国憲法の文言に従い、小さな政府を目指し、政府と国民の癒着を断ち、自らの財産権を守るための大減税をする、というような考え方が根本にあるわけである。

が、共和党の主流派は民主党などとは比にならないレベルで、企業とズブズブの関係にある。ミッチ・マコネルなど、企業の方を向いて政治している。原理原則を曲げたとしても、企業や補助金で優遇を受ける産業に不利になるような事は絶対にさせない。コーク兄弟に支えられているリバタリアンの連中(ランドポールなど)は、保守派どころではない急進的な事を言っており、如何なる増税にも「NO、NO」の立場である。さらに、名ばかり共和党のメーンやアラスカの代議員は、心底では民主党的な政策に靡いている。

スワンプを灌水すると言っていたトランプだが、メディアや色々な武器を使われ、四面楚歌状態。DCという伏魔殿の中で完全に詰んでしまった感がある。スカラムーチーがパリパスやバノンを責め、トランプがセッションズを批判し始めた。下手にセッションズを批判すると、南部の共和党員に、トランプは北部のヤンキー、といったレッテルを張られる恐れもある。


レームダック化されたこの政権を、今後は誰が支えるのだろうか?いくつかのシナリオが考えられる。

1.トランプが保守派と距離を置く。バノンやスパイサーなどを冷遇している状況をみると、この作戦が練られている可能性は否定できない。が、誰がレームダック政権の受け皿となってくれるのか?民進党の幹事長や党首に誰もなりたくないのと同様、わざわざ地雷を踏みに行く連中はいないと思われる。第一、共和党保守派の連中は怒り狂うのではないか?

2.共和党を裏切り、民主党と手を組む。これをすると、大変なことになるだろう。まあ、大統領の弾劾は避けられなくなると思う。オバマケアよりも極端な、国民皆保険制などを打ち出して来たら、面白いっちゃあ面白いのだが。

3.で、やっぱり、ダラダラとグダグダが続き、何も変わらない訴訟主義国アメリカが残るのだろう。大減税もなし。改革はなし。ロビイストが跋扈し、メディケイドなどの予算を着服する連中はどうにもならない。DC(政府)の勝ち、チャンチャン。

予想は出来ていたこととはいえ、半年で勝負がついてしまうほど、アメリカという国は汚れ切っているのだ。トランプの改革に期待した人たちもいると思うが、マーケットなどを中心に、やがて夢から醒める日がやってくる。DCのごたごたは、遠からず実体経済に間違いなく悪い影響を及ぼすと思う。

自由で民主的な腐敗のないアメリカ。弁護士が蔓延ることなく、無駄な法律で市民を毟り取らないアメリカ。公正な競争が行われるアメリカ。団体や企業が税金で作られた無意味な予算にたかる事のないアメリカ。そんなもんはおとぎ話だったのだろうし、民主党員やマスメディアや知識層も含め、誰もそんなもんは求めていなかったという事だ。

7/15/2017

アメリカの医療保険が高いのは誰のせい?

オバマケアに問題が山積していることは論を俟たないわけだが、それは脇に置いていこう。アメリカ市民は、医療代と医療保険が高いことに激高している。これは一体だれのせいだろうか?

民主党員の意見
民主党員の多くは、保険会社がインチキをしているために医療費や医療保険代が高騰していると考えている。資本主義の権化であるような保険会社が、一般市民をだまして保険料を馬鹿高くしているうえに、保険でカバーされないような医療が増えていると思っている。つまり、保険会社を一掃し、多くの他の国が実施しているような、国が運営する国民健康保険とすれば医療費が下がると考えている。

共和党員の意見
オバマケアのせいで医療費が高騰していると考えている。オバマケアのせいで、入りたくもない保険に加入させられた。さらに、州を跨いでの保険制度がないため、競争原理が起こらず、消費者は高い保険を買わさせられている。メディケアなどの負担も保険加入者にかかり、医療保険代が高騰している。

で、本当は誰が悪いのか?私の意見では、システムそのものに問題があると考えている。保険会社が医療費(点数と同義)を決める。すると、病院はその点数を最大限取りに行こうとする。病院が医療費を抑える理由は何もない。メディケアなどに関しては、州はメディケアで請求された分だけ、連邦政府からマッチアップを受け取ることができる。そうなると、州の保険会社が医療費を抑える理由は全くなくなる。患者側は自分の負担にならなければ関係ないので、病院に任せる。で、誰も医療費を削ろうとはしない。

