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3月, 2012の投稿を表示しています

ジェレミー・リン、膝の手術で今シーズン終わり

ジャーミー・リンは膝の手術をする事になって、回復まで6週間かかると言う。すなわち、このシーズンは終わりである。スタウドマイアーは手術の必要は無いと言われた様だが、怪我が原因で切れがなくなっている事は間違いない。ニックスの試合動向を追っていたが、興味が失せました。

御上はいつも馬鹿

シアトルには多くの日本人が住んでおり、震災復興のチャリティーなどの活動を個人もしくは団体でしている人が大勢いた。チャリティーコンサートなどを開催して、募金を集めたりしている人達もいた。ここまでは素晴らしい話なのだが、チャリティーなどで活躍した人達を、在シアトル領事館が労う為のイベントを開催する予定があると言う事である。 そんな労いのイベントに金と労力を使うくらいなら、その分を東北の振興に募金すれば良いと思う。「労い」をして貰っても、偽善ではなく、普通の神経を持ってチャリティーに望んだ人達には全く嬉しくない筈だ。というよりも、やる事がないのであれば、シアトルの領事館など失くせばいいのである。シアトルに本当に領事館必要なのか?外務省のポストのためにしょうもない物作ってるんじゃねえぞ。無理矢理不必要なプロジェクトばかり立ち上げやがって。消費税上げる前にいらない物を切り詰める努力をしろと言いたい。役人の雇用と名誉のために消費税上昇を許容してるん違うぞ、ボケが。

長期金利上昇局面:円安と資産価値上昇は必ず起こる

今週末はいよいよ大学バスケの準決勝だ。オハイオステートとカンザスの一戦は面白い試合になりそうだ。ジェイホークスがバックアイズを負かすとみた。ルイビルとケンタッキーの同州対戦は地元では盛り上がっているのだろうが、ケンタッキーがあっさり勝つとみた。スポーツにばかりうつつを抜かして、経済や政治の記事が少ないと言う趣旨のお叱りの意見を頂いた。古い読者もいるので、たまに経済の話を書く事にする。 日本経済が好調だ。全ての指標が良くなっている。地震のことは勿論であるが、過去数年は社会主義首謀者の政争に経済が巻き込まれ、社会全体が安定さを欠き、経済が無意味に悪くなっていた。野田政権がごく普通のあるべき政権運営をやっているため、その谷底からゆっくりと着実に回復している感がある。外環境のおかげで、円が必要以上の強さを見せたことで、購買力も上がり、世界的な材料価格の上昇を相殺することが出来た。 ただ景気が回復してくると、私たちは昔のツケを払わなければならなくなる。旧態依然とした自民党「おらが」優遇政権がたっぷりと50年に渡ってため続けたツケが膨れ上がっており、その返済を迫られる事態になってしまうからだ。 具体的にはどう言う事か?経済が回復しだすと、長期国債の需要が落ち、長期金利が上がり出すのだ。長期金利上昇が問題を誘発する事になる。長期金利の上昇は、長期国債の価値を落とすため、長期国債の需要がさらに萎んでしまい、市場ではますます長期金利が上がり、均衡点に達するまで金利が上昇し続けることになる。 銀行や生保は馬鹿ではないので、自分たちが損をしないために、長期国債から短期国債や、リスクを伴う株や不動産などにポートフォリオをシフトさせることになる。政府は長期国債購入を銀行や生保などに強引にやらせていたが、銀行も「ババ」を引くほど馬鹿ではないのだ。長期金利が上昇してくると、ババを引かないために、大手が理性的な行動に走り、長期国債価値の急落と長期国債金利の急上昇は避けられない事態となる。 政府は指を加えて見ているのか?答えはイエスである。為替が変動する日本で、長期金利をコントロールすることは恐らく無理である。まともな政府は短期金利はコントロールできるが、長期金利はコントロールできない。長期金利は市場が決めるのだ。イールドカーブが急になってくると、短期でお金を借りて、不動産や株にお金を入れ...

