11/23/2013

マリア・バルテロモ、CNBCを去りフォックスビジネスへ

昨日、CNBC(株の番組)を見ていたのだが、なんとチャンネルの看板キャスターであるマリア・バルテロモが降板するというのだ。私自身は、マリアのファンという訳ではないのだが、結構ショックを受けた。

まあ、経済系のニュースはCNBC、ブルームバーグ、フォックスビジネスとあり、結構キャスターの移り変わりが激しい。

CNBCは、エリン・バーネットが降板してCNN夜7時から枠でアウトフロントという看板番組を持った。古い話では、リズ・クラマンが2008年にCNBCからフォックスビジネスに移った。

これは移籍に関係ないのだが、朝の顔であったマーク・ハインズが2011年に突然心臓発作で死去して、後続にフィリピン系のカール・カンタニアがスクォーク・ボックスから昇進した。

CNBCワールドに目を向けても、香港ベースのバーナード・ロウがブルームバーグからCNBCに移って、朝のアジアの顔となっている。ロンドンではアンナ・エドワードがCNBCからブルームバーグに移ってカウントダウンの司会となった。それに席を奪われた形の下手糞だったリンゼイ・ジャニスはABCのレポーターに降格(?)した。

CNBCクロージングベルのマリアの代替はケリー・エヴァンズになるらしい。ケリーはワールドワイドエクスチェンジでロス・ウェストゲートとコホストを務めた事もあるし、安心して見れるキャスターであり、妥当な人選だろう。


11/18/2013

贅沢銀行券

元記事

レジから「贅沢諭吉の百万円札」 岩手のイオンモール

朝日新聞デジタル 11月18日(月)
 【松本龍三郎】盛岡市本宮にあるイオンモール盛岡南で17日、食料品を販売する店舗のレジから「百万円」と書かれた紙幣大の付箋(ふせん)が見つかった。岩手県警が詐欺容疑を視野に調べている。 盛岡東署によると、午後4時ごろ、店員がレジの現金を確認したところ、「百万円」と印刷されたものがあることに気づいた。裏は白紙で、紙面上部はのり付けされていた。「贅沢(ぜいたく)銀行券 百万円」「贅沢付箋印刷局製造」などと書かれ、福沢諭吉に似た「贅沢諭吉」が描かれている。 付箋がレジに紛れた状況や被害がはっきりしないため、店が提出した被害届を署は受理していない。「百万円札」が実在しないことから、署は偽造通貨には当たらないとみている。

こんなところにもアベノミクスのインフレの悪影響が出ているのですね。ゼロの数が二つも増えました。


11/14/2013

ジェレミー・リンがハーデンの代役を務め、9本の3ポイントを決める

ハーデンが左足に打撲を負った為、フィラデルフィア・シクサーズ戦を欠場した。その代わりを任されたのはジェレミー・リンである。3PTが入りまくり、合計で9本を決めた。合計34点は昨日を上回る高得点。アシストの方も冴え渡り、12も記録している。しかし、8つのターンオーバーは頂けない。さらに、ディフェンスしていたベテランのジェームス・アンダーソンに36点入れられたのはどうかと思う。

ただ、コーチ陣の選手の使い方に疑問を感じる。ジェレミー・リンを後半にもう少し休ませても良かったのではないかと思うのだ。10点ほどヒューストンが勝った所で、ディフェンスできそうな選手を入れて、向こうの攻撃をスローにさせる方法があったと思うのだ。アシークやガルシアを守備要員として巧く使う必要はなかったのだろうか?疑問が残る試合である。

今日はマディソンスクエアガーデンで、ニューヨーク・ニックスと対峙する。元ニックであるジェレミー・リンの活躍に期待したい。

それよりも、オマー・アシークがボストンのラジョン・ロンド(現在怪我)と交換トレードするかもという噂が挙がっているが、ついでにリンも大学時代を過ごしたボストンに連れて行ってもらえば良いと思っている。ロンドが来れば、リンはロケッツに要らないだろう。

11/12/2013

ジェレミー・リンが31点!ギリギリでトロントを2OTで下す

トロント・ラプターズとヒューストン・ロケッツの試合であるが、結論からするとジェレミー・リンが31点と今年一番高い点数を記録して、ダブルオーバータイムにラプターズを退けた。

