7/04/2011

ジョーイー・チェスナッツ予想通りの五連覇

本日は独立記念日。独立記念日といえば、バーベキュー、花火、そしてホットドッグの早食いコンテストである。朝からESPNでネーサンズのホットドッグ早食いコンテストを見た。ニューヨーク、ブルックリンはコーニーアイランドのネイサンズの前には人々が溢れ返り、この汚く下らないホットドッグ早食い競争を見ようと集まっている。

ただの馬鹿コンテストなのに、ESPNでは科学的な見地からホットドッグの早食いを検証したり、わざと仰々しく見せようとする。下らないものを仰々しく祭り上げるのは、アメリカでも質の良い冗談と考えられている。で、参加者の紹介だが、今年も小林尊は参加しない。ジョーイー・チェスナッツに唯一対峙できる人類はタケル・コバヤシだけなので、コバヤシが参加しない時点でチェスナッツの5連覇は約束されているも同然だ。結果が解っている競争ほどつまらない物はない。面白いのは、今年は中国人を三人(一人の名前は広東語だったが)参加させており、無理矢理インターナショナルな雰囲気を作ろうとしている。

で、早食いコンテストが始まったわけだが、隣のパット・バートレッティが意外にも善戦する。5分経過時点ではチェスナッツとそんなに差はなかった。しかし、皆の食べ方の汚いこと。ホットドッグのバンを水につけて、口にほおばる。気持ちが悪くなって、テレビを凝視できずに私は席を立った。で、10分経過して戻ってきたら、やっぱりチェスナッツが余裕で勝っていた。62個のホットドッグを食べて5連勝を飾ったわけだが、自身が2009年に記録した68個のワールドレコードからは程遠かった。やはり、コバヤシと二人で競り合う様子を見たかった。

この競争であるが、マンネリなので、主催者は盛り上げ方を考えるべきだ。独立記念日の朝に見るものがないので一応見てるという人は多いが、もう少し工夫すればもっと面白くなると思う。小林を締め出した経緯など、主催者の頭の悪さが目立つのはいただけない。

どうでもいいが、独立記念日にアメリカ人のハート(心)を打ち砕き、6連覇を果たしたタケル・コバヤシは日本人の至宝である。タケル・コバヤシの業績は、イチロー・スズキと並んで評されるべきだろう。イチローが今年のオールスター出場を逃したように、コバヤシもチェスナッツの追撃に勝てず、一時代が終わった感はある。コバヤシ氏の活躍は国民栄誉賞ものである。(因みに初めてネーサンズ早食いコンテストで優勝した日本人は1997年のヒロフミ・ナカジマであり、コバヤシは3人目の日本人チャンピオン。)

読み返して思うが、ここまでどうでも良い記事をよく書いたものだと自分でも感心している。

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