津波特集のシアトル地元紙のスポーツ欄、そしてマリナーズ開幕

阪神・巨人との試合は親善遊び試合という意味合いが強かったようなので(思い切り実力で負けていたが)、開幕こそが本気の試合である。その前日、シアトルの 地元紙のスポーツ欄 は、エリック・ウェッジ監督、リディ、ノエシと岩隈が石巻を訪れて、野球教室を開いたことが記事になった。地元の子供たちの逸話を紹介している。親族を津波で失い、なお仮設住宅で生活する子供たちの悲惨な状況を解説しつつも、野球というスポーツを通せば、その子供たちも普通の元気なただの子供になると言うようなストーリーである。バックグラウンドの説明など、かなり甘さも感じるが、この記事を書いているのは地元のスポーツ記者である。プッツが態度の悪いイチローをしばこうとしている、とかのしょうもない記事を書いている男が、こういう記事も書くのである。 どんな野球よりも大切な旅 とするジェフ・ベーカーの元ブログなどは、色々考えさせられる。コメント欄に「マリナーズのブルペンが被災地”Devastating Area(被災地)”じゃないか!」といった書き込みがあったが、スポーツファンの反応として、それはそれで面白い。石巻に行った選手の人選を見ると、開幕戦を迎えるメンバーが誰一人入っていない。野球選手の仕事は野球であるので、それは仕方がないことであるが、被災地を初めて訪れた三人の選手と地元紙スポーツ欄記者たちは、これからの人生の見方が変わるほどの経験が出来たと思うし、それは記事からも伝わってくる。 東京ドームでマリナーズ-アスレチック戦でMLBが開幕した。シアトルでは午前3時過ぎからの試合だ。夜遅くまで作業していたので、アックリーがホームランを打ったところくらいまでは聞いていたのだが、ラジオをつけたまま寝てしまった。寝ぼけながらもたまに耳に入ってくるのだが、朝方、再びアックリーの一打で勝ち越したようだ。わざわざメジャーの試合を見に東京ドームに行ったファンが最終電車の関係で途中で帰らざるを得ない事を心配したりする。 まあ、アスレチックスも3番にココ・クリスプを置く様などうしようもない糞チームであるが、ピッチャーがいいと誰も点数を取れない。マリナーズは4番にジャスティン・スモークを置くのとか、止めたらどうだろうか?二番のアックリーと言うのは面白い。なら、一番から川崎、アックリー、イチロー、シーガー、リディくらいの、しつこいくらい繋げる野球に...

水曜日のNY対オランドー、メロもアウトか?

NYニックスのカーメロ・アンソニーがシュートも入れられないし、動きもどこかおかしい事は言われ続けていた。で、やっぱり怪我が悪化していて、水曜日のオランドー・マジック戦を欠場するらしい。膝の調子が悪いジェレミー・リンも引き続き欠場する様子。アマーレはマイアミに医師のセカンドオピニオンを求めに行っており、手術に踏み切る可能性が高そうである。折角のESPNでの放送であるが、メロ、リン、アマーレと三人欠場となれば、テレビ見る必要がない。コメディーチャンネルでトッシュポイントオーかサウスパークでも見てるほうがマシである。 チャンドラーも休み休みだし、ニックスは怪我に悩まされている。まあ、バスケと言う競技は怪我が付き物であるのだが。

スタウドマイアー欠場。プレイオフの出場も微妙

デトロイト戦の第4クオーター、ずっとベンチで座っていたスタウドマイアーとジャーミー・リンであるが、勝ち試合で余裕を見せていたのではなかったようである。 アマーレ・スタウドマイアーは持病の椎間板が腫れており、背中を痛めて試合に出場できないと言うことである。症状はかなり深刻であり、下手したらプレイオフにも間に合わないであろうということである。昨年のプレイオフを同じ問題で棒に振ったが、スタウドマイアーを欠いたニックスは無残にプレイオフで散ってしまった。今季も本調子ではないように映っていたが、やはりこの問題を引きずっていたのである。野球もバスケもフットボールも、名選手であっても怪我には勝てない。 一方の林であるが、右膝痛で大事をとっての出場停止と言う事である。こちらは様子を見ながらで、あまり深刻な事態ではないようだ。 今季のNBAだが、日程がきつ過ぎる。もう少し選手に思いやりをもった日程にして欲しかった、と言いたいところだが、ストライキで粘ったのは選手側なのだから、自業自得の側面も否定できない。 スタウドマイアーがいないニックスがプレイオフを戦えるのか?正直難しいだろう。スタウドマイアーが健康であれば、東の3番手にランキングできるチームだと思っていたが、スタウドマイアー抜きでは6,7番手といったところだろう。

