スーパーボウルがあるにも関わらず、私は日本にいる。日曜日の朝、時差ボケで4時ごろ目が覚めてニュースを見ていると、衝撃的なニュースが流れてきた。勿論、後藤健二さんの殺害のニュースである。こうなるだろう、とは思っていたが、いざ実際に斬首された事実が報道されると、心が揺れる物である。
アメリカにいても、後藤健二さんのニュースはトップ扱いで流れていたが、日本では後藤さんの生前の映像なども流れており、より心が動かされるように番組が作られている。
少し冷静な話を先にしておきたいが、イスラム国、あるいはISIS(アイシス)やISILと呼ばれる事もあるが、国でもなんでもなく、ただの烏合のギャングスターである。後藤さんの事件が起きて以降、漸くマスコミなどでも正面からイスラム国を取り上げている。イスラム国の連中は、不満分子の愚連隊に過ぎず、明確な目的や目標を持ってテロ活動をしているのではない。武力にモノを言わせ、中二病にかかっている、ただのしょうもない奴らである。暴走族やヤクザの若い衆のメンタリティーである。しかも、恐れる警察はないので楯突くものはない。そこで、米軍や世界相手に吠えてみて、調子に乗っているだけである。老人や女・子供が参加していない事がその事実を如実に物語っている。しかも、イスラム国を名乗っているが、イスラム国など、一枚岩ではないわけだ。これもまさに暴走族と一緒である。暴走族と言っても、バイクに乗ってパラリラパラリラ吹かして警察に楯突くだけであり、グループ同士にまとまりなどない。寧ろ、抗争を繰り返す。
結論から言うと、そんなしょうもない連中につかまった時点で、後藤健二さんに出口などない。向こう側は交渉に応じる気などハナからないし、別に政治的な意図がある訳でもない。安倍首相がどうのこうの言っているが、国際政治を理解しているとも思えない。したい事があるとすれば、自分たちの勢力誇示だけである。つまり、後藤さんをビデオに出した時点で、殺すつもりなのである。第一、人質交換や、お金の引き渡しなどしたら、その時点でイスラム国側は居場所がばれて攻撃されるだろう。残念ながら、後藤さんの首が切れられる事は、すでに確定されていたのである。
ほとんどの情報通は理解していたと思うが、マスコミがこんな事をテレビで言える訳はない。だから、ナイーブな人達は後藤さんが帰還する事を信じたかったのだと思うし、そういう人の為に番組が作られていたのだと思う。そもそも論だが、イスラム国に捕まる可能性がある所に自ら出向いた後藤さんには殺されるべき理由はある。湯川さんのオツムがぶっ飛んでいる事も、わざわざ書く必要はないだろう。しかしどんなに考えても、安倍政権と今回の事件は関係ない。
寒風吹く日曜の夕刻、首相官邸前を通った私は、ゴミ(ガベッジ)を見た。イスラム国のテロリストたちは人間のクズであるが、それに準ずる人間がいたのだ。後藤健二が殺されたのは安倍首相のせいだとして、安倍辞めろのシュプレヒコールをしている連中がいた。アイアムノット安倍とか、アホな事を言っている。このデモをBBCと思われる外国のテレビ局が取材していた。個人がどんな思想を持とうが、何を考えようが関係ないが、後藤さんを利用して、アナーキスティックなユートピア論を主張をする人たちには虫唾が走る。シリアに行ってイスラム国相手にデモをすればいいのに、と思うのは私だけだろうか?
安倍首相の目指すものや政策については、私としては同意できない点が多々ある。ただ今回の一件に関しては何の非もないと思う。(交渉すらしていないふりをして、マスコミを煙に巻くなどの方法を取るのが最善だと思うが、オープンな日本でそういう手法は不可能である。)
日本の政治と後藤健二事件を絡める事は卑怯である。敵を作らない外交こそが日本を救う、とか馬鹿な看板があった。人道支援をしたから日本が攻撃されたらしい。首相官邸の前にいた連中は、イスラム国で殺されている人々の命はヘリウムよりも軽いとでも言いたいのだろうか?偽善ぶりに虫唾が走る。
そのうちイスラム国内では仲間割れが激しくなり、有志連合の攻撃により、テロリスト達は殺され数が減っていく事だと思う。何でも良いが、NHK BS1でスーパーボウルが始まったので、それを見る事にする。
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