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10月, 2013の投稿を表示しています

ワールドシリーズ第四戦は牽制死で終了。

興醒め第三戦の後、手負いのバックホルツが明らかに調子が悪いのに投げた。 で、結果は、4-2で上原が出て来て、一塁代走のコルトン・ウォンを牽制で刺して試合終了。牽制で終わるの??またもや興醒めな終わり方である。 第三戦の繰り返しではないか?と思われるようなシーンが何度も繰り返された。ブレスロウの不調、田澤がホリデイと対峙、そして上原がクレイグに打たれる、などである。これらが面白かったかというと、見ていてイラついた、というのが正直な感想である。 しかし、両リーグで最高のチーム同士の一戦という触れ込みで始まったワールドシリーズだが、凡ミスや采配ミスが目立つ。どうも上手く歯車が回っていないようだ。野球としては楽しめない内容になっているのは残念である。

カージナルス、走塁妨害でサヨナラ。はあ??

はあ??という表現が一番合致すると思う。 9回ワンアウトで、ジェイの打球をペドロイアが捕球し、サルタラマッキアに投げて2アウト。サルタラマッキアが三塁のミドルブルックスに投げたが、ミドルブルックスが後逸して倒れこむ。クレイグがそれに勝手に躓き、よろめく。レフトのナーヴァからサルタラマッキアに球が帰って来て、ホーム上でクレイグをタッチアウト! え、走塁妨害で試合終了?最後のホームでのクロスプレイは無かったことで?はあ、何それ?って感じである。 ミドルブルックスはボールを逸らしたが、走塁妨害にならない為には、自ら回転して走者の進路を開けなければ、妨害になる可能性が常に発生するという不都合な真実が露呈した。 しかし、今日の問題はミドルブルックスである。田澤とホリデイの戦いで、田澤が打ち取ったところを、代わりたてのウェストブルックスが取れなかった。エラーにはならなかったが、隠れエラーである。これが二点になった。そして、最後のプレー。サルタラマッキアが色気を持ちすぎたが、ウェストブルックの後逸は看過できない。 一方、カージナルスの三塁手のフリーズは6回にペドロイアの当たりをスーパーキャッチして、ボストンの勢いを止めている。 今日のボストンであるが、一塁のパピーの守備は仕方ないというものの、細かいミスが目立った。記録に残るもの、残らないものを含めて、エラーが散見された。ナポリは使わずじまいだった代わりに、意味の解らない内野手の交代もあった。投手リレーもピリッとしなかった。ナショナルリーグの本拠地で戦うと、ゲームのペースが必然的に早くなるので、もう少し巧く対応した方が良いと思う。同じ失敗を繰り返さないチームなので、四戦以降の戦いに期待したい。 まあ、審判団の判断はルールに則っているという意味で妥当であったというものの、興醒めな一戦であった。

2013年ワールドシリーズ開幕。ベルトランとバックホルツの故障および左投手不足

ワールドシリーズが始まった。先日も書いたが、策士が采配を振るう力のあるチームと、策士の戦略が浸透している力的には少し落ちるチームの組み合わせだ。まあ、考えるまでもなく、力がある方が勝つだろう。詳しい話は先日書いたので割愛する。 さて、第一戦は予想通りのボストンの圧勝。ファレルは9回に上原に投げさせずに、先発5番手のデンプスターを使った。この監督、やはり切れ者である。セントルイスとの一戦では点数差が開く試合が多くなるとみて、登板間隔のあいていたデンプスターを安全な場所できっちりと使ってきたのだ。タイガースのリーランドには出来なかった采配である。 ただ気になるニュースもある。バックホルツが肩の状態が良くなく、第三戦はピービーで行くようだ。アラバマ州はモービル出身の元サイヤング三振王のピービーは頭に血が登り易い傾向にあるとはいうものの、良いピッチャーであり、何の心配もない。フライボールピッチャーなので、ボストンのフェンウェイよりはセントルイスのブッシュスタジアムで投げる方が良い結果が出るだろう。では、第四戦は誰が投げるのか?バックホルツが無理であれば、フェリックス・ドブロンという事になるらしい。 セントルイスも、プエルトリコの至宝ベルトランが、オルティスのポストシーズン第二号満塁弾をかっさらった際に肋骨を痛めてしまい、今後の出場が微妙な状態になっている。まあ、レッドソックスは打てば勝てるだろう。というよりも、ボストンの選手は異様なまでにボールを見ている。これはシーズン中から顕著であったが、ワインライトも結局はボールを見られたことが敗因であった。しっかりと待てるボストンは強い。 面白いのは、両チームとも左ピッチャーが極端に少ないという点だ。ボストンは先発のレスターとドブロン。ブルペンにはイェール出身のブレスロウとモラレスだけだ。一方のセントルイス。左はベテランのチョートとスィーグリストだけだ。両者ともリリーフで、先発は全て右である。 これは面白い、と言いたいところだが、どうせボストンが圧勝するので、結構どうでも良い。日曜には決まるだろう。