打てない同士、巨人にボロ負けしたマリナーズ

シアトルの当地ではテレビもラジオも放送されなかった(こっちの深夜なので仕方ないか?)。巨人対マリナーズの打てない対決であったが、結果は巨人が打ち勝った。マリナーズの先発は凱旋見世物の岩隈。やはり肩の調子がおかしいのか?それが解っていたから、あんなに安い契約でも買い手がつかなたっかのであろう。肩の怪我の後遺症が癒えなければ、選手生命すら危うい。ただ、逆の言い方をすれば、肩さえ良くなれば、普通に活躍できるだろう。 一方の巨人は本気モードでホールトンを使ってきた。アックリーに本塁打を打たれたものの、マリナーズ打線は鎮まらせた。シアトルのメディアは意気消沈。監督や選手も自身をなくしているようだ。シーズンすら始まってないのに(笑)。 マリナーズはスプリングトレーニングは決して悪くなかった。オークランドが春季キャンプカクタスリーグの首位だったが、マリナーズも三位につけている。だが、これは強調しておく必要があるが、開幕を見越した打順に固定してからは連敗が続いている。マリナーズが春季キャンプで勝っていたのは、川崎、シーガーやリディが活躍していたからである。 フロントが悪いと思う。オーナーで飛行機恐怖症の山内溥はいまだにマリナーズの試合を一試合も見たことがない。金は出すが口は出さないというスタンスを貫いているが、スポーツ界では異常なことである。で、フロントをハワード・リンカーンに任せているが、こいつが球団経営の能無しである。で、引っ張ってきたGMのズレンシックであるが、クリフ・リーなどを獲得して「こいつは!」と思わせたのも束の間、負け犬トレードを繰り返し、能無しGMであることを疑う者はいなくなった。昨季、規定打席に達した打者は、イチローとオリーボだけである。まあ、山内さんは放っておいても直ぐに向こうに行ってしまうので、ポスト山内のオーナーシップに期待するしかない。まあ、任天堂もあそこまで経営が詰まっていれば、マリナーズとの関係を見直す必要も出てくるだろう。 マリナーズは見ていてつまらないチームになってしまった。勝つとか負けるとかの以前に、とても詰まらない野球をする。ただ負けるだけで「おお!」っというようなプレーが期待すらできない。お金を払って見に行くのが馬鹿らしいチームだ。イチローの首振り人形を貰える日以外に今季は球場に足を運ぶことは無さそうだ。 マリナーズの話題を書くとブログの読者...

マリナーズ、阪神との花相撲でボロ負け

マリナーズが東京に凱旋して、阪神タイガースとのオープン戦が行われた。花相撲にしては盛り上がりが凄く、オープン戦にもかかわらず、チケット完売のようである。シアトルのメディアでは、東京ドームにイチローの麒麟ビールの看板が掛かっていることが取り上げられている。メディア関係者なども意外と日本に行ったことがない人などが多く、東京の物見遊山報道がローカルチャンネルを中心に報じられていて面白い。デルタの成田-シアトル間を往復するような生活を常識だと思っているのだが、ほとんどのアメリカ人にとってはかなりインターナショナルな世界なのかも知れない。 で、試合なのだが、テレビ中継はなかった。だがESPNラジオで中継があったので、作業をしながら聞いていた。ラジオ越しにも現場の盛り上がりが伝わってきたし、マリナーズ戦でトランペットやドラムの音で大合唱が起こっているのには違和感があった。いつものカツラ疑惑で20歳以上年下のガールフレンドがいるリック・リズが東京ドームから解説していたのだが、エキサイティングシートの事など、しょうもない話題を色々喋ってくれて、とても面白かった。ホテルニューオータニに泊まって赤坂界隈で美味しいものばかり食べているらしい。DHに入った「Tanimoto」という聞いたことのない選手がノエシからホームランを打ったのだが、新人か誰かかと思っていたら金本の事だった。 で試合だが、態々私が事細かに何が起こったかを書く必要はないと思う。皮肉だが、マリナーズは阪神の二軍とやってもいい試合になるのではないだろうか?こっちのメディア等の雰囲気から言うと、マリナーズは阪神相手に圧勝するつもりでいたようだ。何点差で勝てるのか、という論調が目立っていた。台湾や韓国のチームとアジアリーグで闘うときのような雰囲気があったのだ。で、結果はこれ。 状況に応じた的確なバッティングはできないし、ピッチングもへぼい。まあ、もう一試合巨人戦を見なければなんとも言えないが。というか、この先発メンバーに固定してから、オープン戦で一体何連敗しているの?

