ハイライト
優勝するにはチーム力が必要だが、スパーズというチームは、その辺りを完全に理解している。主力だけが攻撃するのではない。パスを何本も出し、ミスマッチを作り、その選手が確実に得点を決めてくる。昨夜は消化時間も含め、13人の選手全員が得点を記録した。こういうバスケが出来るスパーズという組織は素晴らしい。
特筆すべき選手は、カーワイ・レナード(どうやってカタカナ表記したらいいのでしょうか?クワイ?クァーワイ?)だろう。レブロン・ジェームスと言う現時点での最高の選手のディフェンスを任され、それでいて点数もどんどん入れてくるディフェンスは出来る。シュートは撃てる。3PTSも入る。ダンクも決めれる。スティールやブロックショットもやる。そして何より真面目で、反射神経が凄い。。NBA各チームのGMからすると、理想的な選手だと言っても良いだろう。今までは地味な存在だったが、このファイナルで実力がばれてしまい、スパーズが勝てばレナードがMVPを獲るのではないだろうか?消化時間帯になって、ベンチに戻るとき、パポビッチが厳しい顔のままであるが、べた褒めしていた。この監督の元でならモチベーションが下がる事は無いだろう。
後は先発で使われたディアウである。センターの癖に、3PTSも入れられるし、パスも出来る。その軟らかいパス回しは一級品だ。センターの癖に、10リバウンド、9アシスト、8得点と、ほぼトリプルダブルを記録した。
3PTSを入れ続けたパティ―・ミルズなど、その他にも大活躍した選手もいた。しかし、ファウルを重ね、ターンオーバーを犯し、ディフェンスをサボったダニー・グリーンに対して、パポビッチは切れていた。20点差があろうとも、NBAファイナルでは「最高」以上のバスケをしなければ、最高の相手には勝てないということだ。
一方のマイアミ・ヒートであるが、レブロンは腹痛。ウェードは見るのも無様な様子。チャルマーズとコールは点数を入れられない。相手が最高のチームプレーをしているのだから、ヒートも最高以上のパフォーマンスをしない事には通用しない。ヒートは、少し甘いバスケをしているように見える。バードマンやレイ・アレンにしても、昨年ほどの集中力がないような気がする。昨年に土壇場で追い付いた様な根性や底力が見られるのか?今年に関しては、多分無理なような気がするのだ。日曜日の夜、サンアントニオでNBAのチャンピオンは早々と決まるだろう。
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