マイケル・ウッドソン率いるニューヨーク・ニックスであるが、見ていてとても詰まらないチームに成り下がってしまった。得点力に物を言わせて、シーズンでは勝てるが、プレイオフのような頭を使わなければいけない場面になると、ボロが出る。インディアナ相手に、誰が誰をディフェンスしなければならないのかなど、チームが意思統一をしていなかった。あれでは負けても仕方ない。勝ったペーサーズ、マイアミを下すことは難しいだろうが、結構苦しめると思う。
さて、愈々明日からスパーズ対グリズリーズの西カンファレンス決勝戦が始まる。いつも通りにマッチアップを見て行こう。
PG:トニー・パーカー対コンリー
SG:ダニー・グリーン(ジノブリ)対◎トニーアレン
SF:レオナード対○プリンス
PF:◎ダンカン対◎ランドルフ
C:スプリッタ―(ディアウ)対◎ガソール
とまあ、こうなるのだが、スパーズはマンツーマンというよりもチームディフェンスを得意とする。昔はスパーズにはロールプレイヤーが一杯いたが、ブルース・ボウエンのようなディフェンス専門の選手は今は昔で、スパーズの選手層は薄くなっている。
二年前はグリズリーズがスパーズをプレイオフの第一戦で下した。あの時に比べて、スパーズは弱っている一方、グリズリーズは纏まりを見せている。グリズリーズ相手には、老獪さよりも、フィジカルさを見せなければいけないのだが、そんな力が今のスパーズにあるのかどうかは疑問である。ただパボビッチは、執拗にマッチアップをずらして来たり、相手が嫌がる事をし続ける。ディフェンス中心の、80対76で決まるような「いやらしい」バスケが楽しみで仕方ない。
4-1であっさりとグリズリーズとみた。
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