ただし、試合の内容は糞である。

まず、ベバリーとハーデンの組み合わせが最悪だ。ベバリーはリンよりも素早いが、頭を良く使うタイプではない。ベバリーはペイントの中までドリブルをして、ハーデンにパスを出す。が、ベバリーにディフェンスが反応しないので、掻き回すだけで、誰もオープンにならない。ベバリーはPGとしての怖さを兼ね備えていない。

一方で、リンとハーデンの組み合わせはしっくりとくる。リンはお世辞にもクリス・ポール、スティーブ・ナッシュやリッキー・ルビオのようにドリブルやパスが巧い選手ではない。ただ、リンは点取り屋として認められているのだろう。リンは外からも打てるし、変なパスも出すし、自分でレイアップも出来る。リンがドリブルで中に入って来ると相手選手が過剰な反応をし、フリーになる選手が出来る。パーソンズやアシークはこれで昨年助けられた訳だ。リンは下手なりにPGの役目を成している。

最悪はハーデンだ。髭奴さん、ボールを持てば、コービー・ブライアント紛いの独りよがりプレイを披露して点数を入れに行く。ハーデンがボールを持って中に入っていくと、点数は取れるが、ターンオーバーになる確率も高いのだ。今シーズンは特にチームに悪影響を与えているように思える。ハーデンは間違いなくオールスター級の選手であるが、コービー・ブライアントの域には達していない。その癖、自分でボールを離さないようなプレーはどうかと思う。

今シーズンはアシークが巧く機能していない。アシークはディフェンス重視の正当派で、チームプレーに徹する選手だ。しかも、ポジショニングでオープンとなって点数を入れてくる。一方のハワードは運動能力に物を言わせて、ひたすらリバウンドを取る事しか考えていない。パスも受けられないし、フリースローも入らない。

一番の問題は、アシークがハワードとの兼ね合いに苦悩しているように思う。アシークを高値で売れるうちに売ってしまうのが、ヒューストンの為でもあるし、アシークの為でもあると思う。アシークはハワードと全然違ったタイプの選手であり、ツインタワーになる事は出来ない。ロケッツは、どこかのチームでセンターが故障するのを待っているのかも知れない。そうすれば高い値がつくからだ。ただ、昨年のオフから言い続けている事だが、ロケッツのセンターにはアシークの方がマッチする。ハワードはマッチしない。

ドワイト・ハワードがリバウンド能力が高い事は論を待たない。しかし、ハワードのリバウンドがチームとしてのディフェンスに直結していないのが問題なのだ。ハワードは端からリバウンド狙いであり、チームディフェンスを軽視している感がある。あれでは競った試合をかなり落とすことになる。ハワードに大金を払うくらいなら、ブルックリンであぶれているリバウンドに定評のあるリッジー・エヴァンズで十分なような気もするのだが。

個人的には、ロケッツはさっさとジェレミー・リンを西海岸のチームにトレードして欲しいと思う。アシークと一緒に出してくれれば尚嬉しい。そして私はそのチームのファンになります。チームプレーが消えたハワード・ロケッツはもう結構です。




11/11/2013

シーホークスがファルコンズに昨年の雪辱!

我等がシアトル・シーホークスがアトランタ・ファルコンスに雪辱を果たすべく、昨日はフィリップスアリーナに行ってきた。意外とシーホークスファンが多くてびっくりした。

さて、試合だがシーホークスが圧倒する。ディフェンスは冴えているし、攻撃は正確だ。ラッセル・ウィルソンが二度、エンドゾーンぎりぎりのゴールデン・テイトにパスを出している。両方ともテイトがキャッチしたのだが、一度はキャッチ後のテイトの足が白線にかかり、アウトオブバウンドとなった。二度目は完璧なキャッチでタッチダウンとなっている。両方とも、驚くようなスーパープレイである。マーシャル・リンチのランニングも冴えていた。しかも、リンチがウィルソンにバックパスを出すなどと言うトリックプレーまで決める。雪辱というよりはむしろ、アトランタ大虐殺とでも言った方が適切なゲームであった。試合が終わりに近づくと、シアトルファン以外はさっさと引き払っており、私は余韻を楽しんだ。

