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5月, 2014の投稿を表示しています

第四戦:ウェストブルックの大爆発でスパーズが敵地で連敗

第四戦のハイライト ウェストブルックはポイントガードとして問題がある選手である。強引なプレーが目立つし、パスを出さない。 しかし、スパーズとの第四戦はウェストブルックのゲームであった。ウェストブルックが調子を出せば、どんなにディフェンスを頑張ろうとも止める事は出来ない。無茶苦茶なレイアップなどが決まりだす。総じて40得点。しかも、10アシスト。要は、一人でサンダーの得点の半分に絡んだことになる。さらには5スティールと来た。アンチ・ウェストブルックの私でさえも、素直に活躍を認めざるを得ない。本日のウェストブルックは紛い無いオールスター選手であった。 ただ、一方的な勝ち試合において、ウェストブルックを45分29秒も使い続けたスコット・ブルック監督の判断を疑う。病み上がりのイバカは35分。二日後にサンアントニオで試合があるのだから、第四クオーターは休ませても良かったのではないか?それどころか、スパーズのセカンドユニット相手に結構押されてた。 一方のグレッグ・パポビッチは、第三クオーターの途中から、負け試合と判断すると主力選手を完全に引き上げた。12点差になっても誰も戻さなかった。こういう判断は凄いと思う。キッチリと捨て試合を流せるからこそパポビッチは偉大なのだろう。ただ、ダンカンとパポビッチがベンチで口論していたのが気になるが、スパーズはこういう試合を何度も乗り越えている。熱いウェストブルックにしてやられたのだから仕方がない。

第四戦を終えて、ヒート対ペーサーズは勝負あり

第四戦のハイライト マイアミ・ヒート対インディアナ・ペーサーズの試合が進行している。インディアナはレギュラーシーズン後半から調子を崩し、「ホンモノ」ではない状態である。アトランタ・ホークスやワシントン・ウィザーズ相手にも不甲斐無い試合が目立ち、勝ち残れないのではないか?と思わせる内容であった。特にオールスターにまで選出されたセンターのヒバゴン(ヒバート)の体たらくぶりが目立った。 だが、ヒート相手に去年の勢いを思い出したのか、 第一戦 では守りの堅いバスケだけでなく、持ち前の全員攻撃によってヒートに打ち勝った。 第二戦では 持ち前の堅い守りを見せ、ヒートを手こずらせるも、87対83で敗れた。火病を持つランス・スティーブンソンがレブロンのディフェンスをして、結構巧くいっていたが、まあ、コンスタントにレブロンのペースを落としたりは出来ないだろう。 第三戦 と第四戦は、マイアミでヒートが圧勝する。第一戦ではPFにバティエを、第二戦と第三戦ではハズレムを入れた。そして、第四戦ではバードマンの故障もあったのだが、PFにシアトル・スーパーソニックスのラシャード・ルイスを入れてきたのだ。ルイスは全く点数を入れていないし、第四戦ではシュートを外しまくっていたが、デイビッド・ウェスト相手に完璧なディフェンスをしていた。ソニックス時代からディフェンスに長けた選手と言うイメージはなかったが、コーナーマンとしてだけではなく、背の高さを生かしたディフェンスが可能なのであろう。バティエよりも効果的にウェストをディフェンスしている。 で、不調だったクリス・ボッシュも第四戦で火を吹いた。不甲斐無い試合が続いていたのだが、ディフェンスの重荷が取れたのか、シュートを入れまくっていた。バードマンの怪我が心配だが、マイアミが順当にチャンピオンシップマッチに進出してくるだろう。

第三戦:イバカが帰って来てサンダーがスパーズを破る

サンダー対スパーズ第三戦のハイライトへ オクラホマシティーで行われたスパーズ対サンダーの第三戦。なんと、イバカがスターティングラインアップに戻って来た。スコット・ブルックは、コリソンとセフォロシャを下げ、イバカとジャクソンを使ってきた。超攻撃的布陣である。 イバカのプレーは神懸っていた。シュートは入りまくる。しかも、ブロックショットが冴えている。パーカーは簡単なブロックショットが撃てなくなり、かなり調子を崩してしまった。ディフェンスもチグハグになる。前半が終わって2点差で済んだのは奇跡的だと言うほかになかった。 スパーズの先発陣は明らかに調子が悪い。グリーンはシュートが入らない。全体的にディフェンスをさぼっている。捨て試合の様な感じである。第四クオーターでパポビッチは早々と先発陣を休ませた。結果はサンダーが圧勝。星を2-1にした。 サージ・イバカは、サンダーの中では好きな選手である。どうせサンダーが負けるのだから、こんなところで無理をして、選手生命を縮めて欲しくないのだ。イバカはかなり無理をしているのが明らかである。

フィレミニョンを「牛タタキ」として楽しもう!