しかも、病院側は、無理矢理高い薬を売りつけたり、あるいは病院そのものを綺麗にして患者の顧客満足度を高めようとする。それらは結局、保険代に跳ね返ってくる。

それでは一体、どうすれば病院がコストを減らせようというインセンティブが働くのだろうか?それが全ての問題である。この疑問を避けて医療保険の話をしても意味がない。

医者、病院、病院を訴訟する弁護士、医療経営コンサル、薬会社、患者、州政府、連邦政府、保険会社。みんなが取れるだけぶんだくろうとして、医療費が高止まりしているという現実がある。

2/22/2017

原発を止めて石炭をつかいまくっている日本から見たアメリカの石炭事情

トランプが石炭の採掘をガンガン進めるというニュースを読んだ。私は大歓迎である。アメリカには石炭資源が多く、そのほとんどが失業率の高い州にある。そういう所の産業を興すことは良い事だと思うし、「石炭は汚い」等と言うのは、環境利権の連中に洗脳された人たちの意見である。

日本のメディアでは、アメリカがパリ協定から離脱するかのような話をする人がいるし、温暖化を無視するというような話もちらほら見受けられる。そういうニュースのコメントを読んでいると、「石炭火力を使って温暖化するのか!」みたいな意見が目立つ。

ちょっと待って欲しい。どこの国が、原発を止めて石炭火力発電の容量をどんどんと増やしているのだと。完全に世界の潮流から逸している国があるではないか。しかし、日本のマスコミは政府とずぶずぶで、このような話は決して大きな声で叩かれない。

アメリカがオバマ政権時代にどれだけ無駄なオルタナティブエネルギーにかじ取りをしたのかを知っているのだろうか?私はそういった無駄なプロジェクトに何個も絡んでおり、「あぁ、こうして税金は無駄に使われるんだなぁ」、と思い続けていた。

トランプ政権になって、そういった予算は削られると思う。私の懐には多少痛いのだが、社会を大きく俯瞰すると、それは良い流れだと思うのだ。

2/19/2017

大統領のマスメディア批判は一線を越えている

フェークニュースと言うのは、デマゴーグを垂れ流すメディアと言う意味である筈だ。だが、ダノルド・トランプは「政治色に染まったバイアスのかかったメディア」と言う意味で使っているものと思われる。CNNやNBCの報道を見ていると、目に余るほどの報道がある事も確かだ。MSNBCが左翼的なメディアだったことは皆が知るところだ。CNNはここ数年、どんどんとリベラル色が強くなってきており、保守的な言論を言う人を排除している節すら見受けられる。一方で、フォックスニュースは保守的な言論に靡いたメディアであることは万人の知るところだ。

トランプとロシアの繋がり等、事の真相は決して解らない。そういった事に対して、主要3大メディアやCNNが問題視する。政策についての話はせず、まるで夕刊の三面記事のようなニュースが流される。トランプ劇場とでもいうのだろうか、大統領のニュースは娯楽性があって面白すぎる。

私は個人的にCNNが大嫌いであるのだが、最近のABC,CNN,そしてCBSの主要三大局の報道内容に不満を持っている。真面目に報道しろ、と言いたくなっている。NBC系の報道番組はローカル局も含め、見る時間が大幅に減ってしまった。こういった主要メディアが反トランプで結束し、リベラル的な意見を垂れ流しているのは見苦しいし、批判されるべきだと思う。

トランプがツイートで、フェークニュースを垂れ流す上述の放送局やニューヨークタイムズは、国民の敵であるとの書き込みをした。ちょっと待って欲しいと思う。確かにそう言いたい気持ちもわかる。が、大統領が発言する内容ではないと思うのだ。

さらに酷いのは、ホワイトハウスの内部で働いている連中である。大統領がこう言っているが「これはメディアはバイアスのかかり過ぎていないような報道をして欲しいという希望を述べているだけだ」とか言っておけば良いものを、トランプと同じレベルでフェークニュースを攻撃している。大丈夫かな?と本気で心配してしまう。

フェークを垂れ流すニュースもあるだろうし、それに対抗するメディアもあるだろう。が、政府がメディアに指図するのは如何なものだろうか?我々視聴者がメディアを批判すれば良い事であって、メディアが色々なバイアスのかかった意見を言い立てている事こそが健康的な民主主義の国だと思うのだ。政府が報道内容を批判するのは自由だが、視聴者がどう判断するかに介入するのはNGである。

