最高年棒のサイヤング&MVP同時受賞者であるヴァーランダーがオークランドとのワイルドカード最終戦で先発した。今季は急速が落ちており、打たれまくっていた。同僚のマックス・シャーザーやサンチェスが化け物の様な内容だったので、かなり見劣りする内容であった。シーズン中は、お世辞にもタイガースのエースとは言い難い内容であり、私の中では先発3番手か4番手(怪我のダグ・フィスターの次)くらいのピッチャーであった。
しかし、崖っぷちの一戦で、オークランド相手に7回途中までをノーヒットに抑えるという、快投を魅せたのだ。内容が素晴らしかったというよりも、夏ごろにダルビッシュが準パーフェクトをした時のように、球を散らして追い込んでいくと最後に振ってもらえるというような投球であった。ミスターオクトーバーとして君臨してくれるかどうかが見物である。
しかし、タイガース対レッドソックスは、ある意味で詰まらない試合になると思う。私の予想では4-2でボストンが勝つと見ている。タイガースが勝つ二試合は5回くらいで見るのを辞めるような圧勝。それ以外の試合は僅差をすべてタイガースが落とすと見ている。エース級同士の投げ合いで、1-2とかでタイガースが負ける試合を見るのではないだろうか?
デトロイト・タイガースは、見て貰えば解るが、選手が揃っている。先発陣は完璧な3人+フィスターが君臨している。打者陣は恐らくリーグナンバーワン。しかし、抑えはスマイリーはいいが、ちょっとベンワーは不安だ。しかし、何よりの不安要因は監督のジム・リーランドである。ジム・リーランドは、レンジャースのロン・ワシントンと良く似ており、とても良いおっちゃん(爺ちゃん)である。しかし、データやスコアラーを駆使して動く策士ではない。ひたすら選手を信用して、無駄な動きを避けたがるし、無理に動けば選手が動揺して動きが裏目に出てしまうのだ。
本日のオークランド戦でも、ヴァーランダーがヒットを打たれた時点で8回は替えるべきだったと思う。私なら、8回にはスマイリー、ポラチェッロとフィルコークの三人を投入し、9回はベンワーに締めさせる。野球は一人でやっているものではないし、本当の敵は次のボストンであるからだ。プレイオフの緒戦でヴァーランダーに111球を投げさせた采配に疑問を感じる。
一方でレッドソックスのファレルは策士である。フランコナの下で投手コーチをして世界一になった事は記憶に新しい。投手の交代には定評がある。しかも、打者からも信頼を寄せられている。相手投手に合わせて、巧く打順も組み替えられる。
さて、確実に勝たなければいけないようなプレイオフで、どういう采配が功を奏するだろうか?勿論、野球など水物なので、何が起こるかわからない。しかし、今年のアメリカンリーグの覇者はレッドソックスになると見ている。
狭くグリーンモンスターを擁するフェンウェイパーク。一方で広いがホームラン以外の長打が出やすく打者有利なコメリコパーク。この二チームの戦いであれば、今年のプレイオフも捨てたもんじゃない(今年のプレイオフは詰まらないと言った、ちょっと前の記事を早速否定しています)。
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