私は大昔のエントリーで、フィレミニョン(テンダーローイン)について、ステーキとしてはコストパフォーマンスに合わないと申し上げた。フィレミニョンを鉄板(フライパン)でミディアムレアに焼いて、塩胡椒をしただけでは味気がなくて詰まらないからだ。レストランのフィレミニョンには色々なソースがかかっているが、あれらを家庭で再現するのは難しい。 しかしフィレミニョンを「牛のタタキ」だと割り切り、生肉ないしはブルーレアとして食べれば、こんなに美味しいものは無い。欧米の田舎町に住んでおり、新鮮な刺身用の魚が手に入らないような人にとっては、フィレミニョンは「日本人好みの赤味の刺身」として重宝できると思う。 それでは、フィレミニョンのタタキの作り方を論じたい。まず、フィレミニョンをスーパーで買うのだが、大きめの物が良い。小さいと、焼いた時に火が通り過ぎて、牛タタキにならない。そして、完全な赤い肉よりも、右の写真にあるように白い筋(つまり脂)が多い物の方が美味しい。そういうサシ入りの物は値段が高いだろう。小さな二切れで25ドルとか、そのくらいするかも知れない。牛肉の美味しさは新鮮さとは相関性が薄いので、アメリカ在住の人ならばスーパーマーケットの「Manager’s Special(安売り)」を買ってお金をセーブするというのも賢い選択であろう。 ミディアムレアステーキにする場合は、最低でも食べる1時間くらい前には冷蔵庫の外に出しておいた方が良いのだが、中身が生の「タタキ」を作るので、まあ調理30分くらい前に外に出して貰えば良いだろうか?調理した後に、中が「冷たいまま」という事だけは避けたいが、そこまでこだわる必要もないかと思う。冷凍したものを使う場合は、調理時には完全に「自然解凍」できている事が必須である。ステーキを作る時には電子レンジで解凍しないで欲しい。何故なら、電子レンジはステーキの内部を温めるので、肉が台無しになってしまうからだ。夕食で食べるなら、お昼ごろに冷凍庫から肉を取り出しておくとかして、自然に解凍する必要がある。 さて、調理前にケチらずに塩胡椒をしたならば、後は焼くだけだ。 フライパンを用意する。フライパンには「ちょっと多め」の油を敷く(最低でも大匙3杯)。油をしかないと焦げるし、味が淡白になりすぎるからだ。牛肉を焼くのであれば牛脂で焼くのが一番素材を大...

第二戦:スパーズの前で、予想通りサンダーは勝負にならず

サンダー対スパーズ第一戦のハイライトへ オクラホマシティー・サンダーとサンアントニオ・スパーズを比べると、実力的に雲泥の差がある事は明白なのだが、サンアントニオのパポビッチとしては、イバカを欠いたオクラホマシティーはもっとも与しやすい相手ではないだろうか?まずはマッチアップを見て行こう。 PG ウェストブルック対パーカー SG セフォロシャ対グリーン SF デュラント対レナード PF コリソン対ダンカン C パーキンス対ティアゴ まず明らかな事は、サンダー側はデュラントとウェストブルック以外に得点を期待できる選手がいないのだ。5人中3人はディフェンス要員である。すると、デュラントをレナードが、そしてウェストブルックをパーカーが基本的にガードするが、ビッグマンが簡単にダブルチームを仕掛けられる。一方、ディフェンスが巧いコリソンはダンカンをディフェンスできない。背の高さが圧倒的に違うからだ。それでも、上手くポジションを取って必死に頑張っている。セフォロシャはグリーンを守るのだが、グリーンを守る必要があるのかどうかは疑問である。 イバカのブロックショットが無いので、スパーズは簡単にバンクショットやレイアップを決めてくる。内が弱いのに気付いて、内の守りを固めれば、逆に外からグリーンなどが3ptsを決めてくる。サンダーは完全に弄ばれている。 私は、セフォロシャを使うのは、ジノブリが出て来てからで良いと思うのだ。そして、SFにバトラーを入れて、PFにデュラントで良いのではないか?寧ろ、それしかないと思う。そうしたとしても、軽く捻り潰されるだろうが、30点差にはならないだろう。 デュラントは失敗を引き摺るし、パスが下手だ。ウェストブルックはイラつくと、自分勝手なプレーに走る。挙句の果ては、ウェストブルックがデュラントに悪態をついて、仲間割れである。トニー・パーカーを見ていると、NBAで最高のPGはクリスポールではなく、トニー・パーカーなのだ、と思い知らされる。 グリズリーズが残っていれば、スパーズ戦は玄人好みのしつこいゲームになって見応えがあった事だろう。クリッパーズが残っていれば、無駄にフィジカルな試合を楽しめただろう。スパーズ対サンダーは、調子に乗った地元のヤンキーが暴力団に軽く捻り潰されるようなものだ。サンダーが早く負けて欲しいと願って...