それでも私はトランプを支持しています。

2/07/2017

米国リベラル左派の詭弁と情報操作

所謂リベラルな人達と喋っていると、トランプ政権やトランプの主張に関して色々な勘違いを犯していたり、枝葉末節を拡大解釈していることに気が付く。また、無知であるが声が大きいアメリカ人も結構いる。メディアがわざと事の本質を逸らして報道しており、急進左派やアナーキストの類が煽っているのだと思われる。そういった報道がフェースブックやフェークニュース上に溢れ、「情弱男女」がそれらを無心に信じているものと思われる。

1.トランプ政権やトランプ支持者たちが問題としているのは、主にメキシコから入ってくる「違法移民」であり、合法的に米国に入って来た移民を排斥しようなどとはしていない。「移民排斥」をしたい人など、白装束を被った一部の頭のいかれている右翼の人だけ。トランプ政権を支持はしていると思われるが、トランプ政権の方針とは関係ない。

2.7カ国パスポート保持者による90日に及ぶ入国「制限」令であるが、それらの国は戦時中であるか、反米テロリストを堂々と支持しているか、アラブの春以降に真っ当な政権が樹立していないかである。そのような国のパスポート保持者をスクリーニングする事は当たり前である。これは宗教による差別ではない。イラク、イランやシリアからのアメリカに帰化した人たちを差別しようとする意図はトランプ政権にはない。

3.トランプ政権はメキシコ人を差別していない。違法に住みついている移民を糾弾しているだけであり、犯罪を犯したものなどを中心に強制帰国させると言っているだけ。

4.トランプ政権は同性愛者を差別していない。同姓婚は最高裁で決定されたものであり、チャレンジしないとはっきりと何度も言っている。トランプは演説の中で同性愛者を茶化したが、それを大々的に取り上げているのはマスコミである。

いずれにせよ、トランプや共和党はマイノリティーに厳しいというようなイメージ付けをしたいがために、民主党の運動員や社会主義者、反資本主義者たちは頑張っておられるようだ。そういう私とは異なる正義を信じている人達に声高に「違う」というと、反抗されて嫌われるだけなので厄介なのだが。

しかし、米国のマスメディアはこのような報道姿勢を続けると、アメリカと言う国の気品を落とすという事は解っているのだろうか?勿論、メディアはどこの国でも視聴率さえ取れればOKの拝金主義者たちですが。視聴者が聞きたいニュースをでっち上げるのがマスゴミの仕事です。

まあ、ただトランプ政権が意図的に対立を煽るようなマーケティング手法を取ったことも事実であり、自業自得的な部分はあるだろう。それが当局の意図するところなのか、それとも選挙戦略の副作用なのか?これは後になってみないと解らないだろう。

トランプ政権がお笑い閣僚を指名する理由

ベッツィー・デボスを教育省の長官にするかどうかで、共和党からも二名の叛乱分子が出てしまい、同点となったので、議長のマイクペンス副大統領がデボスを指名すると決定した。

ベッツィーの夫はアムウェイの二代目のボンボンである。アムウェイと言えば、インチキ商法で問題となった会社である。デボス一族はいわゆる億万長者である。ベッツイーの答弁を聞いていたが、この人はかなり抜けているし、学生がヒグマから身を護るために銃を持って学校に行っても良い、などと言っていた。

で、デボスが教育省の長官として指導力を発揮し、アメリカの教育の質を上げるような貢献を期待できるか、という質問をされると、そんなアホな、という話になる。そりゃ、この人にアメリカの教育を任せるのは無理ですわ。共和党から造反が出たのも納得がいく。

ただ、この人選は大局を見た政治的にはアリだと思う。つまりトランプ政権は、「教育省は連邦政府が管轄する必要がないので、しょうもない人材を配置します。」という強烈なメッセージを国民に示している。エネルギー省長官のリック・ペリーしかり、環境省長官のスコット・プルイットしかり、である。

私も個人的に、教育省、エネルギー省、環境省は存在する意義が極めて乏しい、利権創出省庁だと考える。州の教育機関や商務省などがあるのだから、そういうものが存在しても意味はない。アメリカはNGOや民間の調査会社がきちんとした仕事をするので、連邦政府がこれらを潰しても何も困らないと考える。