留学系のフィクション本に騙されるな!留学して得する事、損する事。

「日本の教育はレベルが低い!アメリカに留学すれば人生が開ける!」そんな勇ましい事が書かれた書籍にすっかりと騙されて、私は日本の大学を卒業した後にアメリカへ留学した。 たまに日本にいる若い学生に「留学して自分を高めたいのですがどう思いますか?」などと質問される。10年ほどが経ち、客観的に自分を見つめられるようになり、色々思う事があるので書いておく。基本的には「留学すれば成功する!」といった単純な論調に「すっかり騙された」と思っている。が同時に、日本にいても手に入らなかったような物を、色々手に入れた実感もある。 留学して得する事① 「外国人話者」としての英語力がつく。留学して手に入れられる最高の利益である。留学をしたい理由の第一位は英語を身に付けたいからだと思う。 留学して得する事② 外国人の友達が一杯できる。特に発展途上国の金持ちの子息と簡単に友達になる事ができ、自分の視界が広がる。これも留学して得られる利益である。 留学して得する事③ 他の日本人留学生と深い友人になれる。留学は楽しい反面、様々な苦労にも直面する。それらの過程で、他の留学している日本人と深い絆が出来る事になる。友情は金では買えない。 留学して得する事④ 視界が広がる。今まで日本で常識であると思っていた事が常識ではないと気付く。「コロンブスの卵」的な考え方、つまりは常識にとらわれないような考え方が出来るようになるかも知れない。日本の現状を第三者的な視線から冷静に観察する事も可能になる。 留学して得する事⑤ 日本語で書いたり話したり読んだりする能力や、コミュニケーション能力が格段に上達する。これは英語という普段は使い慣れていない拙い言語で、無理やり他人に何かを伝えようと頭で考えながら四苦八苦するうちに身に着く能力なのではないか、と考えている。自分の母国語でも理路整然とコミュニケーションできるようになる。面白い事に、他の言語を勉強しても早く身に付くようになる。 留学して得する事⑥ アメリカの大学院を介すると、簡単に学歴ロンダリング出来る。学費を自分で負担できるのであれば、名の通った大学院に簡単に進学することが出来る。ただし、これはMBAやロースクール、或いはプロフェッショナルスクールと呼ばれている大学が中心であり、研究分野はコネが無ければ入るのは難しい。ハーバードやイ...

