世の中は皮肉なものである。
麻生政権末期の自民党は、それまでの無茶苦茶な自民党の政策を反省もせず、マニフェストにはまともな事ばかり書いた。一方の野党である民主党は衆愚的な出来もしない事を書き連ねた。で、自民党は惨敗した。だが、選挙民が民主党の政策に釣られたのではなく、自民党にお灸を据えたいと思って民主党を選んだだけの話だと思う。あのマニフェストが実行可能だと信じていたのは、頭にお花が咲いている鳩山さんだけだったのではないだろうか?お笑いマニフェストを実行できなかったと言う意味で、野田首相は噓吐き呼ばわりされている。
今回は、野田首相は、それまでの民主党の無茶苦茶な政治を反省もせず、マニフェストには民主党の非主流である花斉会的よりのまともな事ばかりを書く予定のようだ。一方の自民党は、安倍首相が大麻草でも吸っているのかと思うような事を言っている。淡々と出来る事だけを書いていても当選するのに、態々虎の尾を踏みに行くような、実行不可能な事を書いている。それでも自民党は政権に返り咲くだろう。何故なら、選挙民はマニフェストの事など気にすらしていないからだ。選挙民は民主党にお灸を据えたいだけで、自民党に票を入れる。安倍次期首相なりに深く考えて、本気で自分の政策は実行可能だと思っているのかもしれない。
2015年、景気が大きく後退した日本で再び衆議院選挙が行われている。お尻を拭く貧乏くじを任せられた第98代の自民党の内閣総理大臣は衆議院選挙でカラ約束した無茶苦茶なマニフェストのせいで噓吐き呼ばわりされている。景気も良くならないし、憲法改正もできなかったではないか、と。選挙ではリベラル連合が出来もしないようなマニフェストを携えて、次の与党政権にならんとしているところであった。勝ち馬に乗るために大勢の自民党議員が他の党に合流して生き残りを掛けていた。
考えるだけで腹が立ってくる。真剣に政策を吟味して、政権を任せる政党を選んで欲しい。政策が無茶苦茶なのが解っていたので、民主党は勘違いしている鳩山を担いだ。政策が実行不可能なので、頭の弱い安倍晋三にババを掴ませようとしている。自分達の目的は与党になって利権作り。そうとしか考えられない。
PS 安倍さんのリフレ政策を批判していると、友人が本を貸してくれた。三橋貴明の「日本の復活うんぬん」という本だ。余裕があれば笑い転げるところだったのだろうが、最近忙しいからか、読んでいて腹が立ってきた。私の主張に合っているので楽しく読める経済書と、自分の嫌いな主張が載っているので読んでいて面白くない経済書がある。しかしこの本は、面白いとか面白くないとか、それ以前の問題であった。作者は明らかに経済学を理解しておらず、書かれている多くの内容は支離滅裂しており、読む価値もない。よって、好き嫌いすら評価しようがない。安倍さんはアホだとは思っていたけど、こういう本を本気で信じているの?この三橋某という作者、マッチョな事を書いて本を売りたいだけじゃないでしょうか?そもそもこの人、経済学の基本を理解してるのか?こういうトンでも本を出して、恥ずかしくないのでしょうか?この本が日本で売れていると言うのだから救いようがありません。或いは、お笑い本としてネタ作りに買っている人が大勢いるのかも知れません。こういうインチキ自称エコノミストに影響されている総理候補の安倍氏は…我が国は大丈夫なのでしょうか?
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