2/03/2017

トランプの入国禁止令を一時差し止め。リベラルなシアトルがやらかす

イスラム圏7カ国出身者を90日間入国禁止にし、その間にスクリーニングなどを強化するという物議を醸しだしている大統領令だが、金曜日になんと、ワシントン州シアトルの連邦地裁が違憲に当たるとして、執行の暫定的な差し止めを命じた。これは全国に影響を及ぼす。

ワシントン州の知事であるジェイ・インズリーのグループのアトニージェネラルが、同大統領令は違憲だとして地裁に判断を仰いでいた。トランプの大統領令により、州内の産業や学校に多大な損害が発生するとしたものだ。大統領令は、憲法に定められた法の下の平等や信仰の自由を侵害しているという理由での提訴であるが、地裁がそれを認めた格好になってしまった。しかし、合衆国憲法が外国籍の外国人に適用されるというのは、青天の霹靂である。

リベラルな街、シアトルで起こったドタバタ劇である。トランプの口(ツイート)からは未だに何も聞こえてこないが、この判断に異議を申し立てるのは間違いないだろう。

入国禁止措置は、大きな米軍の中東での軍事作戦の一環だと考えられるため、入国禁止措置を指し止めたことは、長期的な世界戦略の見通しに暗雲が立ち込めたことになる。つまり、見せかけの理由をつけての法運用がし難くなる。トランプの十八番はディールであり、無茶苦茶そうな爆弾を投げつけておいてから、どこかに落としどころを持ってくるという政治をしたかったのに、弁護士業界の叛乱で、それが上手く機能出来なさそうな雲行きである。

シアトルがリベラルな街であるとはいえ、同判決を下した地裁の裁判官はブッシュ時代に指名された共和党系である事は特筆に値する。

リベラルな大都市部とトランプ政権との戦争。私は勿論トランプ政権の味方です。

2/02/2017

馬鹿左翼に支配される完全にくるっているシアトルの政治

全米の他の大都市も同じなのだろうが、私はシアトルに住んでいて思うのは、シアトル市の政治という物は完全に狂っているという事だ。パフォーマンスレベルのお笑いの政治をしている。シアトルは非常に住みやすい町であるが、この町の政治的な雰囲気は決して好きになれない。

同性愛者を公言している市長のエド・マリーは極端な左翼である。私は、同性愛者と言うのも実は政治をする上でのパフォーマンスではないのか、と思っているのだが、それはどうでも良い話だ。まあ、この町とキング郡がどれだけ馬鹿な政治判断をしてきたかという事を箇条書きで見てみよう。

〇 1962年のシアトル万博の時に作られたリニアモーターカーを延伸してウェストシアトルとバラードを繋ごうという案が90年代の後半に出た。124億円の税金が、調査名目に使われたのだが、その後住民投票で合意を得られずに話は無くなった。未だに渋滞の問題は解決していないし、消えたお金はどこに行ったの?

〇 シアトルスーパーソニックスが市が保有しているキーアリーナの席数を増やせと言う要求を突っぱねた。色々と代替案があったが、当時の市長とソニックスオーナーが合意して、チームはオクラホマへ出ていくことになった。裏でどのような取引があったかは不明。市長はウハウハだったようだ。

〇 ホームレス問題に対し、ホームレスを警察や地方政府が強制排除できないという法律を作る。それだけでは飽き足らず、ホームレスが勝手に公園を占拠しても良いという案が出て来る。流石に、この案は市民の反対を受けて流れた。ただ、エド・マリーはいまだに税金を上げて、ホームレス対策に力を入れると言っている。ホームレス対策とは、勿論ホームレスに食事や住居を提供する政策を言う。そんなことしたら、もっと大勢のホームレスがシアトルに流れてくることは火を見るよりも明らかなのだが。

〇 シアトル北部の空き地に警察署を作るという案があったが、市議員であるインド人移民のシャマ・サワントの活躍で、代わりに市営の貧困層向けアパートを建てようという案が協議中。

〇 ウッドランドパーク動物園に飼われていた象さんがかわいそうだと動物保護団体からプレッシャーを受ける。で、広くて友達が一杯いるオクラホマの動物園に象さん二匹を連れて行くと約束した。長い間住んでいたシアトルから引越しを余儀なくされた37歳のチャイは、なんと移動直後に死亡。冗談抜きでアホで自分勝手な判断だと思う。が、市長は野生の象さんを動物園で飼うというのは酷い事だ、などと自分の判断の悪さを棚上げして動物園を非難。シアトルに今後ともゾウさんが帰ってくることはないだろう。チャイが可哀そうでならないし、ゾウさんを見れないシアトルの子供たちが可哀そうである。