ニックス、トロントでぼろ負け

五連勝のニューヨーク・ニックスが、カナダにやってきて、三連敗中のトロント・ラプターズと与した。結果はボロ負け。 相手にゾーンディフェンスをやられて、攻撃を全くさせて貰えない。ニューヨークは巧い人間が揃っているので、一対一やダブルチームのようなディフェンスにはやたらと強い。ただ今晩のようなチームディフェンスをされると、手も足も出ない。これは始めての事ではなく、連敗しているときにも何度か見られた。理由は簡単で、リンがPG(ポイントガード)だからだ。リンはPGを大学時代にやっておらず、PGはNBAに入って以来の付け焼刃である。どれだけ活躍しようとも、所詮はルーキーのようなものである。組織ディフェンスを崩すには、ポイントガードが相手ディフェンスを翻弄する必要があるのだが、そこまでを現在のジャーミー・リンに求めるのは酷である。パスを出せずにいて、コーナーに追い込まれると、リンは何も出来ない。切り崩すテクニックを憶えて欲しい。 ゾーンされた際に、もっとも簡単な対処法は外から撃つことである。ノバックが9本3PTを撃って、そのうちの5本をねじ込んでいた。しかし、他の選手は19本撃って0本。リン3本、メロ4本、JRスミス5本。これだけ入れられなければ話にならない。そのうちの何本かが巧く決まっていれば、試合は違う展開になっていただろうし、焦る必要はないと思う。(しかし、カーメロ・アンソニーのシュートの確率が悪すぎる。) リンは吸収が早いので、このようなゾーンディフェンスに対する対処法を真剣に検討しなければ、プレーオフでは通用しない。 ゾーンディフェンスだが、NBAでは明から様でしつこいゾーンは結構珍しい。ご存知の方も多いかもしれないが、現在、大学バスケのNCAAトーナメントが開催されている。いわゆる「マーチマッドネス」である。アメリカにおけるマーチマッドネスは、日本で言えば一昔前の夏の甲子園くらいの盛り上がりようである。大学バスケは、オールスター級の選手ばかりを揃えられないため、あからさまなゾーンばかり仕掛けている。これに感化されるためか、毎年、この時期にNBAでも頻繁にあからさまなゾーンディフェンスが試される。それも弱いチームが。で、この作戦が結構成功してしまうから、バスケは面白いのだ。

ディフェンス志向のウッドソン・ニックス

マイク・ダントニーがNYニックスの監督職を解雇されてから、ニックスの連勝が始まった。前のアトランタ・ホークス監督であるマイク・ウッドソンがチームの士気を代えたとして、リンサニティーならぬ、ウッドソニティーなどと名付けたメディアもあるほどだ。 リンサニティー旋風が吹き荒れるNYニックスの連勝ストーリーに水を差したのはカーメロ・アンソニーが復帰したことである。復帰後のカーメロは明らかにシュートの確率など、統計的に苦しんでいる。もしかすると、見えない怪我の影響があるのかも知れない。ニックスはメロ復帰およびオールスターゲームの後、泥沼の6連敗でプレイオフスポットも危ないという状況になった。メロとダントニーがA級戦犯として晒し者になった。ダントニーを解雇して、ウッドソンにコーチをさせると、なんと次は5連勝。得意のローラーコースターだが、これは一体何なのか? 今年は、労使ストの影響でシーズンが短縮されている。一週間に4試合という無茶苦茶なスケジュールである。しかも、結構同じチームと二日くらいの時間差をおいて当たるのだ。メロ復帰後のスケジュールを見て欲しい。オールスター前に敵地でマイアミと当たってぼろ負け。これは仕方ない。クリーブランドにぎりぎりで勝って、一週間ほどの休み。そして、ボストン、ダラス、サンアントニオと敵地での三連戦。簡単に勝てるわけがない。ただ、どれもみっともない試合ではなかった。ミルウォーキー戦は勝てただけに惜しかった。あれを落としたのは痛いが、点数を取り合えばバスケならこういう事もある。その後、69ERSとシカゴ相手にみっともない負け。主力選手(メロ)が腐ったような態度をとり、監督解雇。 一方、ウッドソンになってからは、ポートランド、インディアナ、トロントと、勝って当たり前のところとばかり当たっている。では、ウッドソンにクレディットはあげられないのか? 昨日は、フィラデルフィアで69-ズとの再戦だった。なんと、ニックスの先発陣が第一クオーター、ディフェンスに集中したのだ。フィラデルフィアは全く点数を入れられない。ディフェンスだけで10点差にした。これはウッドソンの指揮なのだろうが、ニックスでもディフェンスできるのである。プレイオフに行き着けば、絶対にディフェンスが必要になる。ディフェンスできないチームは、ダントニーのサンズのように、早々と散るのがプレイオフの鉄則...

