ニューヨーク・ニックスは3月4日のボストンでの惜敗を喫してから、アウェー中心に泥沼の6連敗。ミルウォーキーを除いては強豪とアウェーで当たっていたので仕方がない面もあったのだが、試合運びに?マークが付く物も多数あった。カーメロ・アンソニーが復帰してからは、リンの思い切りが悪くなったし、スタウドマイアーの良さが半減された感がある。ケミストリーが全く機能していない。しかも、ダントニーのシステム下では、ディフェンスを軽視する傾向があるので、点数がローラーコースターのように上下する。ディフェンスをきっちりされると非常に苦しい戦いとなる。
で、ダントニーが解雇された。突然のリンの活躍に助けられて、首の皮が繋がっていたが、選手からの不平不満をオーナーサイドが聞いた形になった。ダントニーのシステムに惹かれてやってきたバロンデービスのような選手もいるため、ニックスは内部崩壊したものと思われる。
ダントニーが解雇されて、アシスタントコーチで元アトランタ・ホークスの監督のウッドソンがコーチ代理をして始めての試合。マディソン・スクエア・ガーデンでのポートランドとの一戦。攻撃が爆発して、手負いのブレーザーズに42点差をつけて圧勝した。攻撃面だけでバスケをしようとすると、どうしてもこういうローラーコースター状態になる。
問題がある組織は小手先を代えても問題は解決しない。古典的な例をざまざまと見せ付けられた感がある。マリナーズが直面している問題と似通っていて興味深い。
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3/14/2012
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