〇 ノースダコタのスタンディングロックで、インディアン居住地の下に石油パイプを通すなとデモを続けている環境活動家たちがいるのだが、オバマは何故かこの件に介入せずに活動家の不法占拠を認めた。活動家は石油燃料に頼るなとか、急進的な事を言っている連中である。トランプの鶴の一声で、不法占拠する活動家を排除する命令が出され、パイプライン建設が進むことになった。このプロジェクトにお金を貸しているウェルズファーゴという銀行から、シアトル市は取引を中止する事を決定した。意味不明であるし、特定の運動に市政が関与しても良いのだろうか?

〇 メーデーの日にはデモが行われるのだが、「反資本主義者」と言う名のただの愚連隊が毎年暴れる。暴れるのを解っている癖に、言論の自由を理由にデモを許可する。窓を割られたり、ゴミを巻き散らかされた近隣の店舗は大迷惑。第一、機動隊の給料や清掃費も税金で賄われているというのは解っているのか?

これでも、アメリカのリベラルな政治家を信用できますか?私は出来ません。あの人たちは頭のお花畑に虫が湧いています。しかも、まともな話を投げかけても話を聞いてくれません。

1/29/2017

トランプの移民制度

トランプが公約通りに、一部のムスリム国出身者の渡米を制限する大統領命令を下した。イラン、シリア、イラク、イエメン、ソマリア、スーダン、そしてリビアである。建前上の理由は、テロリストがアメリカに入ってくることを防ぐためとしている。

案の定、リベラルの連中は、これは人権を侵害する行為であると声高に叫んでいる。昨日も、シアトルの空港では大々的に民主党支持者たちが反対のデモを行っていた。アメリカで大量虐殺テロを起こしたのは、サウジアラビア人、アラブ首長国連邦人、エジプト人であり、上記の7カ国は関係ない、とする意見を言う知識人が目立つ。

私にもイラン人の良い友達がいるのだが、一旦出国すると帰ってこれないし、親や兄弟が遊びに来ることも出来ない、と嘆いていた。本当に気の毒だと思う。まあ、三か月だけの措置だというのだが。

が、私はトランプのこの移民制限の大統領令を全面的に支持する。恐らく、本当の理由はテロリスト対策ではない。あと、リストに載っているのはロシア陣営に入った、あるいは入りかけている国である。中長期的にそれらの国々に圧力をかけるために行われたと考えるのが妥当だと思う。

イラン出身者が私の周りには結構多いのだが、その人たちは、イラン国内のお金持ちである。つまり、一般大衆は反米などと言っており、テロリストを支援するような政府が国を動かしている物の、お金があって教育を受けたような人たちは、自由に外国に行き来している訳だ。そういう人達が、きっちりと自分の国で汗をかいてイランと言う国を良くするべきではないか、という意見は馬鹿げているだろうか?シアトルにはソマリアからの難民が目立つ。ソマリア難民の人達は頑張ってアメリカで生活基盤を築いている。が、生活が安定してくると、家族や親族全てをシアトルに呼び寄せようとする。当たり前の行為だし、そういった事に文句を言いたくはない。が、ソマリアと言う国をどうにかしない事には問題の根本が解決しない。シリアもしかりだ。シリア難民を受け入れるのではなく、シリアの内戦を早急に終わらせて平和な国家を運営させるべきだと思うのだ。

そのような失敗国家や反米(親ロ)国家の市民をアメリカが受け入れるべきなのか?勿論、個人に罪はないし、米国に住むそれら移民たちを苦しめる結果になる可能性は否定できない。そんなことは理解したうえで民主党支持者に聞きたい。それでは人権を蹂躙しているシリアやイランの政府をどうにかする対案はあるのか、と。そういう根本的な問題を無視して、難民を受け入れるというのはあり得ないのではないか?