マリナーズ開幕25人枠予想:川崎控え内野手で当確、岩隈はロングリリーフ(敗戦処理)でシーズンスタートか?

野球の季節になろうとしている。シアトルに来た当初(2001年)は、野球のみが娯楽であった時代があり、マリナーズに対する思い入れが強かった時期もあったのだが、NBA、NFL、大学バスケや大学アメフットなどの楽しみ方を覚えてしまい、野球をスポーツとして客観的に観戦できるようになった。 で、今日はマリナーズの開幕25人枠を予想することにする。どうせ直ぐに解ることだし、ガッカリさせられるとは知っているのだが、一応やってみよう。 先発ピッチャー(5人) 34 HERNANDEZ, Felix RHP 38 VARGAS, Jason LHP 45 NOESI, Hector RHP 49 BEAVAN, Blake RHP 25 MILLWOOD, Kevin RHP エリック・ウェッジ監督は岩隈をロングリリーフ(敗戦処理)で使うと明言した。それに対して、郭泓志をリリースした穴を、招待選手である大ベテラン37歳になるケビン・ミルウッド(でもイチローより一歳下)で埋めて、第五の先発にさせると言う事である。シーズンを進めていく上で、岩隈にきちんとした過渡期をおかせる事ができる、結構頭のいい起用方法だと思う。ヘルナンデス以外はなんとも心許ないし、この数年のピッチングラインナップを思い返せば、大丈夫かな?と考えるのはもっともだ。しかし、セーフコでやれば、調子さえ良ければ普通はみっともない事にはならない。マリナーズのピッチャーは球場の利で誰でもそれなりにこなせるものだ。ただ、この布陣が夏まで固定されている可能性は非常に少ない。二番手以下は誰が何時タコマ送りされてもびっくりしない。 リリーフピッチャー(7人) 43 LEAGUE, Brandon RHP (クローザー) 52 SHERRILL, George LHP (ワンポイント左のセットアップ) 54 WILHELMSEN, Tom RHP(勝ち試合セットアップ) 18 IWAKUMA, Hisashi RHP (ロングリリーフ) 23 KELLEY, Shawn RHP (勝ち試合セットアップ) 以上5人は確定である。シーズンを進めていくと、岩隈が誰かの代わりに先発に回るものと思われる。ラミレスやファーブッシュがタコマから上がってきて先発に回る可能性すらある。肩の具合にもよるが、岩隈がMLB...

ティーボーはジェッツに

ティム・ティーボーはニューヨーク・ジェッツにトレードされた。QBのサンチェスと契約したところだったので、多分無いだろうと踏んでいたが、ジェッツはサンチェスを信用していないと言うことか?確かに、昨年の終わり、サンチェスの7回に渡ってインターセプトをされ、プレイオフスポットをマイアミ・ドルフィンに掻っ攫われた経緯がある。 一昨年はプレイオフにも進出して大活躍したサンチェスであるが、QBレーティングは78.2とお世辞にもエリートとは言い難い。それに対して、ティーボはプレイオフにチームを導いたとは言え、統計上は72.9しかないのだが、プレイオフに関してはこの数字が90まで伸びている。 サンチェスは4億ドルの契約を結んでいるのに対して、ティーボは一年200万ドル程の契約となる。客寄せパンだとしては、かなり安いお得な品物と言える。最終的にサンチェスが負けてティーボがエブリデイポジションにつきそうな気もするが。