しかし、ファルコンズのマット・ライアンが酷い。全然パスを決められない。もともとQBレーティングがそんなに高い選手ではないのだが、ディフェンスされると話にならない。アトランタはランニングのチームであるが、165cmしかないオレゴンステート大出身RBロジャースの突進を悉く止めていた。昨年のプレイオフでは面白いほどやられていたのに。

これでシーホークスは9勝1敗である。49ナーズがオーバン大出身のキャム・ニュートン率いるキャロライナ・パンサーズに負けて6勝3敗となり、プレイオフ進出への道はほぼ間違いなさそうな雰囲気になっている。GO GO SEAHAWKS!

11/09/2013

大学受験改革「そもそも論」:すべては官僚制という問題から起こっている

就職活動や大学入試と言ったものに不満を抱く人は大勢いる。何故なら、人間は誰でも一円でも得をしたい、一つでも上に行きたい動物である。しかし上に行けばいくほど、椅子の数は狭くなる。そこで「公平を期す」ために、何らかの選抜方法が考え出される。選抜方法が洗練され、システム化されてくると、競争は熾烈なラットレースの様相を呈してくるわけだ。そういったラットレースは、本来であれば「人材の選択」というゴールの為の手段として作り出されたわけだが、力や金が過剰に絡みだすとラットレースそのものが目的化してしまう。官僚の出世競争、半沢直樹のような出世競争、大学教員の論文投稿数競争なども、まさにこれである。競争が激しくなると、少ない椅子を手に入れた人たちは、クラブ制度を敷き、権力を維持しようとする。そして次世代の競争はますます激しくなり、本来の業務とは関係のない場所においての無駄な競争が激化していく。つまり、就職活動も大学受験も大企業や公務員の出世競争も大学教員の論文競争も、紐解けばすべては同じ問題に根源を見つける事が出来るのだ。

日本で就職活動がここまでマニュアル化した功績は、リクルート社などを籏本とし、大企業が紳士協定的に就職活動を規格化したことが原因だと思われる。大学生の本分は勉学であるはずだが、人生設計を考えた場合、就職活動に力を入れた方が長期的な視点で得をするに決まっているのだ。企業の側も、若者に集団就職をさせた方が効率的であるし、自分たちのリスクを減らす事ができるので、採用方針をマニュアル化してしまう。そして、そこにリクルート社などが金儲けをする機会が生まれている訳だ。大学側は生徒の需要をはっきりと理解しており、学生に勉強しろなどとは言わない。学生に勉強をしろ等と言うのは、研究者として学生を搾取しようとしている学者か、若い熱血教師だけである。学生や社会の事情が分かっていれば、学生に勉学に打ち込ませるような罰ゲームを強いる事はできない。

大学受験に関しては、予備校や私学などの教育産業が競争をする中で無意識のうちに結託したことと、「受験技術」という物が商品となった事が問題である。それが、母親たちの競争意識を駆り立て、我が子を一つでも上の学校に入れるという事が目的と化してしまったのだ。受験技術の取得が自身の子息にとって根本的には無意味であったとしても、である。数日前に関連する事項を当ブログに書いているので、そちらも参照して欲しい。

出世競争に関しては、組織の中で公平性を期し、組織の円滑な運営を行うため、歴史の長い大きい企業や団体では、何らかの社内紳士協定がある場合がある。出世街道などと呼ばれるクラブ制度が敷かれている場合が多いが、古今東西、整備されきった出世街道を進むための努力は、必ずしも組織としての生産性とは関係ないものだ。そういった無駄な努力を強いる企業体制が「官僚制(ビュロークラシー)」なのである。ただ、大きくなれば組織はピラミッド形にならざるを得ず、入って来る人の数に比べて上の席が少ないという現実を、何らかの形で円満に解決するには、こういった方法をとるしかないのかも知れない。勿論、非生産的である。