今回の一件は唐突に過ぎた感があるが、方向としては間違っていないと思う。トランプがワシントン界隈に転がっている口だけの指導者ではないという事実もはっきりと理解できた。どうせ三か月たったらビザの発給を厳しくはするものの、再開するのだから、文句はないだろう。シリアの難民は受け入れないというのは、多分シリア問題には真剣に取り組むという事なのだろう。

1/27/2017

メキシコ国境の壁と左翼が支配する米国の聖域指定大都市

トランプがアメリカとメキシコとの国境に壁をつくるという話だが、国境に壁が無かったというのが初めから可笑しな話であったわけだが、これは何もトランプが考えた案ではない。2006年にセキュアフェンスアクトとして議会で承認されたものなのだが、それが何故か遅々として進んでいないだけである。

で、トランプが態々莫大な予算をつけてメキシコとの間に壁をつけると言っているのだが、率直に言って私は「物理的な壁」を作るという案には反対である。ドローンや監視カメラなどの技術を用いた「技術の壁」や違法移民を送還したり入国しにくくする「制度の壁」であれば大いに賛成する。

というのも、メキシコからの違法移民の問題は、真剣に憂慮する問題である。ハリウッドの金持ちなど、フェンスに囲まれて警護の人達が張り付いている住宅地に住んでいる連中には関係のない事だろうが、アメリカの多くの大都市の街中にはあからさまな不法移民が大量にたむろしている。日本であれば、外国人が街中で挙動不審な行動をとっていれば直に警察が職務質問をしてパスポートか外国人登録書の提出を求めるだろう。なんとアメリカの多くの大都市では、警察にそういう事をする権限がないのだ。さらに日本では、犯罪を犯した可能性のある外国人がいれば、警察は家宅捜査をするだろう。なんと、アメリカの所謂「サンクチュアリシティー」と呼ばれている大都市では、積極的に不法移民を保護している。シアトルを含む全米三十以上の都市では、警察は外国人の移民状況を知る目的で活動を開始することを禁止している。また、不法入国した個人を警察当局が逮捕または記録することを禁止している。つまり、警察官が米国市民ではないと思った個人を何らかの事件で逮捕した際、パスポートを含む身分証明書の提示を求めることは法律違反になるのだ。

アメリカには移民状況が異なる外国人が多く住んでいる。ただ、移民と言う言葉に法律的な根拠がないが、私もアメリカ市民ではないのにアメリカで住んでいるので、いわゆる移民ということになるだろう。多くの移民は色々な手続きを踏み合法的にアメリカに入国している。が、非合法でアメリカに入国してきたものや、滞在許可期間が過ぎた状態でアメリカで生活している人達が多くいる訳だ。サンクチュアリシティーに住んでいれば、それでも当局に逮捕されたり追い返されることはない。本国に帰りたくても帰れずにやむ負えない場合もあるかも知れないが、法律がきっちりと運用されていなければ、モラルハザードの温床になる事は火を見るよりも明らかであろう。

実際にアメリカでは麻薬の問題が深刻な社会問題になっている。ギャングの問題やシカゴの暴力問題も麻薬問題に起因するだろう。それらの麻薬はほとんどがメキシコから合衆国に運ばれている。

メキシコ政府は、麻薬問題を効果的に取り締まっているとは思えない。むしろ政府と麻薬カルテルが癒着しており、一般市民が犠牲となっている。貧富の差は激しいし、人々の福祉や安全は蔑ろにされている。メキシコは完全な失敗国家である。失敗国家との陸続きの国境がスカスカとか、おかしいと思いませんか?

アメリカとメキシコの国境を強化することに異を唱える人がいるとすれば、その人は頭がお花畑か、左翼的なイデオロギーを携えているか、麻薬密売人から金を貰っているかだと思うのだが、いかがなものか?

トランプはサンクチュアリシティーが連邦政府の移民法に合わせなければ政府から市への予算を凍結すると言っている。それに対し、我がシアトルの同性愛者を公言する市長、エド・マリーは、「1銭もいらない。シアトルはサンクチュアリシティーであり続けると公言する。」つまり、アラスカンウェイのバイダクトや、ライトレイルの鉄道工事が滞ったとしても、不法移民を擁護すると言っているのだろう。不法移民よりも税金を払っている市民の生活が第一ではないのか?人の税金で無駄なホームレスなどをしているマリー市長は即座に更迭するべきだと思う。ふざけるな、と言いたい。