レッドソックスが上原で接戦をモノにし続け、タイガースを予想通り4-2で下す。

私はマックス・シャーザーというピッチャーが好きである。猫でもないのに、左右の目の色が違うのは、漫画みたいで格好良い。日本のメディアはダルビッシュだの岩隈だの言っているが、今年のサイヤングは間違いなくシャーザーが獲る。そういう意味で、出来ればアメリカンリーグチャンピオンシップの第六戦はデトロイトに頑張って欲しかった。が、そう簡単にバックホルツを打てるでもなく、試合は2-1で7回に突入した。 まあ、このシリーズが始まる前から予想できていたことだが、どんなに先発の駒が揃っていようとデトロイトは終盤の一点差のリードなど守れるわけがない。一方のボストンは、一点差で7回くらいまで頑張れば、10中8、9逃げ切れるチームである。 で、投球が多くなっていたところを、7回もシャーザーが投げる事になった。前回も投球が多くなっていた上に、オークランドとの試合では無駄な中継ぎもさせられていたのは記憶に新しいと思うが、ちょっと投げさせ過ぎだ。いくら後が無かろうとも、ワールドシリーズの事まで考えれば100球くらいで替えさせるべきだし、スマイリーやアルバカーキ―を巧く使えばボストン打線を黙らせることが出来るかも知れない。ゴームスに巧くグリーンモンスターの上の方まで運ばれた。ホームランにはならなかったのは良かったが、二塁打になった。勿論、次もシャーザーで行くしかない。ドリューには粘られるも、三振。次のボガーツの時だが、球審がアウトローのストライクを取らないのである。バックホルツのアウトローだと、ストライクゾーンの外に逸れていた時もストライクを何度か見たのに、シャーザーのアウトローの球はストライクゾーンに入ってもボールである。特に、最後の四球になったボールは完全なるストライクであった。 で、ピッチャー交代。スマイリーが打ち取ってダブルプレーの筈のボールを、シーズン途中までレッドソックスでプレーしていたキューバ人ショートのイグレシアスがお手玉。で、満塁になった。ここで、スマイリーが懲戒のような形で替えられて、出てきたホセ・ベラスがシェーン・ヴィクトリーにグリーンモンスター越しの満塁ホームランを打たれる。まあ、球審の判定など、言いたいことは色々あるが、予想通りの展開と言えばそれまでだ。先発投手の好投、巧く行かずにリーランド監督が動き、すべてが裏目に出て逆転される。そして、ボストンは勿論予想通り...

大学入試を面接に。何のための改革なのか?

政府の教育再生実行会議が国公立大入試の二次試験からペーパー試験を廃止して、面接などに移行することを検討しているという。下村文科大臣は「学力一辺倒の一発勝負、1点差勝負の試験を変える時だ」とし、新テスト創設の必要性を強調したという。 個人的に色々なトラウマがあり、大学の入学試験の事など思い出したくもなく、このような問題は見て見ぬふりをしたいところだ。だが、どうしても思う所があるので、意見する。 日本社会では、制度の疲弊があれば、何でも改革しようとする。改革といっても、欧米のやり方を取り入れるだけであり、模倣を改革だと勘違いしている節がある。日本には日本の土壌で育った日本的な良さがある。一方で、欧米のそれぞれの国では、その文化的な背景や社会の発展を元に、それぞれが培ってきた良いシステムがある。こういう事を無視して欧米システムの輸入をする事はあってはならない。そもそも、ミッションなき改革など、絶対にあってはならない。 まず私が受験したころの入試制度に問題がなかったどうかを検討する。結論から言うと、塾や予備校や一部の私立高校が利するだけで、私は青春の貴重な時間を奪われた。私は本命の大学の前期試験には失敗したものの、後期試験で滑り止めの大学に拾ってもらった為に「浪人」と呼ばれる時間の浪費を避ける事ができた。しかし多くの友人達は、浪人生として無駄な一年、あるいはそれ以上の期間を過ごす羽目になった。浪人期間中は、受験でどうすれば点数を稼げるかというテクニックを必死に磨く。実質的な知識や考える力が修練されているとは考えられないのだ。浪人という糞の役にも立たない時間を許容するシステムは非生産的である。 アメリカでは入学試験は原則的に無い。何度でも受験可能なSATと呼ばれる全国統一試験の点数が足キリとして使われ、後はエッセイ(小論文)、内申書、経験、面接などが総合的に判断されるのだ。 エリート校では特に面接が重要視される。本人だけでなく、親の面接もある。西洋的な階級社会が色濃く残っていた影響であり、家系で大学への適性を判断するのである。日本でも小学校や中学受験くらいまでは、親の面接をする学校が一杯あるのだから、取り立てて異色がる必要はないだろう。 アメリカの大学で話を聞いていると、やたらと「多様性」という言葉が繰り返される。これがアメリカの大学のあり方のキーポイ...