イバカとプライスを失ったサンダーとカナディエンスに勝ち目は無し

ホッケーの話だが、モントリオール・カナディエンスのケリー・プライスが膝の調子が悪く出場できなくなった。鉄壁の守護神なしでは、カナディアンㇲは正直難しいと思う。NYレンジャーズに二敗目を喫した。 サンダー対スパーズ第一戦のハイライトへ 一方、オクラホマシティー・サンダーはブロック王のサージ・イバカを怪我で欠くことになった。イバカはディフェンスだけでなく、デュラントとウェストブルックに次ぐ攻撃の三番手でもあり、イバカの欠場は痛い。イバカの代わりにコリソンを入れるようだが、コリソンのディフェンスでは背の高いスパーズの攻撃を崩せない。コリソン、セフォロシャ、そしてパーキンスと三人並べれば、誰が攻撃するかが明らかであり、スパーズのやりたい放題になるだろう。案の定、スパーズの攻撃の前にオクラホマシティーは撃沈された。第四クオーターのクラッチタイムに真剣にプレーされたら、みるみる点数差が開いた。予想通りだが、見ても面白くない試合である。サンアントニオとサンダーでは実力の差があり過ぎるのだ。 しかし、パポビッチ、ニュージーランド人のスティーブン・アダムズを停めるのに、ニュージーランド生まれでオーストラリア人のアーロン・ベインズを使うとは、気が利いている。因みに、スパーズの控えPGであるパティ―・ミルズもオーストラリア人、しかもアボリジニーである。スパーズはダンカン(ヴァージン諸島)、ティアゴ(ブラジル)、パーカーとディアウ(フランス)、ジノブリ(アルゼンチン)、ベリネーリ(イタリア)、ジョセフ(カナダ)と国際色豊かである。 モントリオールもオクラホマも、このラウンドで終わりそうだ。

プリークネスS:規格外の安馬カリフォルニアクロームが二冠!