ペイトン・マニング、デンバー・ブロンコスへ

ペイトン・マニングはデンバー・ブロンコスと交渉中とのニュースが入ってきた。 全米の関心は、それではティーボはどうするの?という事に移りつつある。キリスト教の熱心な信者に支持され、アンダードッグだと言われ続けたティーボ。ティーボのおかげでブロンコスがプレーオフ進出出来たことは疑いようがない。ただ、昨年の活躍は「まぐれ」だと思っている専門家も多い。ランが得意なクオーターバックというのも玄人受けがすこぶる悪い。いずれにせよティーボーがデンバーに残る可能性は少ないと考えられる。ブロンコスは恐らくはティーボをトレードするだろう。 だとすれば、一体どのチームがこのホット・ポテト(オーブンから出てきて熱々で危ないものの意味)を処理するのだろうか?キリスト教右派の色が着き過ぎているので、QBが必要な都市部のチームは手を出しづらい。多分、田舎のチームに収まると予想する。地元のジャクソンビルか?マニングを獲得できなかったアリゾナか? 読売が逆上しているのをメディアが気持ち悪いほど静観している事無かれ主義的なニュースよりも、アンチ・ティーボの一人として寧ろこっちのニュースの方が余程面白い。(勿論私はアンチ讀賣です。) ティーボを放出して、マニングとサインして、デンバーのファンは怒らないのか?デンバーのファンのことなど知ったこっちゃないし、チームが勝てば誰でもいいのです。 Pマニング何処へ? ティーボに神のご加護があらんことを

がれき受け入れ問題

被災地の瓦礫の受け入れを全国都道府県に要請していると言うことだが、意味が解らない。何故、トラックなどに積んで態々瓦礫を全国都道府県に「公平」に運んでいかなければならないのか? 或いは、がれきの受け入れを拒否するような知事や市長を見つけるための踏み絵なのか? 瓦礫を運んで処理すれば一体誰が儲かり、納税者はどれほどの負担をしなければならないのか?輸送費は一体どのくらい負担しなければならないのか?復興の妨げになっていると言うが、「瓦礫の除去」を「復興」と勘違いしているのではないのか? 「公平さ」に重点を置いた「非効率な」案を通させる必要はない。政府は復興の方向性をきちんと国民に示し、領収書を国民に示す必要がある。瓦礫受け入れ問題は、復興特需に群がる全国に散らばる土建屋などとリスクを取りたくない官僚たちが作った「公平な」政策というのが真相であろう。伝統的に産廃処理は黒いベールに包まれた言い値で事が運ぶ世界である。愛国心を盾にした官民癒着の構造を見逃してはならない。東北のあるべく復興に対して、瓦礫処理を他県に持っていってまで急ぐ必要があるのかどうかを真剣に議論して欲しい。 「放射性残留物問題」と「東北を支援するべき」のような結論の出ない感情論を煽っておいて、「税金の使われ方」や「東北復興のあり方」を議論の机上にあげない報道姿勢に疑問を感じる。利権団体は常に問題を感情論に置き換えたいのが世の常である。感情論が出て来る時は、ナイーブにならずに、常に身構えて欲しい。

ブレイザーズ、マクミラン監督を解雇、オデンをウェーブ

ヴァンクーバー・グリズリーズをメンフィスに取られ、我がシアトル・スーパーソニックスをオクラホマに盗まれて以降、北西部に唯一残ったチームと言えばポートランド・トレイルブレイザーズであった。監督が元ソニックスのマクミラン、そしてオーナーはマイクロソフトナンバー2で、シアトル・シーホークスのオーナーでもあるポール・アレンである。 結構好きなチームで応援していたのだが、トレイル・ブレイザーズは今季の残り試合を諦めてしまったようである。選手の怪我によるチーム崩壊が原因であろう。 当地ワシントン大出身のガードのブランドン・ローイ、ドラフト一位センターのグレッグ・オデン、テキサス大出身フォワードのアルドリッジという三人の若い希望株を持っていた。昨季は地味だが得点力があるオールスターのジェラルド・ウォレスを加え、今季はウェスタンコンフェレンスの北西地区ではオクラホマに続く余裕の二位を確保できる筈であった。飛躍の年になるはずだったのだ。 しかし、シーズン前に膝を壊したブランドン・ローイが余りにも早い引退。そしてオデンは三度目の手術。1月の末くらいまでは若手が踏ん張って勝率を上げていたのだが、二月の末ごろから東の強豪相手に全く試合にならずに北西地域で最下位にまで落ち、プレーオフ進出に赤信号が灯っている。トレードで取ってきた選手はしょぼく、結局はアルドリッジが一人で活躍するだけのつまらないチームに成り下がってしまっている。これでは誰が監督をしても勝てない。 で、結論はチームの梃入れ。再建に動くことになったのだ。マクミラン監督を首にし、手負いのオデンをウェーブ。勉族ことリバウンド王のマーカス・キャンビーをヒューストン・ロケッツに送る。それだけでは飽き足らずウォレスをニュージャージー・ネッツに送る始末。不必要なフェルトンやクロフォードは逆に動かせなかった。ポートランドが輝きを取り戻すのは何年も後になりそうである。