アメリカの大都市には、世間知らずの若者と、貧困層のマイノリティーと、白人のヒッピー達と、車に乗れない外国人と、違法移民しか住んでいない。普通のアメリカ人は郊外に住み、奥さんは綺麗事を言っているが、夫はフォックスニュースを見てトランプに投票している。アメリカはやはり完全に二つに分かれている訳である。


1/21/2017

トランプがアメリカを分裂させた?アメリカは元々分裂していてトランプが選ばれただけ。

主要マスメディアの解説を見ていると、トランプがアメリカを分裂させた、などという論調が目立つ。私はそれこそがリベラル層の詭弁だと思うし、大手マスメディアはそういった論調を利用して、エスタブリッシュメント層支配からの脱線に警鐘を鳴らしているのだと思う。アメリカで言われるエスタブリッシュメントとは、日本で言われる既得権益者とほぼ同意語だと思って頂ければわかりやすいと思う。

アメリカは元々分裂している。未だに内戦(南北戦争のこと)の傷を引き摺っている。南の人間はヤンキー達が嫌いだし、北の人間はプランテーションオーナー達を差別主義者だと軽蔑する。共和党はそういった「南の良心」に取り入るように党の使命をぶち上げ、それに保守主義というラベルを貼った。一方の民主党は、「北」の人達の意見を取り入れ、リベラルと言う価値観を確立させるため、「南」の思想をディスる戦略に出た。

確かに政策論争もある程度はあるのだが、全ての人が同意できる政策などという物は存在しない。民主党は共和党を攻撃する事で自身のレゾンデートルを確立し、共和党は民主党を攻撃する事で一致団結する。政策など、二の次である。

時代がすすみ、マーケティング手法がどんどんと進化してきて、ケーブルテレビなどできめ細やかな宣伝が出来るようになってきた。選挙の宣伝は、相手の批判などを平然と行うようになってきた。いわゆるネガティブキャンペーンである。ネガティブキャンペーンで候補者が変わるという事は無いが、相手を攻撃する事で自分たちの結束をより強力にする作用がある。これこそがアメリカの政治なのだ。

共和党員も民主党員も、普通の人であれば、こういったバカなキャンペーンには辟易としている。共和党員は共和党員なりに、民主党員は民主党員なりに、バイパルチザン(党派を超えた)政治の運営をして欲しいと願っている。

で、オバマが出てきた。黒アメリカも白アメリカもない。赤(共和党)アメリカも青(民主党)アメリカもない。あるのはユナイテッドステイツオブアメリカだけだ、と。で、オバマは票を取りまくって当選した。新しい時代を始めてくれ、と。共和党員も大量にオバマに投票している。

で、オバマを迎えたのは捻じれ国会であった。共和党員はティーパーティー運動を取り混んで、自分たちの主張を曲げようとはしなかった。で、国政の停滞である。

ワシントンDCは自分たちの利益の為に政治をしているぞ。こんなことではいけないぞ、と。田舎の人達は、共和党の予備選で、共和党とは全く関係のないトランプを大統領候補として選んだ。共和党支配層の敗戦である。で、民主党がネポティズム的な人選で新鮮味に欠けた政治屋ヒラリーを候補にしたことで、なし崩し的にトランプが合衆国の大統領となってしまった。

さて、ここで質問です。あなたがもし、良識的なアメリカ人であれば、何が一番アメリカの為になると考えますか?私はハッキリと言う。トランプの下で団結して、色々な超党派的な政策を推し進める事こそが、アメリカの唯一の未来のためだと。

反トランプで団結している民主党員たちは大きな流れを理解していない。自分の為だけにデモをしている痛い人達である。こういうのを観察すると、私はますますリベラル派が嫌いになるのだ。上院も下院も共和党に握られてしまい、焦って反トランプのみを掛け声に一致団結しようとする民主党だが、トランプに投票した人たちは意固地になってトランプを応援するだろう。

1/20/2017

口だけだったオバマ時代の終わり。そして有言実行の混乱の始まり

オバマがホワイトハウスを後にする。金曜日からはトランプが45代目のアメリカ大統領になる。私の周りには、いまだにトランプは大統領に相応しくないなどと、民主主義に敬意を払っていない人たちが大勢いる。その人たちの泣き言を聞くと面白くて仕方ないのだが、問題の本質はここではない。