オルティスの満塁弾。レッドソックスがサヨナラ勝ち。

数日前に、リーランド監督の温情采配を貶して、選手が揃っていてもタイガースは勝てない、などと偉そうなことを書いた。 で、サンチェスが大好投。ノーヒットのままマウンドを降り、アルバカーキ―などが繋いだ。しかし、9回ワンアウトから、タイガースの抑えのベンワーがナーバにヒットを打たれてノーヒッターをおじゃんにした。タイガースは1-0で勝った癖に、まるで葬式の様な雰囲気だった。 続いて、第二戦。シャーザーが鋭い。2日連続でノーヒットノーランペースで投げ続けた。しかし、6回に一点を取られたのだが、タイガースが完全にコントロールしていた。ブログに偉そうな事を書いたのに、タイガースが二連勝かよ、と思っていると、やはりリーランドはやらかしてくれた。 8回にレッドソックスを満塁にして、左のオルティスに、右の危ういクローサーであるベンワーをぶつけた。結果は初球を満塁ホームラン。タイガースの楽勝から、5-5の同点にされたのだ。オルティスを褒めるべきだが、リーランドの完全な失敗だと思う。 ブルペンには左のフィル・コークがいた。コークを使わなかった理由は、間隔が空いていたからというもの。なら、何故オークランドとの一戦でコークに投げさせていないのかを問いたい。9月18日以降投げさせていない理由は何なのか? 上原が危なげもなく9回表を抑えると、裏に出てきたポーチェッロは緊張の為か暴投を数球投げた。これもポーチェッロを使っていないのが原因である。いきなり勝負所で投げろと言う方がおかしいのだ。普段は先発なので、抑えで出てくれば緊張するのは当たり前。しかも、10月5日から、1週間以上も開けられたんじゃ、たまらない。先発投手4人の質が良いのは知っているが、それでも巧くブルペンを使わなくてはいけない。 選手が揃っていようと、野球はチームでするものであり、プレイオフは特に適材適所の起用が求められる。リーランドでプレイオフは勝てない。

白人の負け組がアメリカデフォルトを画策する

アメリカの議会が捻じれており、政府の一部がシャットダウンしている事はご存知の事と思う。私の周りにも色々な影響が出ている。研究を続けている政府系研究機関の職員とはメールでのやり取りが出来なくなっている。在東京のアメリカ出先機関に所用で連絡したところ、日本の現地スタッフしかおらず、アメリカ人職員は働いていないと言われた。さらに、政府系のホームページに載っているセンサスや貿易などのデータ、他の文献などにもアクセスできなくなっている。と言っても、個人的な影響は限定的であるので、私としては知ったこっちゃあ無い。しかし、例えば友人の奥さんはDCで某省庁に勤めているのだが、二週間仕事に行かなくて給料が出ないのは我慢できるが、その間の保険代などを自己負担する必要があり、恐らく50万円くらいの出費になるだろう、と嘆いていた。そういうのを聞くと気の毒に思うが、私からは遠い場所での話しである。 しかし、アメリカ国債が仮にデフォルトすると、話が違ってくる。デフォルトの定義は色々あるという事は昔に述べたが、デフォルトは「支払いの不履行」とも訳されており、一度でも支払いを怠れば債権はデフォルトした事になる。債権の格付けは、支払いの履行可能度で決められる為、一度でも不払いが起これば、格付けが下げられる。今回の問題は、内政的な理由があるにせよ、支払い能力が十分にあるにも関わらず、議会が踏み倒すかも知れないという悪質な物であり、決して看過される問題ではない。米国債の「信用」はガタ落ちする。 資産の現在価値を計算するためには、「割引率」を用いて未来の価格を現在価格に換算するのだが、リスクフリー資産とされている米国債を割引率の基準とする。つまり、米国債の価格が下がれば、他の資産価格を暴落させてしまうのだ。それも世界規模で。そういう意味で、アメリカのデフォルトは決してあってはならない。議会もその辺りは理解しているものと信じている。 ティーパーティーに支持された一部の共和党下院議員が、世界の資産価格を人質として、オバマケアを阻止しようとしたり、自分たちの支援者に媚を売ろうとしたりしている行動は、モラル的に最低である。オバマケアは既に議会を通過した法案である。「人質」を使い、既に通過した法案を捻り潰そうとする行為は、民主主義の根本にもとる行為である。 ティーパーティーとは一体何者なのか?結局は...