大学は歴史が長い団体であり、学会のクラブ制度は反吐が出るほどの結束力である。若者の高学歴化により、生徒が大学に残る割合が極端に増えてしまった。そこで、ポスドクなどという中途半端な奴隷制度を設けているのだが、本職を手に入れるためには論文数を中心に査定される事になる。となれば研究の質はそっちのけで、研究本数を増やす方が得といった、戦略的な判断が生まれる。イノベーティブな研究などしようものなら、論文数が減るので就職には致命的だ。特にアメリカにいるアジア人の若い研究者の間で顕著なのだが、出世するために論文ミルのような姑息な手段をとる学者もいる。勿論、教育など他の事が疎かになり、大学の質は落ちる。学会誌もレベルの低いものが溢れかえるような状態になっている。こういった無駄な事に力を入れれば入れるほど、高等教育の存在意義は薄くなってしまうのだから皮肉である。まあ、どうせ「質」など解る人は少ない。

ここまで読まれれば解るかもしれないが、何らかの理由で、洗練されたラットレースが織り込まれた業界やイベントでは、参加者に無駄な努力を強いることになる。これは、希望者よりも椅子の数が少ないから起こり得る問題である。人間は等しく24時間しかなく、こういったラットレースに時間を割けば、本業を犠牲にするしかない訳だ。つまり、人材の選抜方法が洗練され、しかも産業化しているようなところの生産性は恐ろしく低くなる。

一方で、フリーの人や、ベンチャー、一部の中小企業ではこのような無駄なラットレースに巻き込まれる可能性が少なく、そういった人達はゴールに向かった本質問題に時間を割くことが出来る。新しいベンチャーの生産性が高いのは官僚制に時間を割かれない事が原因だ。

受験改革、大学改革、就職活動改革、公務員改革などが叫ばれて久しいが、こういった官僚制度に真剣に対峙する事を無くしては、何も改革する事は適わないだろう。まあ、スポーツなどでもそうなのだが、制度が整備され過ぎると、大穴が出なくなり、面白みに欠けてしまう事になる。規格化とは便利であるが、つまらなくなるのだ。注意して頂きたいが、ここに書いた問題は、決して日本固有の問題ではなく、官僚制にどう立ち向かうかという「そもそも論」である。ここには挙げられなかった無数の例があるのだが、読者の方も思いつく事が多々あるだろう。そして、その問題の本質は、文部省が叫んでいる大学受験改革の問題と同じなのだ。

11/08/2013

試合後半にハワードが執拗にファウルされ、追いつかれ、追い越される

ロケッツの試合がTNTで放送された。ドワイト・ハワード古巣のLAレイカースとの対峙である。レイカースはコービー・ブライアントを怪我で欠くものの、昨年よりは纏まったチームになっていると思う。

さて、試合は酷いものだった。第一クオーターは外しまくる。ディフェンスも酷いし、アシークとハワードの連携がなっていない。で、一時は20点近く離された。

しかし、第三クオーターの後半になって林を投入したころから、ロケッツが盛り返す。ハーデンのシュートが入りまくるようになったのだ。で、第四クオーター、残り4分46秒でハーデンが3Pを決めて同点。そして、パーソンズがレイアップを決めて逆転した。

その後のレイカースが酷い。昔、プレイオフでサンダーが執拗にアシークにファウルをした事を書いたが、レイカースは同じことをハワードにした。そして、御存じの通り、ハワードはフリースローが入らない。結局、16投中5個しか入れられなかった。3割1分3厘である。野球の打率なら凄いが、フリースローでこれは酷い。

最後、2点差でレイカースの攻撃。ハーデンが何度か無意味なポセッションをした。リンとベバリーが上手くディフェンスできず、スティーブ・ブレーキが3Pを決めて逆転。レイカースに勝ち星を譲った。

試合中はハワードとアシークが揉めていたし、試合後はリンとハワードが揉めていた。多分、チーム再編させるために、アシークとリンはシーズン中に出されると思う。

しかし、色々な事が解った。
1.ヒューストンのディフェンスはザルである。
2.攻撃チームは好不調のムラが有り過ぎて、きっちりとコンスタントに勝てない。
3.競った試合はハワードをファウルすれば良い。
4.ハーデンはディフェンスできない。点数取れるだけ。
5.ハワードは一人つけておけば十分。ダブルチームする必要が無い。
といった所だ。ヒューストンはハーデンとハワードのチームであり、他の選手に責任を押し付けるのはおかしい。負けたら、この二人の責任である。