私は、政治には何も期待していない。世の中が政治家の顔ぶれを変える事があろうとも、政治で社会が変わるという事は、20世紀の後半ごろからは無くなったと考えている。変な方向に行くこともなければ、社会が良くなることもない。良くも悪くも、社会は安定してしまったし、政治家がタッチできる問題という物は枝葉末節のみであり、物事の根幹に触る事は基本的にできない。小泉改革とか、アベノミクスとか、日本人も色々と見てきたではないか。

私はオバマが大好きだった。理由は二つある。一つ目の理由は、オバマの演説は旨いし、見た目がスマートだという事だ。人間、見た目が9割である。二つ目の理由は、良くも悪くも、口だけで何もしなかったという事だ。何もしなかったために、ロシアや中共やイスラム教原理主義者などが調子に乗り、国際問題はこじれた。しかし、国内問題などについては、いちびった事はやらなかった。だから、景気は良くなり、失業率も減った。唯一やったヘマと言えば、中途半端なオバマケアをごり押ししてしまったことくらいだと思う。口だけで、イメージが良くて、何もしない国家元首こそ、最高の指導者だと思うのだ。(天皇陛下とかローマ法王に近いものがある)

で、トランプさんである。私は、トランプさんの言っていることは正しいと思う。ポリティカルコレクトネスに染まった息苦しい社会をある程度は是正して欲しいと、心の底から願っている。私は、アメリカの古い産業や山村の経済復興というプロジェクトに色々と関わって来たのだが、アメリカの田舎の人達が、政治的に置いてけぼりを食らっているのは火を見るよりも明らかである。政策は明白に大企業を贔屓しており、ハイテク以外の中小企業で務めている人達や、自営業をしている人達は可哀そうだと思う。国内では時給を上げたり、保険制度を充実させたり、環境のペナルティーを科している。が、外国で労働者を安い賃金で搾取して製造したような輸入品には、フリートレードを合言葉に関税は課さない。フリーが成り立つのは、世界中がフェアである場合だけである。不満が出ない方がおかしいと思うのだ。(ただ、そのおかげでアメリカの物価はここまで安いのだ。人件費がかからない「商品」だけの話だが。)

アメリカでは過保護なまでに未成年は庇われる。高校生でさえも親に学校まで車で送り迎えをしてもらうのは良く知られているが、大学生でさえも純粋培養で育てられる。外の世界を見ていない子供たちは、ことごとく人を傷つけないリベラルなアイディアに閉じこもってしまう。もちろん、その程度の余裕があるしっかりした家庭の子供だけの話であり、そういった事が出来ない家の子は兵隊になるか、ギャングか麻薬中毒者に成り下がるのである。

リベラルな民主党が去り、共和党が帰ってくる。トランプさんはアメリカを再び偉大に出来るのか?結論は火を見るよりハッキリしている。社会は思っているよりも複雑化しており、大統領くんだりが声を荒げたところで、色々な壁にぶち当たるだろう。色々引っ掻き回して、失敗しました。経済が悪化して、失敗は認めずにさようなら。四年後は民主党の誰かが大統領になって終わり、というパターンである。

アメリカ人は、意外と自分たちの国の政治システムに自信を持っている。政治には何も期待していない、という日本人には良くありがちな私のような意見は少数派である。が、アメリカにも冷笑主義(シニシズム)が吹き溢れる日がすぐに来るのかも知れない。アメリカもそろそろ一皮むけて、大人になって欲しいと思う。

ただ、それでも私は、トランプさんに期待している。政治を引っ掻き回すというのは、お茶の間にとっては絶対に面白いショーである。そして、既存の勢力たちにどこまでケンカを売る事が出来るのか?最初の100日とは言わず、一年くらいは暖かく見守りたい。アメリカのテレビ番組は詰まらないが、トランプの一挙手一投足をニュースメディアが伝えている様子は、リアリティーテレビを凌駕するような面白さである。民主党を応援している都会に住む若い負け犬たちこそ、デモとかやってないで、トランプを応援するべきだと思うのだが、如何なものだろうか?トランプさんは本気で既成のシステムに挑戦しようとしている。掛け声ではなく、本当の意味でのチェンジを実行しようとしているのだ。

サウジはポンコツ。何も出来ない

フーシ派がマユン島を占領して、紅海の入り口をコントロールしており、ムハンマド・ビン・サルマーン(MBS)がトランプに米軍がフーシを攻撃するように要請したとのニュースが流れた。トランプは断ったという。このニュースを受けて、原油は暴騰。 サウジはアラブ諸国の雄じゃないの?このくらい、...