7/20/2011

脱原発三国同盟というジョーク

ドイツやイタリアは脱原発を果たしたので見習うべきだ、などと言った幼稚な意見を言う人が回りに結構いる。ドイツやイタリアが果たしたのは、「NIMBY」である。Not in my back yard、つまり自分の裏庭でやらないならOKという事だ。実際ドイツやイタリアは原発で作った電気をフランスから買い続けている。ドイツは脱原発を掲げているが、いまだに原発は稼動しているし、二酸化炭素の問題などから原発再開を望んでいる人も大勢いる(色々な意見の人がいるのは当たり前のことだ)。ドイツやイタリアがやっている事は、リスクはフランスに押しやって、自分達は善良なフリをしているだけなのだ。

EUを一つの巨大な国家であると看做した場合、ドイツとフランスの国境など、今日では県境程度のものだ。東京の人は、原発を新潟や福島に押し付けて、電力だけを享受しているといった批判をする人がいる。ドイツやイタリアがやっていることは、東京に住む人達と何が違うのか?

私はイタリアに暫く住んだことがあるのだが、当地の電気代は馬鹿高かった。ユーロ高を勘案しても、日本よりも電気代は高いはずだ。私が言いたいのは、ヨーロッパにはヨーロッパの事情があり、日本の事情とは大きく異なる。なんでもかんでもヨーロッパに習えと言っている日本人の似非インテリ層には辟易とする。ジョークであるが、日本がドイツとイタリアと組んでも碌な事にはならない筈だ。それよりも、東京・大阪・ドイツ・イタリアで同盟を組めばいい。福島、新潟や福井、フランスにリスクを放り投げて、金で安全と電気を買う「リスク回避NIMBY同盟」として。

0 件のコメント:

竹内県議が兵庫県政の空白を生んだ迷惑な黒幕の一人だというのは、真っ当な評価であり、この事実が揺るぐことは無く、立花の名誉毀損の件とは関係ない。

立花孝志は、自殺したと報道されている竹内元県議を、「警察の捜査を受けている」と生前に言った事で名誉棄損の罪がかけられているものと理解している。この件については、事実ではなかったとして既に謝罪している。プラスで、死後には「警察に実は明日にでも逮捕される予定だった」と虚偽の話をしたと...