ニックス、ダントニーを解雇

ニューヨーク・ニックスは3月4日のボストンでの惜敗を喫してから、アウェー中心に泥沼の6連敗。ミルウォーキーを除いては強豪とアウェーで当たっていたので仕方がない面もあったのだが、試合運びに?マークが付く物も多数あった。カーメロ・アンソニーが復帰してからは、リンの思い切りが悪くなったし、スタウドマイアーの良さが半減された感がある。ケミストリーが全く機能していない。しかも、ダントニーのシステム下では、ディフェンスを軽視する傾向があるので、点数がローラーコースターのように上下する。ディフェンスをきっちりされると非常に苦しい戦いとなる。 で、ダントニーが解雇された。突然のリンの活躍に助けられて、首の皮が繋がっていたが、選手からの不平不満をオーナーサイドが聞いた形になった。ダントニーのシステムに惹かれてやってきたバロンデービスのような選手もいるため、ニックスは内部崩壊したものと思われる。 ダントニーが解雇されて、アシスタントコーチで元アトランタ・ホークスの監督のウッドソンがコーチ代理をして始めての試合。マディソン・スクエア・ガーデンでのポートランドとの一戦。攻撃が爆発して、手負いのブレーザーズに42点差をつけて圧勝した。攻撃面だけでバスケをしようとすると、どうしてもこういうローラーコースター状態になる。 問題がある組織は小手先を代えても問題は解決しない。古典的な例をざまざまと見せ付けられた感がある。マリナーズが直面している問題と似通っていて興味深い。

ペイトン・マニングは何処へ?

インディアナポリスの顔であったMVPを歴代最高の4度も受賞しているQBペイトン・マニングがコルツを去ることになった。ボルティモア・コルツがインディアナポリスに移って以来のチームの歴史において、ペイトン・マニングの存在はミスター・インディアナポリスと言っても過言ではない。1998年からコルツ一筋でプレーしてきたが、昨季は首の怪我でシーズンを棒に振り、コルツは断凸の最下位。さらに、マニングはマニングでも弟のイーライ・マニングがプレイオフで神掛かったプレーをして自身二度目のスーパーボウルを捥ぎ取った事で、お兄さんの存在感は薄らいでいた。 しかし医師からプレー最下位のゴーサインが出ており、コルツからも開放され、新たなチーム探しに乗り出したのだ。将来の殿堂入りが間違いない選手を、一体どこのチームが獲るのか? 我がシーホークスも名前が挙がっている。ハッセルバックをタイタンズに獲られ、代わりにミネソタから獲ってきた黒人QBのタラヴァリス・ジャクソンはパッとしない。オーナーであるマイクロソフトNo2のポール・アレンがマニングに興味を示すのは当然の成り行きである。 ただし、シアトル・シーホークスは一歩も二歩も出遅れている。マイアミ・ドルフィン、デンバー・ブロンコス、そしてアリゾナ・カージナルス辺りがマニング獲得レースにおいては有利であると考えられている。しかし、デンバーは折角ティム・ティーボが活躍を始め、一部から熱狂的な支持を受けているのに、マニングを引き受けるのだろうか? 現在、マニングの一挙動が詳細に報告されているが、来週のNFLのドラフトのこともあり、非常に面白い展開になっている。

