ヴァンクーバー・グリズリーズをメンフィスに取られ、我がシアトル・スーパーソニックスをオクラホマに盗まれて以降、北西部に唯一残ったチームと言えばポートランド・トレイルブレイザーズであった。監督が元ソニックスのマクミラン、そしてオーナーはマイクロソフトナンバー2で、シアトル・シーホークスのオーナーでもあるポール・アレンである。
結構好きなチームで応援していたのだが、トレイル・ブレイザーズは今季の残り試合を諦めてしまったようである。選手の怪我によるチーム崩壊が原因であろう。
当地ワシントン大出身のガードのブランドン・ローイ、ドラフト一位センターのグレッグ・オデン、テキサス大出身フォワードのアルドリッジという三人の若い希望株を持っていた。昨季は地味だが得点力があるオールスターのジェラルド・ウォレスを加え、今季はウェスタンコンフェレンスの北西地区ではオクラホマに続く余裕の二位を確保できる筈であった。飛躍の年になるはずだったのだ。
しかし、シーズン前に膝を壊したブランドン・ローイが余りにも早い引退。そしてオデンは三度目の手術。1月の末くらいまでは若手が踏ん張って勝率を上げていたのだが、二月の末ごろから東の強豪相手に全く試合にならずに北西地域で最下位にまで落ち、プレーオフ進出に赤信号が灯っている。トレードで取ってきた選手はしょぼく、結局はアルドリッジが一人で活躍するだけのつまらないチームに成り下がってしまっている。これでは誰が監督をしても勝てない。
で、結論はチームの梃入れ。再建に動くことになったのだ。マクミラン監督を首にし、手負いのオデンをウェーブ。勉族ことリバウンド王のマーカス・キャンビーをヒューストン・ロケッツに送る。それだけでは飽き足らずウォレスをニュージャージー・ネッツに送る始末。不必要なフェルトンやクロフォードは逆に動かせなかった。ポートランドが輝きを取り戻すのは何年も後になりそうである。
雨が降り続くシアトルに住むブログ主が、カプチーノを飲みながら、時事・経済・政治・食・スポーツ等について社会科学的見地から騙ります。広告のクリックをする事、宜しくお願いします!
3/15/2012
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2025参議院選:各党の政策の分析
各党が政策を発表しているが、私は話半分で聞いている。耳障りの良すぎる政策など、できるわけがない。重要視されるべきは、その政党に政策を書く能力があるかどうか、そして、政策の後ろの背景は何か、という事を見透かすことだけだと思う。政策を一字一句読んでみて、それらを真摯に受けて投票の判断...
-
(広告のクリックお願いします!) 夏になるとステーキを食べたくなる人たちが大勢出てくるのか、友人やその奥さんから牛に関する質問を良く受ける。当ブログの アメリカステーキは何故美味しいのか という偏った記事が一番読者を集めているようである。私自身も牛ステーキが大好きである。ア...
-
(注:この記事はミディアムレア以上に焼いたステーキの話であって、生肉の話ではありません。ステーキのレアが好きな人の多くは、単に生肉が好きな場合があります。私も生肉が大好きですが、このページでは牛タタキ風ステーキの話はしていませんので悪しからず。生肉が好きならばわざわざレストランに...
-
アメリカという国は、思っている以上に保守的で宗教的である。アメリカ流のキリスト教的な価値観があり、右も左もその上で戦う。マリファナを推奨したり、同性愛結婚を推奨したり、戦争反対を言ったり、死刑廃止を訴えたり、中絶を支持したりする人達も、キリスト教のアンチテーゼとしての政治的な発言...
0 件のコメント:
コメントを投稿