トランプが公約通りに、一部のムスリム国出身者の渡米を制限する大統領命令を下した。イラン、シリア、イラク、イエメン、ソマリア、スーダン、そしてリビアである。建前上の理由は、テロリストがアメリカに入ってくることを防ぐためとしている。
案の定、リベラルの連中は、これは人権を侵害する行為であると声高に叫んでいる。昨日も、シアトルの空港では大々的に民主党支持者たちが反対のデモを行っていた。アメリカで大量虐殺テロを起こしたのは、サウジアラビア人、アラブ首長国連邦人、エジプト人であり、上記の7カ国は関係ない、とする意見を言う知識人が目立つ。
私にもイラン人の良い友達がいるのだが、一旦出国すると帰ってこれないし、親や兄弟が遊びに来ることも出来ない、と嘆いていた。本当に気の毒だと思う。まあ、三か月だけの措置だというのだが。
が、私はトランプのこの移民制限の大統領令を全面的に支持する。恐らく、本当の理由はテロリスト対策ではない。あと、リストに載っているのはロシア陣営に入った、あるいは入りかけている国である。中長期的にそれらの国々に圧力をかけるために行われたと考えるのが妥当だと思う。
イラン出身者が私の周りには結構多いのだが、その人たちは、イラン国内のお金持ちである。つまり、一般大衆は反米などと言っており、テロリストを支援するような政府が国を動かしている物の、お金があって教育を受けたような人たちは、自由に外国に行き来している訳だ。そういう人達が、きっちりと自分の国で汗をかいてイランと言う国を良くするべきではないか、という意見は馬鹿げているだろうか?シアトルにはソマリアからの難民が目立つ。ソマリア難民の人達は頑張ってアメリカで生活基盤を築いている。が、生活が安定してくると、家族や親族全てをシアトルに呼び寄せようとする。当たり前の行為だし、そういった事に文句を言いたくはない。が、ソマリアと言う国をどうにかしない事には問題の根本が解決しない。シリアもしかりだ。シリア難民を受け入れるのではなく、シリアの内戦を早急に終わらせて平和な国家を運営させるべきだと思うのだ。
そのような失敗国家や反米(親ロ)国家の市民をアメリカが受け入れるべきなのか?勿論、個人に罪はないし、米国に住むそれら移民たちを苦しめる結果になる可能性は否定できない。そんなことは理解したうえで民主党支持者に聞きたい。それでは人権を蹂躙しているシリアやイランの政府をどうにかする対案はあるのか、と。そういう根本的な問題を無視して、難民を受け入れるというのはあり得ないのではないか?
今回の一件は唐突に過ぎた感があるが、方向としては間違っていないと思う。トランプがワシントン界隈に転がっている口だけの指導者ではないという事実もはっきりと理解できた。どうせ三か月たったらビザの発給を厳しくはするものの、再開するのだから、文句はないだろう。シリアの難民は受け入れないというのは、多分シリア問題には真剣に取り組むという事なのだろう。
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