オーブがあっさり負けたが、結論から言うと、殿堂入りジョッキーのゲイリー・スティーブンス騎手にしてやられた、という事だ。
今年は逃げ馬がいないと書いたが、スティーブンス騎乗ののオックスボウが逃げた。紅一点ナプラヴニック騎乗のマイルートが続く。しかしだよ、半マイルを48秒で行かれれば、後ろの馬は無理である。こんなに遅いペースになるとは流石のオーブも想像をしていなかったのだろう。
オーブは一枠だったので、揉まれる事も予想されていたが、少頭数なので大丈夫と思っていた。ペースが遅く、焦ったロザリオは、第三コーナー手前で動き出す。内をするすると5番手まで上がっていった。最内からディパーティングがやって来て、中で挟まれて、やる気を無くしてするすると後ろに行く。前の馬は息を入れているので、最悪のパターンである。
直線、そのままオックスボウが逃げ切る。マイルートが続くが、後ろから来たヴェラスケスのイッツマイラッキーデイにかわされて三着(これも騎手の差)。
オーブは、最後の直線で明らかに足を余しているので、鞍上が悪かったとしか言いようがない敗戦である。今年もトリプルクラウンは見えない。
しかし、ゲイリースティーブンス、復帰していきなりG1制覇とは、素晴らしい。他の騎手が青く見えるような騎乗は、流石であるとしか言いようがない。昔、阪神のワールドジョッキーズシリーズの時、スティーブンスの騎乗に驚かされたことが未だに頭に残っている。
勝った最低人気のオックスボウ、父はオーサムアゲイン、母の父はマンノウォー系でティズナウの父であるシーズティズィー。まあ、騎手のおかげのフロックである。
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