投手コーチ上がりのファレル対穏健リーランド。定石ならレッドソックス。

最高年棒のサイヤング&MVP同時受賞者であるヴァーランダーがオークランドとのワイルドカード最終戦で先発した。今季は急速が落ちており、打たれまくっていた。同僚のマックス・シャーザーやサンチェスが化け物の様な内容だったので、かなり見劣りする内容であった。シーズン中は、お世辞にもタイガースのエースとは言い難い内容であり、私の中では先発3番手か4番手(怪我のダグ・フィスターの次)くらいのピッチャーであった。 しかし、崖っぷちの一戦で、オークランド相手に7回途中までをノーヒットに抑えるという、快投を魅せたのだ。内容が素晴らしかったというよりも、夏ごろにダルビッシュが準パーフェクトをした時のように、球を散らして追い込んでいくと最後に振ってもらえるというような投球であった。ミスターオクトーバーとして君臨してくれるかどうかが見物である。 しかし、タイガース対レッドソックスは、ある意味で詰まらない試合になると思う。私の予想では4-2でボストンが勝つと見ている。タイガースが勝つ二試合は5回くらいで見るのを辞めるような圧勝。それ以外の試合は僅差をすべてタイガースが落とすと見ている。エース級同士の投げ合いで、1-2とかでタイガースが負ける試合を見るのではないだろうか? デトロイト・タイガースは、見て貰えば解るが、選手が揃っている。先発陣は完璧な3人+フィスターが君臨している。打者陣は恐らくリーグナンバーワン。しかし、抑えはスマイリーはいいが、ちょっとベンワーは不安だ。しかし、何よりの不安要因は監督のジム・リーランドである。ジム・リーランドは、レンジャースのロン・ワシントンと良く似ており、とても良いおっちゃん(爺ちゃん)である。しかし、データやスコアラーを駆使して動く策士ではない。ひたすら選手を信用して、無駄な動きを避けたがるし、無理に動けば選手が動揺して動きが裏目に出てしまうのだ。 本日のオークランド戦でも、ヴァーランダーがヒットを打たれた時点で8回は替えるべきだったと思う。私なら、8回にはスマイリー、ポラチェッロとフィルコークの三人を投入し、9回はベンワーに締めさせる。野球は一人でやっているものではないし、本当の敵は次のボストンであるからだ。プレイオフの緒戦でヴァーランダーに111球を投げさせた采配に疑問を感じる。 一方でレッドソックスのファレルは策士である。フランコ...

淀川区は同性愛者を支援するべきであるが、バイセクシャルを公的機関が支援するのか?

大阪市淀川区が「LGBT(性的少数者)支援宣言」をしたそうだ。レズビアン「L」やゲイ「G」という産まれながらの同性愛者を社会的に差別を受けない様に支援するのは当然である。しかし、何故「B」が入っているのかが不明である。前にも述べたが、バイセクシャル「B」はただの性的「嗜好」であり、悩んでいようとどちらか一つを選択するべきであり、公的機関が支援するような問題ではない。生まれながらの同性愛者と一列に並べるのは、本当に支援が必要な同性愛者を蔑ろにする行為であり、どうかと思う。バイセクシャルを支援することは、不倫や二股三股を支援するのと変わりない。トランスセクシャル「T」というカテゴリーも定義が不明であり、Gと重複していると思われる。ヒッピーなゲイコミュニティーの可笑しな専門用語を使わないで、普通に「性的少数者支援宣言」と言えば良い。産まれながらの性に悩む人たちが住みやすいコミュニティーにするという主旨に対して、誰も文句はないと思う。が、個人の性嗜好(バイセクシャルやトランスセクシャル)については、個人の勝手であり、公的機関が支援したり妨害したりする問題ではない。 淀川区は、性的少数者以前の問題として、もう少し人権などの解決できていない問題に真摯に取り組むことから始めた方がいいのではないか?まあ、こういった地方自治体の何とか宣言など、ただの阿呆な標語に過ぎないのだが。

