3/20/2025

公務員天国を再認識させられた兵庫県第三者委員会の結論

兵庫県の第三者委員会の結論が3月19日に発表された。結論を一通り聞いたが、百条委員会の結論に角を立てないように、タマムシ色にまとめたのだろうと、ポジティブに解釈しようと努力したが、正直、かなりしんどい。

というのも、意見が多すぎるのだ。選挙を経てない弁護士が、選挙で選ばれた県政の長に対して、上から目線で窘めているという、非常に興味深い。県政とはこうあるべきだ、コミュニケーションはこうあるべきだ!このような意見を知事に言いたければ、選挙に立候補でもすればどうなのか?どのような意見を言うのも自由だが、弁護士は法律の解釈だけすれば良いと思う。世の中には法律では判断できない価値観の違いがあるので、選挙でリーダーを選ぶ。それが民主主義だと思っている。

知事のパワハラはあったという結論になった。職場の雰囲気を悪くするような行為はパワハラという事らしい。はあ、っていう感じだ。パワハラの定義が無茶苦茶だと思っている。こんなのがパワハラだと認められれば、社会活動は成立しないと思う。

いずれにせよ、公務員様は、知事を引きずり落とそうとクーデターを画策したり、勤務中に不倫日記をつけていようが、守ってもらえるらしい。今後は、多少の事実を含ませれば、他人の誹謗中傷を含む怪文書をバラまいても犯人捜しはされないらしい。職場の雰囲気が少しでも悪くなるようなマネジメントは、パワハラとして認定されるらしい。公務員天国である。生産性なんて糞喰らえである。まあ、県民局長の処分は有効であると第三者委員会が結論付けた事は、救いがあると言えば、救いもあるのかも知れない。

第三者委員会は歪んだ視線で結論を出している、と私は感じている。が、もしかすると、私の視線が歪んでおり、実は、真っ当な弁護士が現行の法律を丁寧に解釈すると、このような結論になるのかもしれない。そうだとすると、現行のルールがおかしいという結論になってしまう。自民党政権や兵庫県政は、公益通報者保護という名のリーダーシップ制の否定や、個人情報保護という名のサボタージュを許容するシステムを、今までこっそりと通してきたのではないか。私たちの社会には、知らない間に社会主義的な個人の自由を蔑ろにするような法律が溢れているのではないか?公務員天国をまかり通すために。そのようなふざけたルールはぜひ改正されるべきである。NHK党には、公務員や労働組合を利するようなルールと徹底的に戦って欲しいと思う。

いずれにせよ、第三者委員会の結論を聞いた私は、自分の子供には、公務員にならなきゃ損だよ、と教えようと思っている。

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