しかし、予想は出来ていたが、ハワードの加入で、ヒューストンは見ていて面んないバスケするようになったなぁ。しかし、マクヘイルは何故逆転した時点で、ハワードを引っ込めて、スモールで行かなかったのか?レイカースのマイク・ダントニにハワードが「倍返し」された格好である。

11/06/2013

ハワード加入後のヒューストン・ロケッツ

老人のゲームであるベースボールが閉幕して清々している。そして、待ちに待ったNBAの開幕である。

ドワイト・ハワードが加入して、一気に西の優勝候補の一角に躍り出たヒューストン・ロケッツであるが、開幕後はどのようなバスケをしているのであろうか?

レイカースでチームプレーに馴染めなかったハワードの加入と、イスラエル人スモールフォワードのオムリ・キャスピの加入を別にすれば、メンバーはあまり変わっていない。なのに、これほどまで騒がれている理由は、ハワードの存在感であろう。

それでは、ハワードが加盟してどの程度チームが変わったのか?昨年のロケッツは、若手が終結して、皆で頑張って勝っている!というチームの様に見えた。周りも、ロケッツの活躍がフロックかどうかを見極めるプロセスにあったと思うのだ。しかし、今年は優勝候補と言われ、そのように扱われている。勝って当たり前といった雰囲気でのプレーを強いられているように思う。

さて、マクヘイル監督は、今年のスターターを、PGベバリー、SGハーデン、Cハワード、SFパーソンズ、PFアシークで行くと決めた。しかし、開幕前にベバリーが故障で、ジャーミー・リンがPGでスターターをしている。

今年のロケッツの危うさは、アシークとハワードの二人のセンターの使い方である。マクヘイルは両者をスターターで使うと決めたようだが、アシークはパワーフォワードの役割にもがいているように見える。恐らくは一月ごろまでにトレードに出される事になるだろう。

逆に、ジャーミー・リンをシックスマン(第6の男)で使用するというのは、あながち間違っていない様に思う。リンは、PGではなく、SGである。リンはパスが下手だ。たまに、驚くほどのアリウープや、絶妙の考え抜いたピックアンドロールを決めるが、基本は点取りシューターだと思っている。多分、JJレディックのような選手だと思うのだ。だから、スターターのPGにベバリーを置いて、ハーデンと交代でリンを入れる事は理に適っていると思う。時間がおしてきて、二人シューターが欲しい時にも持って来いである。

で、実際にヒューストンのプレーを見た。一言でいうと、面白くないバスケをしている。まあ、シーズンが開幕したばかりなので、こんなものなのかも知れない。しかし、無駄なパスを出し、後は個人の技で点数を取る、といったくだらないバスケをしているのだ。ハワードやハーデンは一対一で強い選手だ。リンも、ディフェンスを掻い潜っての点取り屋だ。しかし、チームプレイはどこに行ったのか?ゲーム毎のアシストは平均で17.6.下から7番目である。

ターンオーバーの多さも気になる。緒戦のボブキャッツ戦から、チーム総ターンオーバーは18,22,18,15,20。平均一試合当たり19.2は下から5番目である。もう少しなんとかならないものか?

しかし、得点力は全体の四位、そしてリバウンドも全体の二位だ。ただ、ディフェンスはガラガラ。クリッパーズ戦は酷かった。ハーデンはクリスポールのディフェンスをしていなかった。あれでは良いチーム相手には勝てない。

ゲーム数が少ないので、サンプルが多くなってから、もう少し掘り下げてチームスタッツを精査してみたい。一つだけ言えるのは、良い意味でも悪い意味でも、今年のヒューストンは数字上はドワイト・ハワードのチームに染まってしまっているという事だ。

11/04/2013

山本太郎問題:相変わらず民主主義を理解できないマスコミ

山本太郎氏の手紙の一件だが、私は手紙の内容自体に興味は無い。ただ、メディアで不敬だの、議員としての資格がないだの、色々喧しく言われている。私はこれらの報道にイラついているし、他の国会議員やコメンテータの山本氏に対する態度に憤りを覚える。

