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さて、ロケッツ対トレイルブレイザーズの第四戦が行われた。ロケッツはツインタワーを先発で起用し、オルドリッジ対策は万全であったし、効果も大きかった。パーソンズが燃えていたし、ベンチスタートのダニエルズも連続で3PTsを決めて、前半を10点差と理想的な形で終えた。
しかし、プレイオフはレギュラーシーズンとは違い、色々なアジャストメントがされる。テリー・ストッツは、ディフェンスを重視してきたのだ。今まで簡単に入っていたレイアップやシュートが入り難くなってきた。それどころか、ボールを持っている選手全体にプレッシャーをかけ、スティールを狙ってくる。ヒューストンはハーデンやハワードがボールを持つと、基本的にボールを回さないし、得点に関係のない連中は3PTS狙いで外に突っ立つだけである。リンやベバリーがボールを持ったとしても、基本はハーデンにボールを渡すか、自分でレイアップをするだけである。見ていて面白いような巧いパスは、5回に1回もない。
ハーデンがいつものように、自分の技術を信じてアイソレーションプレーを仕掛けるが、マシューの執拗なディフェンスに切り込めない。しかも、内にはビッグマンが二人いるので、簡単なレイアップは入らない。それを理解せずに、ハーデンは突っ込み、ターンオーバーを犯す。
ジャーミー・リンのプレーは酷かった。リンが下手なのは知っているが、パスを後ろから取られたり、簡単そうなレイアップを外したりするのは論外である。第三戦と第四戦で、一体何本のレイアップを外したのだろうか?ディフェンスのプレッシャーをかけられているのは解っているが、プロとしてヤバいレベルであった。これではチームメイトとの信頼関係が築けない。
で、10点差が溶解し、連日連夜のオーバータイムに縺れ込む。ダニエルズがファウルの3点をキッチリ入れたり、ハワードが孤軍奮闘したりするなど、ロールプレイヤーは頑張っていた。しかし、最後はハーデンのオーバーターンで負けた。
ヒューストンがプレイオフチームでない事は解っているが、プレーが酷過ぎる。コーチ陣の戦略も欠落している。両コーチ、つまりはマクフェイルとストッツの間に月とスッポンの差があった。ヒューストンのベンチには、ディフェンスのガルシア、オフェンスも出来るモンティユニスなど、面白みのあるベンチプレイヤーがいるのだから、何故それらを上手く使わないのかが理解できない。パウエルやキャスピやハミルトンでさえ、巧く使えば相手の戦略を惑わせると思う。思い切ってハーデンのプレイタイムを削って、ロールプレイヤーを入れた方が、流れがピリッとするのではないか?
まあ、第四クオーターの終わり5分ほどのクラッチプレーを強いられるときに、ディフェンスをかけられると急に弱くなるヒューストンのバスケは、レギュラーシーズンから同じことだった。しかし、プレイオフバスケでこれは通用しないだろう。
ヒューストンは、ディフェンスの圧力で自分たちのバスケが出来ていないだけなのに、後半にはチームメイトを罵るような場面が何度か見られた。ハーデンやハワードがチームメイトに向かって厳しい顔で叫んだり、ベバリーが自分のターンオーバーを新人のせいにしたり、見ていられなかった。一方のトレイルブレイザーズは、たとえケアレスなミスや、下手なターンオーバーがあったにせよ、チームメイトにハイタッチをしている。チームで戦うポートランド・トレイルブレイザーズとワンオンワンの延長でバスケをするヒューストン・ロケッツ。どちらが勝ち残るのかは、今となっては明白である。
本日の採点
優:ハワード、アシーク、ダニエルズ
良:パーソンズ
可:ジョーンズ
不可:リン、ベバリー、ハーデン、マクヘイル
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