今年のケンタッキーダービーは、馬柱を見ていた時点から思っていたのだが、どうもメンバーが弱すぎる。例年のように、「こいつはいける!」というのが無い(実は去年もそうだった)。一番人気のダイアルド院も、前走はガルフストリームで前が崩れて展開のあやで快勝した感が強いものの、今年のダービーはスローペースが確実なので、展開が向かないのは目に見えていた。かといって、無理矢理前に行って他の馬を自滅させるような、古き良きアメリカタイプの馬も見当たらない。ヴェラスケス騎乗のアンクルモーなら出来たかもしれないが、スクラッチしたので、スローペースは確定だ。この時期のケンタッキーは雨が多いのだが、それも期待できず、確実に前有利な競馬になる。
コーリー・ナカタニ騎乗のニーローが内容の濃い競馬をしているので押したいが、誰が勝っても不思議ではない組み合わせだった。で、結論は、見送り。ケンタッキーダービーをトラックに買いに行かなかったのは10年ぶりくらいか?
結局勝ったのは、ピンチヒッターのベラスケスが外から上手く裁いて勝ったアニマルキングダムだった。二着はニーローが前で粘り、後ろから来たインドージャマイカ系のマラグが騎乗していたマッチョマッチョウーノが三着。結局スローペースで、騎手の巧さと運が勝負を分けた、実につまらないレースになった。最近はドバイワールドカップを初め、オールウェザー・ポリトラックのくだらないレースばかり見せられていたので、スピード競馬を期待したのだが、ダメだった。ますます競馬がつまらなくなっている。
勝ったアニマルキングダムは、父はLedoidesanimaux、フランス語で動物の王様。ブラジル生まれで、BCマイルの圧倒的な一番人気に押されたもののスクラッチした化け物だ。まあ、ダービーはあまり血統に左右されないレースなので、こういうのもありなのだろうが、ダート未経験、4走のキャリアでケンタッキーダービーを勝たれると、正直萎える。
二着のニーローは順調に行けば強くなる。日米問わず、ダービーを勝ちきれない馬にはいい馬が多い。しかし急遽乗り代わりでダービー初勝利をあげたベラスケスは巧かった。
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