山本議員が園遊会に呼ばれた理由は、山本議員が参議院であるからである。山本議員が参議院であるという事実は、東京都選挙区の選挙民が山本議員を参議院議員として相応しいと投票したからである。山本議員は国民の意思によって選ばれた議員であるのだ。

その議員の一人に過ぎない山本太郎氏が、象徴天皇である陛下に手紙を渡したという事だが、これが天皇の政治利用に当たるのか?手紙を渡すこと自体は問題ではない筈である。何故なら、陛下に手紙を書くことを禁ずるような理由はない。書きたいことを書いて、陛下宛てに住所を書き、郵便ポストに投函すれば、(陛下に読む、読まない、読ませないは別として)皇居には届く筈である。

手紙の内容にしても、山本議員のこれまでの発言内容からして、驚くべきものではない。寧ろ、こういった発言をしてきたからこそ、選挙民に支持されて山本議員は当選した訳であり、民主主義の原則的には、(あなたの好き嫌いは抜きにして)国民である選挙民の意思を尊重しているものである。

今回の一件は、園遊会という場で、慣例に則ると少しお行儀が悪いのではないか?という事に過ぎないと思う。第一、天皇陛下がこの程度の事に目クジラを立てられるとは思えない。

これに対して「山本議員は議員としての資格がない!議員資格を剥奪せよ!」などと声高に叫ぶ議員やコメンテーターがいるが、これは山本議員に一票を入れた666,684人の意見を蔑ろにしていると言っても過言ではない。議員は選挙民の審判を受けて国会に送り込まれているものであり、現行の民主主義を否定するようなコメントは看過できない。山本議員が取った行動の好き嫌いに対して、自分の好き嫌いで国民が与えた議員資格を勝手に剥奪できるとでも思っているのか?

日本には優先順位が高い問題が無数にある。山本議員にとやかく言う議員たちは、こんな事に時間を割いていないで、真面目に仕事をしろ!と言いたい。山本太郎が行った事が政治パフォーマンスなら、おまえの行動も政治パフォーマンスか!

山本太郎が議員の資格があるかないかは選挙民が決めるべき問題である。たとえ、山本の事が嫌いであったとしても、だ。

まあ、どうでもいいニュースだし、こんなどうでも良いニュースが流れるほど日本は平和だという事だろう。こんなどうでも良い話題をどうでも良いブログに書いて時間をつぶしている自分が情けない。

11/01/2013

ボストン・レッドソックスが定石通りのチャンピオン

1999年、大阪の子の癖に社会人から巨人に入団して、新人ながら大活躍をした上原。新庄や和田豊、マイク・ブロワーズ(現シアトルマリナーズの解説者)などを簡単に赤子の手をひねるように抑える様子には正直ムカついた。巨人嫌いであったので、メディアが松坂と比較して作り出した「雑草魂」などという言葉には反吐が出た。

巨人を出てからの上原が好きだ。特に今年の上原はよく頑張ったと思うし、テレビで投球を見ていても楽しかった。どこかの記事にも載っていたが、今季の上原の投球を見て上原を好きにならない人は、アンチレッドソックスの人以外にいないだろうと思う。

しかし、ジョン・ファレルは凄いと思う。僅差でレッドソックスが落とした第五戦、そう、あの走行妨害で試合が決まった試合である。その試合の戦犯陣であるサルタラマッキアとミドルブルックスを二度と試合で使う事はなかった。次の日の試合で最後のチャンスを貰ったブレスロウも、最終二戦では使われなかった。適切(冷徹?)な采配が出来るこの監督はかなりの切れ者だ。

ボストンが二回ほど変な負け方をしたが、セントルイスとボストンの間には余りにも大きな力の差があったと思っている。ファレルの采配をしては、カージナルスにはチャンスがなかった。まあ、漸く野球が終わって、バスケのシーズンになった。ヒューストンロケッツの話題などを中心に記事を書く。そういえば今季のシーホークスの話も書いていない。