米競馬の三冠レースの二番目はプリークネス・ステークスだ。メリーランド州はボルティモアのピムリコ競馬場(ダート約1900メートル)で行われた。 一番人気に押されたケンタッキー・ダービーを制したカリフォルニアクロームであったが、プリークネスは10頭といういつもながらの少頭数。分析的には死角は無いように見えた。ヴィクター・エスピノザにとっては、EDの迷種牡馬ウォーエンブレム以来の二冠に挑むことになる。 カリフォルニアクロームはアメリカンドリームを地でいくような馬である。馬主はスティーブ・コバーンとペリー・マーティン。両者ともブルーカラー(労働者階級)である。といってもペリー・マーティンはエアバッグの性能テストの工場を経営するオーナーであるのだが。二人は、カリフォルニアクロームのお母さんであるラブザチェイスの共同馬主でもあった。ラブザチェイスを購入する際、「こんな馬を買うのはダム・アス(馬鹿野郎の意味)だけだ」と言われた。それが、ダービー馬の母になったのだ。その逸話の元、コバーンとマーティンはDAP(ダムアスパートナーズ)というコンビを結成しており、これがカリフォルニアクロームのメンコにあるDAPの意味である。そして80歳近い調教師のアート・シャーマンにとっては、初めてのピムリコ競馬場である。三冠レースで活躍するようなグループには見えないだろう。 カリフォルニアクロームを見て貰えば良いが、とても貧相な馬体である。こんな馬が二冠を獲れるのか?血統はさらに意味不明である。ラッキープルピット??コジーン肌にプルピットの種牡馬。聞いた事もない。競馬を血統で語りたい人にとっては、カリフォルニアクロームの様な馬の活躍は鬱陶しい事だろう。 スタートが悪い事に定評があるカリフォルニアクロームであるが、当日は大変落ち着いていた。一方、ダービー不参加のダークホースと称されていたソーシャルインクルージョンは入れ込んでいた。 メリーランド、マイメリーランドの合唱の後、プリークネスのスタート。スタートを綺麗に出たカリフォルニアクロームは、エスピノザが外目の完璧な三番手に付けた。久々に巧いエスピノーザを見た。少し早いかな?と思っていたが、三コーナーから上がっていき、後続を寄せ付けず、完璧な横綱競馬だった。後ろからきたライドオンカーリンが二着。 三週間後のベルモントステーク...

第五戦はプロとは思えない醜悪試合:OKCサンダーが一点差でクリッパーズを下す

最悪の第五戦ハイライトへ プロとは思えない悪試合を見せられた。オクラホマシティーで行われたクリッパーズ対サンダーの第五試合の事である。 第一クオーターはJJレディック、ブレーク・グリフィン、そしてマット・バーンズがきっちり仕事して、LAクリッパーズは34点も入れた。一方で、サンダーはデュラントとウェストブルックのシュートが入らず、やや苦戦を強いられるも、25点入れてきたのだから、底力はある。ただ、そのうちの15点はフリースローだった。クリッパーズは第一クオーターに10もパーソナルファウルを犯している。正直多すぎるし、無理やりディフェンスをしている感があった。 第二クオーターに入っても、デュラントが鳴かず飛ばずである。シュートを悉く外す。フリースローで得点は入れているが、バーンズやビッグマンのディフェンスに四苦八苦している。ミスター・アンリライアブルの復活である。ニュージーランド出身のスティーブン・アダムズがビッグマンとしていい仕事をして、7点も入れた。クリッパーズはシュートの性能が大きく落ちてきた。特に、クリス・ポールとジャマル・クラフォードが外しまくる。前半は、58対52で。クリッパーズが6点リードで折り返す。 第三クオーターになると、デュラントの不調がますます酷くなってくる。全然シュートが入らない。ディフェンスを特段しっかりしているという様子もない。おい、MVP,どうなってるの?このクオーター、デュラントは1の8である。一方、ウェストブルックが乗って来る。クリスポールのディフェンスがザルだからである。ウェストブルックはどうせアシストを出す気などないので、ちょっと下がって一気に攻め込めば、クリス・ポールは全くついていけない。ウェストブルックは、第三クオーターにサンダーが得点した28点のうちの半分の14点を入れている。クリッパーズ側はボチボチである。シアトルはレイニアビーチ高校出身のクロフォードが4点プレーなどを含み、点数を入れ出したことは大きい。クリス・ポールはアシストは出せるが、シュートが全く入らない。86対80でクリッパーズがリードする。 第四クオーター。一進一退だが、9分を残すところで、88対90と、二点差となる。ここから暫くはディフェンス中心の我慢のバスケが始まる。デュラントがベンチに引っ込むと、いつもの事ながら、ウェストブルックの独り...

