ノルウェーのテロリストは、禁固二十一年しか喰らわないことを熟知した上で、大量虐殺後にすんなりと投降して、司法の場で自分の意見を発表しようという魂胆であったようだ。つまり、リベラルな刑事法がこういった大量虐殺を助長したと言っても過言では無いわけだ。新聞各社や、テレビ局は、このテロリストの「動機」がどのような物であったかを報道しているが、「気違い」の取るに足らない考えを、公共に対して発表する必要は無い。キチガイの意見を書くことこそが、民主主義の敗北に繋がると私は信じているし、それこそがこのテロリストの本意にするところだったのだと思う。こういう事に感化されて、模倣する人間も出てくるので、メディア側も厳重にこの事件に対処して欲しいところだ。
我が国では、一部の左翼などのみが唱える死刑廃止論であるが、何故ヨーロッパなどではここまで死刑廃止に拘っているのかは御存知だろうか?日本とアメリカ(テキサス州)が死刑を継続しているのに、何故大半の発展国が死刑を廃止しているなどと言うのだろうか?だが実態は、キリスト教やユダヤ教の影響を受けている多くの国が、その宗教上の理由から死刑を廃止していると言った表現が適切であると思われる。
モーゼの十戒には「汝、殺すこと勿れ」と書かれている。キリスト教を信じている人には、この言葉の縛りから抜けられない人がいるのだ。それはカミユの異邦人を読んでも明らかだろう。殺す事は神の命令に反する、よって国家が殺してはならない、と。勿論、こういった議論を中心に、そこに肉付けがされており、現在の死刑廃止論は多種多様にわたっている。
モーセの十戒には二つの異なる訳が存在する。「You shall not kill」と「You shall not murder」である。前者は「汝、殺すこと(kill)勿れ」となり、人を殺してはいけない事になる。だが、これはヘブライ語からヨーロッパ言語に翻訳する際に誤って訳したものであり、ヘブライ語の旧約聖書には後者の「汝、殺人すること(murder)勿れ」と書かれているわけだ。多くの欧米人は、”You shall not kill”の形で十戒を理解しており、誤訳の縛りから醒められないという、冗談にならないような状態になっているのである。マーダー(悪意を持っての殺人)とキル(ただ単に殺す)とではかなり意味が異なる。
EUなる共同体を作る際、ばらばらの国家を繋ぎ合わせる為に、その基本を何に据えるのかと言う議論がなされている。多くのヨーロッパ人は、「キリスト教」をEUの礎にしたいと考えている。つまり、ロシアはセーフだが、エジプト、イスラエル、トルコ、モロッコなどはアウト、というロジックだ。EUがキリスト教的な考え方を世界に政治力でばら撒こうとしている節があり、儒教・仏教・日本教国家である日本には警戒が必要となる。何度も言うが、ヨーロッパのシステムを日本にそのまま輸入するのは避けたほうが良い。
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