21世紀初頭の第二次オイルショック

To get the WTI oil price , please enable Javascript. 原油の価格がじわじわと上昇している。2008年の夏にはマーカンタイルのWTI原油がバレル当たり135ドル近くまで行ったので、直近の110ドルはまだ安めなのかも知れない。2008年の原油高当時は、ドライブを控えたり、馬鹿高い飛行機代を払ったりで、嫌な思い出ばかりがある。ジャストインタイム方式のロジスティックが高度に発展した現代社会において、原油が高くなれば消費者物価が増倍して影響を受けることになる。あの頃に魚や野菜の値段が上がっていたのは、原油高の影響だった。しかもスペキュレーションが元で、他の商品の値段も跳ね上がり、踏んだり蹴ったり状態になっていた。商品価格が上がると、価格はそこまで柔軟に調整できないので確実にGDPを押し下げることになる。 ガソリン価格がガロン(3.79リットル)当たり、4ドル以上になってきている。私の住むシアトル周辺では4ドル20セント代であるが、東海岸や炭素税のあるカリフォルニアではもっと値段が高いものと思われる。車社会のアメリカでは、ガソリンが高くなると物凄く損をした気になってしまう。ガソリンスタンドの表示が騰がっているのを見る度に、せこい私は嫌な気持ちになる。 何故原油価格が上昇しているのか?直接的な原因はイラン問題であろう。ホルムズ海峡封鎖を言い出しているイランをアメリカが牽制する。しかも原子力発電所が完成するとあって、イスラエルが予防的に空爆する可能性すら取り沙汰されている。そうなれば戦争である。 陰謀論の域を出ないが、イスラエルの右派は共和党政権返り咲きを目論んでいるので、わざとオバマ政権に揺さぶりを掛けている節がある。口にはしないが金持ちアラビア湾岸諸国も心の底ではイランを嫌っているので、石油価格高騰によるイランへの制裁を黙認している始末だ。イスラエル右派だけではなく、選挙前には色々な目論見があり、原油価格が人工的に吊り上げられていると見るのが常識だ。オバマも、カナダのアルバータからパイプラインをメキシコ湾岸まで通すプランを環境目的で破棄した。当地ワシントン州のチェリーポイント製油所では「謎」の火事があり、製油キャパシティーが下がったままである。BPと湾岸地域の住民との問題も昨今では政治問題に再び上がっており、一波乱・二波乱あ...

ボストンでのジェレミー・リンの中間試験は落第

ボストン・セルティックスとの試合が3月4日の午前に行われた。ジャーミー・リンはハーバードで過ごしたボストンへの凱旋となる。ボストンとの対戦はリンにとっても中間試験のような位置づけだ。 ボストンは今季かなり苦しんでいる。ケンドリック・パーキンスをジェフ・グリーンとのトレードでオクラホマに送ったことが効いているのではないか、と感じている。パーキンスはなんだかんだ言って、存在感のあるセンターであった。パーキンスが移ったオクラホマは主意をひた走っている。ついでグレン・デービスをブランドン・バスと交換でオランドー・マジックに送ってしまい、センターが二人欠けてしまった事がなによりも痛いのではないだろうか?ジェフ・グリーンは契約延長の翌日に命に関わる心臓病が発見されて今シーズンは出れない。バスはそれなりに活躍しているが、不動のセンターという感じではないと個人的に考えている。旧ビッグスリーの老化を言う人達も大勢いる。ポール・ピアスは問題ないが、確かにケビン・ガーネットとレイ・アレンはピークを完全に過ぎている気はするが、センターの問題に比べれば微々たる問題だと思う。今季にボストンがプレイオフには楽に行ったとしても、シカゴやマイアミを負かす事はないだろう。 ボストンは間違いなくディフェンスのチームである。ディフェンスのチーム相手に、ダントニーの攻撃的バスケがどのような展開をするのかが注目の的であった。当たり前のように、ラジャ・ロンドがジェレミー・リンに張り付いたのだが、私は手の長いロンドのディフェンスのテクニックをかなり評価している。ロンドは攻撃面で絶賛されることが多いが、2010年にはスティールの数がリーグで一番多かったように、今のNBAで一番ディフェンスが出来るポイントガードだと思う。しかも、常にいやらしくフルコートディフェンスをするし、ディフェンス意識がかなり高い選手である。 1Stクオーター、リンはロンドのディフェンスに四苦八苦する。狭いコーナーに閉じ込められ、ボールが全く回らない。ピックアンドロールが成立しない。いつもの攻撃的なバスケが鳴りを潜める。対ボストンのチームがいつも陥るように、ターンオーバーだらけのバスケになった。一時10点差近くつけられ、見るに耐えないような試合になっていた。 しかし、ファウルを二回犯したリンがいち早く下がり、バロン・デービスにPGを変えてからは、...

キングスもコヨーテスも「売り物ではありません(Not For Sale)」

ホッケーのコヨーテスはアリゾナに残ることになった為、シアトルに来ることはなくなった。これはどうでも良い。 一方のサクラメント・キングスだが、こちらもサクラメント市とのアリーナ問題に終止符が打たれ、サクラメントに残ることになった。 来期にNBAとNHLがシアトルに来ることはなさそうだ。 ニックスは、今週はゆるいスケジュール。クリーブランドとの一戦は、後半に力を出して流しただけ。ノヴァックが3PTの鬼となって入れまくっている。「沈みつつある」ボストン・セルティックスとの敵地での日曜の試合までは、オールスター休みみたいなものだ。しかし、NBAオールスター。あれを真剣に見る人はいるの?