科学者を目指したり、PhDを取得してはいけない

あなたは科学者になって、世界がどのように機能するか、或いは世紀の大発見をしたいと思いませんか?博士になって、皆から尊敬を集めたくはありませんか?私が若い高校生や大学生に言えることは、「やめておきなさい」という事だ。  科学というのは楽しい仕事であるし、新しい発見は胸躍る物である。もし、あなたが頭脳明晰で勤勉であれば、理系や経済系の大学に行くべきである。しかし、そこで終わらせなければいけない。卒業後は普通の社会に進む必要がある。つまり、科学系の大学院に進学してはならない。プロフェッショナル系の大学院、つまりMBAやロースクール、メディカルスクールやコンピューター関係の大学院なら、進学しても問題は無いだろう。  昔は「末は博士か大臣か?」などと言われる事もあるほど、博士という地位は名誉や権威を表すものであった。しかし時代は変わった。日本であれ、アメリカであれ、欧州であれ、アジア諸国であれ、博士など掃いて捨てるほどいるのである。そして、供給が完全に需要を上回っている。大学教職員の席はそれほど増えていないにもかかわらず、博士号取得者は指数関数的(大袈裟です)に増えているのだ。  それは日本の事で、アメリカでは博士号というものに未だに価値があるのではないか?私の周りには、そう信じたい人も大勢いる。残念ながら、アメリカでも博士号取得者はあぶれており、仕事探しに四苦八苦している。今から書くことはアメリカの話しである。日本はアメリカの後追いをしているので、アメリカの話は日本の読者にも十分に参考になるだろう。  アメリカでも、大学の教員の募集人数は博士号取得者数の数と比べて圧倒的に少ないので、仕事を手に入れるプロセスが年々厳しくなっている。二流大学のテニュアーがついていない助教授レベルの仕事ですら、最低20本の論文、大きなグラントの一つや二つは要求されるだろう。つまり、博士号を取得してから最低5-6年はポスドクとして過ごさない事には、大学教職員のインタビューにたどり着く事すらままならないというのが実情だ。 仕事を手に入れる事が難しくなっていくに従い、要求される専門分野や統計手法の知識や技術が高くなってくる。すると、博士号取得までの年数が伸びてしまう。博士号取得までに8-10年ほどかかる人たちも大勢いる。 とすると、大学を卒業...

ダレン・コリソンの活躍でクリッパーズが接戦を制す

第四戦のハイライトへ 第三戦のハイライトへ 第二戦のハイライトへ 第一戦のハイライトへ サンダー対クリッパーズが星を2-2の五分にした。クリッパーズはサンダーの攻撃を全く止められていない。一方、サンダーはディフェンス要因の選手の活躍でクリッパーズの怒涛の攻撃をある程度止めている。マッチアップを見て行こう。 ポジション サンダー 対 クリッパーズ PG ウェストブルックVSクリス・ポール SG セフォロシャVS JJレディック SF デュラントVSバーンズ PF イバカVSグリフィン C パーキンスVSジョーダン クリスポールはスティールが巧い選手だが、ワンオンワンのディフェンスについては辛抱強さと速さが足りない。ウェストブルックは切り込んでくるので、スティールを企てても仕方ない。バーンズはデュラントをディフェンスできるか?答えはノーである。イバカとグリフィンのマッチアップは非常に面白い。そして、センターはPFをディフェンスするためのダブルチーム、及びスクリーニング専門となる。 サンダーはウェストブルックとデュラント以外はディフェンスの駒なので、やはりこの二人を徹底的にガードする必要があるだろう。私なら、ダレン・コリソンをウェストブルックとぶつける。UCLAで一緒にプレーしたウェストブルックとコリソンは、速さと言う点で同じカテゴリーの選手である。そして、JJレディックは控えで使う。ディフェンスが薄い時に3PTSを撃たせればよい。バーンズも先発では使いたくないが、かといってクロフォードを先発で使っても、ディフェンス力は同じような物だから意味がない。結論を言うと、クリッパーズのディフェンスが一枚足りないので、コリソンの活躍によって接戦をものにした日曜日の第四試合の様な事が起こるかもしれないが、基本はサンダー優位である。私はドク・リバースと言うコーチはボストン時代からリスペクトしていないのだが、次戦にコリソンを先発で使うかどうかというあたりの采配を見てみたい。

