ここで、このブログの目的をはっきりさせたい。私は、別に思想趣味に興じて、うがった文章を週に二度ほど更新しているわけではない。ましてや、友人などとのコミュニケーションの手段としてこのブログを利用している訳でもない。このブログは、グーグルとブログ(Blog)の可能性を探るための実験の場である。私は、なるべく、多くの人が理解でき、興味を抱く内容をブログにすることにより、一人でも多くの人を私のブログに誘おうとしている。 同時に、GoogleAdSenseを通して、広告を出し、利潤の可能性をも調べている。もしあなたにとって興味がある広告を目にすれば、是非ともクリックしていただきたい。そして、GoogleAnalyticsにより、どの地域の人が、何度ほど、どのようなキーワードやウェブを通して、私のブログを訪れているかをチェックしている。勿論、これは商業目的ではなく、純粋な好奇心を満たすための実験である。
実験を行ううえで確認したことの一つに、Googleを用いる以上、なるべく固有名詞を文章に散りばめるのが戦略上良いという結論に至った。最近、野球や競馬の話題を散りばめて、個人名や固有名詞を多くしたところ、ヒット数が急激に増えた。当初は、食事の話題ばかりをして、一般的な言葉ばかりを使っていたため、全くヒットが無かった。これは非常に有意義な発見だろう。今後も食の話はテーマの要とするものの、私の愛するスーパーソニックスや、アメフットの話題も投稿していきたい。逆に言うと、私はK戦略というよりもr戦略を取っており、少しでもダイバーシファイしたポートフォリオとしての記事を提供するというポジションを取った。故に、あなたにとって余り興味がない話題が続く可能性もあるが、ご容赦いただきたい。
さて、グーグルの話題について、深く考えたい。私はグーグルを一日に50回くらいは利用する。つい十年ほど前まではグーグルなど使わなかったはずだが、その頃自分は一体どうやって生活していたのだろうか?それほど、グーグルは私の生活に密接している。日本の友人は、あまりグーグルを使っていないらしい。どちらかと言うと、ヤフーで検索している人が多いようだ。私は仕事上、英語と日本語の二通りでグーグルを利用する。しかし、英語と日本語によって、検索の仕方が全く変わってしまう。英語であれば、思いついたキーワードを並べれば大概の信用に足るウェブサイトに行き着く。しかし、日本語でグーグルを用いるのは、ある意味で難しい。あなたが、パーフェクトに固有名詞を知っていればグーグルは最強の武器であることに変わりない。しかし、固有名詞が解らずに調べ物をするとき、日本語版のグーグルは問題を孕んでいる。一つ目として、日本で信用に足るウェブサイトが相対的に少ないことがグーグルの能力の限界に深く関わっている。ブログや2chなどの便所の落書きのようなウェブが必ず上位に食い込み、仕事にならない。そして何よりも、一番大きな問題点は、日本語の表現方法が多岐に渡っていることだ。一つの言葉に対して、ひらがな表記、漢字表記、外来語表記、おくり仮名の違いなどにより、数通りの表記法が存在する。しかも、単語数がやたらと多いし、標準の言葉が何かが解らない。一つのものに対して、表現方法が多いことは日本語の美しさだ。しかし、英語を念頭において作られたグーグルでは限界が存在するのも確かだ。グーグルが、日本で検索機能を追及するのであれば、以上の二点を改良する必要があろう。
話が長くなったが、そんな素晴らしいグーグルが自由に使えない国がある。中国だ。当初私はこのブログを自由に閲覧できた。しかしながら、大連が日本の植民地であるという記事をアップロードした瞬間、私は自分のホームページにアクセスできなくなった。例のキーワードによる検閲なのだろう。その後、グーグル自体にアクセスできないことが続く。たまに使えても、微妙なキーワード検索は全くヒットしない。非常に腹立たしいし、このようなウェブ空間を使っている中国人民たちが憐れでならない。中央政府は洗脳の手段としてウェブを利用したいのだろうか?一部の言葉を規制されている現状では、商売や勉学などの妨げになることは目に見えている。私たちは、情報化社会に足を踏み入れ、その恩恵に預かろうとしている。脱産業化の情報化社会では、溢れた情報の中から有意義なものを選び、加工し、分析する能力が物を言うようになるはずだ。そのために我々は教育を受けるし、その情報の多さのお陰で社会はもっと発展するはずだ。しかし、それは、今まで情報を管理することで力を握っていた中央政府や団体などの寺銭業で生業を立てていた人達の存在意義を脅かし、力と金を剥ぐ結果となろう。我々はいずれにせよ、情報化社会に足を踏み入れている。いくら、まともな情報をウェブ上に載せることを怠ろうと、中国政府のように情報をアクセスすることを邪魔しようと、社会の流れは変えられない、逆に、そのような嫌がらせは、自国の競争力を押し縮める事になるだけであるということを、グーグル前夜の社会で力を持っていた人達は認識するべきである。
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