4/30/2014

第五戦オクラホマシティー・サンダー、20点差を追いつくも、四戦連続のオーバータイムで競り負ける

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オクラホマシティーで、OKCサンダーとメンフィス・グリズリーズの第五戦が行われた。駒が揃わず、苦肉の策でダンリービーやハインリックを先発させているシカゴに勝ち目がある訳ないのだが、TNTは詰まらないシカゴ・ブルズ対ワシントン・ウィザーズの試合を優先させた。私のケーブルテレビではNBAテレビが見られないので、サンダー対グリズリーズの試合は、仕方なくインターネットで観戦せざるを得なかった。

第一クオーターはザック・ランドルフ(Z坊)とプリンスのショットが入りまくり、メンフィスの点数が伸びていく。一方で、サンダーはウェストブルックがボールを持ち続ける悪いバスケが続く。第一クオーター終了は25-30でメンフィスがリードした。

第二クオーターに入ると、クオフス、ウドリヒ、ミラーといったベンチ組もある程度の活躍をする。サンダーは、前回に活躍したジャクソンの再起を期待したが、この日はディフェンスが厳しくなり、ジャクソンは思ったようにボールを回せない。ならばと、ウェストブルックが必死に自分でボールを持っていこうとするが、相変わらずミスショットも多い。ウェストブルックは、第一クオーターのフィールドゴールが5-9で、第二クオーターは0-6である。アシストは前半で2つだけである。55対43でグリズリーズが前半戦をリードで折り返す。

第三クオーターに入り、コンリーやコートニー・リーなども点数を入れ出し、第三クオーター残り3分43秒の時点で、72-52とグリズリーズは20点差に拡げてしまい、勝負あったかな、という感じであった。

ここから変化が起きる。いつもなら控えメンバーが入るところだが、スコット・ブルックスは、デュラント、ウェストブルック、バトラー、イバカ、ジャクソンと言う、考え得るもっとも攻撃的なメンバーをコートに残した。ウェストブルック、デュラント、イバカは休みなしである。そして、ウェストブルックが、なんとアシストを始めたのだ!第三クオーターでウェストブルックは7アシストも献上した。バトラーやデュラントが点数を入れ始めた。第三クオーター終了時には、70対76と、6点差まで詰め寄った。

第四クオーター。初めの4分間、イエーガーは必至のディフェンスを仕掛けてくる。デュラントが2点入れただけで、点数が全く入らない。グリズリーズにおあつらえ向きの忍耐のバスケである。グリズリーズの得点能力に疑問が残るような攻めで、オクラホマが詰めてくる。終了30秒前、グリズリーズの二点リードでグリズリーズのポゼッション。だが、コンリーからウェストブルックがスティールして、ダンクを決める。同点だ。最後にZ坊が入れたようにも見えたが、時計に勝てず、90-90で、なんと4戦連続のオーバータイムである。なんじゃ、こりゃ?

オーバータイムにベテランのマイク・ミラーが立て続けに3PTSを入れる。そして、グリズリーズが二点差で迎えた残り27秒、トニー・アレンがファウルを犯し、デュラントが一本目のフリースローを入れる。ここで、タイムアウトのカウントがおかしかったのか、ジョーイ・クロフォードがフリースローを停め、必死の形相で記録係に何かを言いに行く。そして、デュラントは次のフリースローを外してしまう。最後の攻撃でデュラントが無駄な3PTSを放ち、外れる。これをイバカがティップしたようにも見えたが、時計に勝てずノーカウント。99対100でグリズリーズがサンダーを競り落とす。星は3-2で、ホームのメンフィスに戻る。

どんな状況であれ、MVPが試合を決するフリースローを外してはいけない。後、ウェストブルックは10リバウンド、13アシスト、30得点と、トリプルダブルの活躍…と言いたいところだが、フィールドゴールは10-31と、21本も外している。これは頂けない。どれだけ非効率的な攻撃だろうか?まあ、メンフィスのチームディフェンスを讃えるべきであると思うのだが、オクラホマの選手は自尊心が傷つくだろう。あと、後半開始からオーバータイムまで、ウェストブルックとデュラントは休憩なしのフル出場である。これでは疲れる。ただ、20点差を追いついたのだから、それはそれで評価されるべきかもしれない。

私は、グリズリーズが鉄壁のディフェンスを中心としたプレイオフ向きのチームであり、単純にそれを讃えるべきであると思う。頑張れ、グリズリーズ!

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