NBAプレイオフ第二ラウンドは見る気が起きない

私の贔屓のチームが軒並み姿を消したというのもあるが、プレイオフの第二ラウンドのマッチアップは面白みに欠ける。 1.マイアミ・ヒート対ブルックリン・ネッツ ネッツは面白い選手を揃えているが、ヒートは先発だけではなく、ベンチまで層が厚い。勝負にならないだろう。私はジョー・ジョンソンと言う選手が嫌いだ。非常に非効率的な試合をするからだ。ヒートにいち早く勝って貰いたい。 2.インディアナ・ペーサーズ対ワシントン・ウィザーズ 明らかに燃え尽きた感のあるペーサーズ。ウィザーズは中々の曲者だ。オールスターのロイ・ヒバートの体たらくぶりには驚いてしまう。ウィザーズには、アリザ、ネネ-、アンドレ・ミラー、ゴータット、ウェブスター、ドリュー・グッデンと、渋いベテランが揃っている。それを、若いビールとウォールの二人が牽引する。特にジョン・ウォールはポール・ジョージが選ばれた2010年ドラフトの全体一位。私はウィザーズが勝つと思う。 3.サンアントニオ・スパーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズ 残念だが、ポートランドはスパーズには相手にはならないだろう。何故なら、スパーズの巧みな作戦に打ち勝てるほどの爆発力はないからだ。そして、チームの団結力と言う長所も、スパーズには勝てないからだ。あっさりスパーズが勝ちそうだ。 4.オクラホマシティー・サンダー対ロサンゼルス・クリッパーズ これはサンダーが有利である。が、サンダーはウェストブルックがチームプレイをするかどうかで、天国と地獄の結果になる。サンダーがパスを回さない荒い試合運びをすれば、クリッパーズが何個か勝てるだろう。しかし、点数の取り合いになれば、どうしてもサンダー有利に動く。グリズリーズの様に、デュラントとウェストブルックを停めさえすればサンダーは弱いのだが、クリッパーズにそれは出来そうにない。 という事で、このラウンドはお休みです。ウェストの決勝で、老獪スパーズと拙速のサンダーのマッチアップが結構楽しみです。

安馬、カリフォルニアクロームが第140回ケンタッキーダービーを制す

プリークネスの記事はこっち カリフォルニアクロームが上手くゲートを出た。そして、圧勝。二着は知らん馬。三着はダンザ。スタートだけが問題だっただけに、上手くゲートを出た瞬間に勝者が決まってしまった。 カリフォルニアクロームの血統を見て貰ったら良いが、訳が解らない。父はラッキープルピット。コジーン肌にシアトルスルー系のプルピットの子供である。8000ドル(80万円)で買ったとの事。オーナーは西海岸のブルーカラー(労働者階級)であり、調教師も今まで大レースでは名前も聞いたことが無い人だ。カリフォルニア生まれの血が悪いアメリカンドリーム馬の出現である。

第七戦、オクラホマシティー・サンダーが次戦に駒を進める

この一戦のハイライトへ メンフィスはランドルフが出場停止だったのだが、ガソール弟、コンリー、リー、アレン、ミラーと言う布陣で望んだ。第一クオーターは意外とこの組み合わせが上手くいき、36対27と9点リードで折り返した。前半は終了間際の同点の段階で、デュラントが3点を入れ、3点差で折り返す。 後半に入って、サンダーの攻撃が入りまくる。残念だが、サンダーは一度攻撃に火が付けば誰も止められない。ウェストブルックはまたもやトリプルダブル。試合を通して16アシストを記録した事は素直に評価せざるを得ない。 中にはガソールしかいないので、ガソールはイバカに任せて、その他全員でミドルシュートをディフェンスすればメンフィスは全く攻撃が入らない。予想通りと言えばそれまでだが、ランドルフの欠場がグリズリーズに重く響いた。 最後は見る気も起らず、サンダーの圧勝。私の一番目と二番目の贔屓のチーム、ロケッツもグリズリーズも第一戦で姿を消してしまった。残念。 サンダーは次はクリッパーズと対戦するが、「攻撃」対「攻撃」なら負けないだろう。手負いのクリス・ポールがウェストブルックを停めるのは難しいだろうし、グリフィンにはイバカがつく。マッチアップ的にサンダーが圧倒的に有利である。すると、誰もケビン・デュラントを停められないのだ。 だが、サンダーはチャンピオンを取れるようなチームではないと思っている。私はいまだにシアトル・スーパーソニックスの禍根を引き摺っており、サンダーという汚いオーガニゼーションが優勝とかして欲しくない。

2014ケンタッキーダービー、荒れるのは必至?