ZakZak(夕刊フジ)の記事が便所の落書き以下に没落した件

私自身、小学校の高学年から親父が買っていた夕刊フジを読んでおり、夕刊フジのファンである。冬の寒い日、湾岸戦争開戦の日の夕刊記事の一面は未だにはっきりと脳裏に焼き付いている。 サラリーマンの新聞である夕刊フジには、サラリーマンが好みそうなセンセーショナルな記事が多く載っている。そのように割り引いて記事を読むと、多少の判官贔屓のバイアスも目をつむって読み流せたし、そういったバイアスを差し引きさえすれば記事から事実が透けて見えた。卓越した言葉遊びで、「お見事!」と叫びたくなるような馬鹿記事すらあったものだ。政局などの煽り記事も、その裏には事実の描写や本当の噂もあった。テポドン発射の時など、夕刊フジに書かれていた北朝鮮の状況分析記事はとても正確であったし、オウム事件では色々なスクープをどこよりも早く流していた。 私は10年以上も前にアメリカにやって来たのだが、夕刊フジの記事を掲載しているZakZakというウェブサイトを情報源としている。異国の地から手っ取り早く「日本のお父さん方」の思いを知る事が出来る良い情報源で「あった(過去形)」のだ。 しかし、ZakZakがおかしくなった。記事が極端に詰まらなくなってきた。というよりも、読む気すら起きない低レベルな記事が増えている。情報価値もない癖に、ウィットにすら富んでいないような便所の落書きにも劣る記事が増えているのだ。 第一に、SPAのレベルの低い記事に誘導するのは勘弁して欲しい。ああいうどうでも良いコラムに時間は割きたくない。 第二に、最近の傾向であるが、韓国や中国の悪口が所狭しと並んでいる。日本の政局ニュースと比べて、これらは取材内容が甘い。韓国や中国の悪口を書き続けている他のコアな雑誌の情報取材力と比べれば解ると思うが、はっきり言ってネット右翼の罵詈雑言のレベルである。 第三に、首都圏などで地震や災害を煽る記事も酷い。解らない癖に、やたらと危機感だけを煽っている。さらに政治面では、広告なのか、記事なのか解らない可笑しな物も増えている。この前は大川隆法の本の宣伝を政治記事として掲載していた。 最後に、経済ニュースは無茶苦茶だ。高橋洋一氏の政治信条を前面に出した記事くらいならば可愛いものだ。しかし、田村秀男氏の「お金は知っている」というコラムなど、2CHの思い込みが激しい人の投稿と、何ら変わらない無茶...

2013年、微妙なプレイオフ

知らず知らず、盛り上がりにも欠けるまま、北米のMLBのシーズンが終了してしまった。今季はジュース(ステロイド)騒動で盛り上がったくらいだろうか? 海を越えて日本では、やれマー君だの、やれ外国人本塁打記録だの、やれ外務省上がりの操り人形コミッショナーだの、色々盛り上がっていて羨ましい限りだ。 さて、プレイオフが今日から始まるのだが、ワイルドカードが二枚になって、本来ならもっと盛り上がる筈なのに、昨日のタンパベイとテキサスの試合など、空席も目立っていた。 アメリカンリーグだが、レッドソックスとタイガースに頑張ってもらわなければ、視聴率が取れない。スターが揃っている両チームには是非とも頑張って欲しいと思っている。 タンパベイ、クリーブランド、それにオークランド。これら若くて実力もあるチームではあるが、快進撃を続けても球場にお客さんすら呼べない。それがプレイオフで全国放送されたとしても、正直食指が動かないのだ。 ナショナルリーグはもっと酷い。セントルイスとアトランタとシンシナティは地味である。私はアトランタ近郊に住んでいるのでブレーブスを応援したいところなのだが、如何せん誰一人知っている選手がいないのだ(ちょっと大袈裟に言っています)。若いピッツバーグには、売り出し中でMVP候補のマカチャンがいるが、視聴率的にはドジャースに頑張ってもらうしかない。シーズン初めの唖然とする酷い状態から、スーパールーキーのプイグの加入によって強いチームとなり快進撃を続けた。 ワールドシリーズがレッドソックス対ドジャースになれば、めでたしめでたしと2013年シーズンは終了する。ただ、そうは簡単に問屋は下ろさないとみる。ブレーブス対アスレチックスとかになれば、今年の野球はステロイド問題で無かったことにでもして欲しいくらいだ。 結論:NBAの新シーズンとフットボールに期待。MLBのプレイオフはどうでもいいです。