ストロス=カーンがニューヨークのホテル従業員に対するセクハラで逮捕された。フランスの財務大臣を務めた人物であり、現在はIMFの専務理事をしている。発言も重く、ギリシャやポルトガルの問題についても、常にマイクが振られる。
フランスの社会党に属しており、次期大統領候補でもあったストロス=カーンが逮捕されたのだから、不思議というほか無い。
フランスと言えば、福島原発の話から気を逸らす為かリビア空爆のリーダーシップをとったり、昔もアメリカと中国の間で武器輸出の政治判断を揺らしてみたり、エアバスとボーイングの戦争を後ろから支えてみたり、かなり国際的に政治的な国である。しかし、ここまで露骨なニュースをみると、フランスという国をどうしても色眼鏡で見てしまう。
ちなみにストロス=カーンは完全なユダヤ人である。現職大統領のサルコジは、ハンガリー系の父親とカソリックに改修した元々を辿るとユダヤ系である母の元に生まれていたため、ユダヤ人であるという言い方が適切かどうかは判断が分かれるところである。(ユダヤ人はユダヤ教を信じている人という意味と、ユダヤ人の母親から生まれた人という二通りの意味があり、「日本人」というような民族的な定義とは若干異なる。)
EUの小国が経済問題で苦しんでいる中、フランスはEUで存在感をますます強めているので、フランスの政治問題はしっかりと注目しなくてはいけない。
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5/15/2011
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