ウォーエンブレムでダービーを制したエスピノザ騎乗のカリフォルニアクロームであるが、スタートが悪いのが危ない。ダービーの様な人が多い場では、馬は落ち着かないものだ。人気のウィックドストロングは大外20番というのが気に障るし、全走のウッドメモリアル以外が酷いのが気になる。ペロペロしながら簡単に勝ったのは凄かったが。 そうなると、荒れる匂いがプンプンする。ロージー・ナプラヴニック騎乗の内枠一番で前に行くヴィカーズイントラブルに一発はないか?あとは、ベラスケスのインスタンスホリデー。 二着狙いで、全走はオールウェザーで度外視のヴィンセレモス、アンブライドルドソング肌にダイナフォーマ―という力の血統が魅力のメダルカウント、そして善戦しそうなタピチュアー。 何れにせよ、例年にないほど予想が難しい面子である。やってはいけない。

ヒューストンが第六戦で力尽きる。負けて当たり前。

この一戦のハイライトへ マクフェイルはどうしようもない。第六戦、ハーデンとハワードの怒涛の意地で、ヒューストンがリードを続けていた。しかし、第四クオーターに入って、非常に面白い采配を見せた。スモールバスケットボールをしたのはいいのだが、何故かハーデンがロペスをディフェンスしているのだ。意味不明である。 試合終了間際になって、チャンドラー・パーソンズが巧い事リバウンドできて、98対96にした後である。残り0.9秒。最後のシュートはオルドリッジかダミアン・リラードが撃って来るに決まっている。笑えるのは、タイムアウト前に、マクフェイルはオルドリッジにハーデンをつけていた。はあ??まあ、ここでタイムアウトが入る。 ポートランドは星が3対2なので、同点にする必要性が余りない。という事は、3PTSを撃って試合を決めようとするに決まっている。という事は、10中8,9リラードが3PTSを撃つ。リラードはシーズン中にも数回こういう場面で3PTSを沈めている。リラードには当初はリンをディフェンスさせていたが、タイムアウトの後、リンをベンチに座らせた。 ベバリーがモー・ウィリアムズに、背の低いハーデンがマシューズに、そしてパーソンズがリラードについた。理解に苦しむマッチアップである。そして、ダブルスクリーニングされて、リラードはガラ空きになる。パーソンズが無理矢理走って来るが、二歩ほど遅い。リラードが綺麗に撃ったシュートはバスケットに収まって、ポートランドは歓喜の渦だ。 ヒューストンファンの視点でいうと、訳の解らない采配である。絶対に3ptsを撃たせてはいけない場面で、リラードをがら空きにさせるのはトチ狂っている。私がコーチなら、絶対にリラードにダブルチームである。ジェレミー・リンがある程度リラードをディフェンスしていただけに、訳の解らない采配である。0.9秒ではパスはあり得ない。という事は、インバウンド・ボールを邪魔するのに背の高い選手は要らない。とすれば、ジョーンズではなくガルシアにインバウンドボールを邪魔させて、そのままシューターをガードさせる。寧ろ、ディフェンスの重荷だと解っているハーデンを思い切って座らせるべきであったと思うのだ。マクヘイルはコーチングが出来ない。マクフェイルはボストン時代にはラリー・バードのチームメイトとして素晴らしいフォワードであったが、...

ザック・ランドルフがサスペンション!!

この記事の映像へ Z坊がニュージーランド人のコリソンに似た訳の解らないフォワードをしばいたとして、次の試合に出られなくなった。上の映像で見て貰っても解ると思うが、ランドルフは肘で押そうとしたのが、たまたまスティーブン・アダムスの顎付近にグーの手が当たっただけである。あれをパンチと言うなら、猫パンチである。フラグメントファウルには違いないが、これで出場停止、しかも勝負を決する第七戦の出場停止は興醒めだ。 次は勝つか負けるかの第七戦。もしマイク・コンリーも出れなければ、試合が始まる前から結果が見えている。ランドルフの代わりにコスタ・クーフォスが入ってツインタワーでプレーするのだろうが、正直厳しいと思う。 一方で、インディアナのポール・ジョージはサスペンションを喰らわなかった。 なんじゃ、この判定は??シアトルからチームを奪い去った時の様に、チェサピークはNBAのコミッショナーに金でも払ったのか?視聴率を確保する為、インディアナとオクラホマを次のラウンドに行かせるために仕組んでいるとしか思えないのは私だけでしょうか? ただ、Z坊がお行儀が悪くない事は有名な話だ。ランドルフはクリッパーズ時代にフェニックス・サンズのちょんまげ野郎、ルイス・アムンドソンにパンチを喰らわせた事がある。こういう前科も考慮された可能性もあるが・・・ しかし、グリズリーズはニック・キャラサスが薬物違反でプレイオフに出場できなかったのに、これでは踏んだり蹴ったりである。

第六戦はメンフィスで大差の捨て試合。

この一戦のハイライトへ ケビン・デュラントがオクラホマの新聞で「Mr.Unreliable(信頼できない男)」などと揶揄された。MVP候補に失礼だが、グリズリーズとのプレイオフを見ていると、そうも言いたくなるだろう。まあ、これが原因で一念発揮したのかどうか、デュラントもウェストブルックもらしいプレーを連発して、サンダーが圧勝した。 しかし、バトラーを先発で使うとは、スコット・ブルックも良く考えた。セフォロシャを外したのは、ガードやスモールフォワードに絶対的な得点力の無いグリズリーズにはピッタリである。逆に、グリズリーズはディフェンスを分散させざるを得ず、チームディフェンスが掻き乱されている。 20点差近く離されたし、今日は捨て試合。ちょっと休んで、第七戦は敵地で必死にディフェンスします、という事で良いのではないか。連日連夜のオーバータイムだったし。しかし、ウェストブルックの喜びようとかを見ていると、サンダーが負けるべきだと思ってしまうのだ。ひとつだけ気になるのは、コンリーが第三クオーターに怪我をしたのだが、もし次戦にコンリーが出られなければ、グリズリーズは終わりである。 ボストン・ブルーインズとモントリオール・カナディエンスのオーバータイムを見ます。(後記:セカンド・オーバータイムにPKスバーンがゴールを決めて、モントリオールが先勝しました!スバーンはホッケーでは珍しい、黒人プレイヤー、カリブ系のカナダオンタリオ生まれです。)

第五戦、背水の陣のロケッツ。久々のリンサニティーで星を3-2に戻す

この一戦のハイライトへ 3-1で後がないロケッツ。負ければプレイオフ敗退である。ロケッツ対トレイルブレイザーズの第5戦はヒューストンで行われた。結論から言うと、久々のリンサニティーが炸裂し、第四クオーターに一時的に一点差にまで詰め寄られた物の、クラッチタイムに点数が上手く入り、108対98でヒューストン・ロケッツが首の皮一枚繋がった。 ベバリーが高熱を発しており、ベバリーのプレイタイムは限定されていた。リリアードのディフェンスなども、多少甘いと感じる所もあった。で、マクヘイルは残り7分にリンを入れる。ハーデンは相変わらずマシューズのディフェンスに四苦八苦している。リンのアシストでボールが動き出す。ハワードやパーソンズにパスが通る。何よりも、リンとアシークのピックアンドロールが見事に決まり、面白みのあるバスケットが展開される。そして、30対27のロケッツリードで第一クオーターが終わる。 第二クオーター開始時、マクヘイルはリンを座らせてベバリーを入れてきた。私は、これは賢い判断だと感じた。その間、ハーデンがまともなバスケをする。なんと、ハーデンらしくなく、アシストを連発したのだ。最終的にハーデンは7アシストをするのだが、これは良い兆候である。まるで、先日のウェストブルックの様なものだ。残り7分ごろにリンを投入し、この日は3PTSなども上手く入ったし、レイアップも失敗しなかった。ただ、二度ほどエアボール気味のシュートをしているのは頂けないが。前半は56対48と、8点差でヒューストンが折り返した。 第三クオーターもリンはベバリーに替わって7分ごろに登場した。で、7点入れた。ただ、アシストはゼロである。ハワードがフリースローを6本中4本入れた事も大きかった。77対82でヒューストンリードである。 ヒューストンが不得意な第四クオーターが始まった。残り9分ごろまでは10点差をキープしていたが、相手もアジャストして、一気に攻撃が爆発。一気に6点を返された。踏ん張ったのはハワードとパーソンズ。そして、最後のクラッチタイムに漸くハーデンが火を噴いた。2点差に迫られたところから、ドライビングショットと3PTSを立て続けに決めて、勝負あった。 最終的には10点差がついたが、第四クオーターの途中にはハラハラしたし、またもやオーバータイムか?とまで勘ぐった。ボールを回し...