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6月, 2012の投稿を表示しています

津波の漂流物が漂着し始める

シアトルの地元チャンネルのニュースでは、連日津波で流されてきた漂流物が太平洋岸に漂着したと言うニュースが流れている。ボランティアが出動して掃除をしたり、津波漂流物を見つけた時のホットライン電話番号 211 が新設されたりしている。さらには、小型の漁船などにとって海の中の巨大な漂流物は危険であり、何らかの対策が必要となっている。杞憂だとも思われるが、津波漂流物に付着したフジツボや貝などの固着生物が、外来種とならなないか、などと心配する人たちもいる。 もしあなたが最近アジア方面から北米へ飛行機で渡り、眼下の風景を見た事があれば気づくかも知れないが、アラスカ沖はゴミだらけである。大小の津波漂流物が漂い、遅かれ早かれ米国の西海岸に漂着する。津波漂着物問題は始まったばかりであり、太平洋岸の浜辺はゴミだらけになるだろう。さて、その時、一体誰がゴミ処理費用を負担しなければならないのか?微妙な問題が残る。被災地である日本は「天災だったのだから仕方ない」と白を切れるのだろうか? 津波漂流物対策として、市民ベース或いは市町村ベースで様々な取り組みが始まっている。一括プロジェクトなど、面白い取り組みも出てきている。地震と津波で被災した我が国であり、世界中から募金が集まった。しかし、この問題は終わっていない。被災者としてだけでなく、私たちは責任ある国家の一員として、日本国民が何をしなければならないのかを考える義務を負っている。

「マイネル」アイルハブアナザ。北海道行き決定!

ケーブルテレビに競馬を放送するHRTVやTVGAMというものがあり、ケーブルテレビと契約すると必ずついているチャンネルだ。近年はJRAが頑張ってくれたおかげで、日本のGIレースが国際競争と認められ、GIのある競馬場の全戦(1Rから最終まで)をHRTVでライブで放送している。日本とオーストラリアを交互に見せてくれたりして、結構面白い。シアトルでは深夜頃に日本のGIレースがライブで放送されている。昨日は阪神競馬場の宝塚記念を見た。オーフェーブ(解説の人はフレンチ語で発音していた)強かったですね。 さて、二冠馬であるアイルハブアナザをビッグレッドファームが購入するというニュースが入ってきた。要するに、生まれてくる子供は「マイネルアナザ」や「コスモアナザ」になるのだ。アイルハブアナザがミスタープロスペクター系であり、しかもダンチヒのインブリードが入っているため、アメリカ国内では使い難い事は論駁のしようがない。で、サンデー系ばかりの日本に連れて来るという短絡的な嗜好なのか?岡田さんが1ドル=80円のレートに物を言わせて、バブルの頃のような手法で手に入れたのだろう。 日本の馬場でフォーティーナイナイー系の馬がどうなるのかは皆の知るところである。殆どの馬が勝ち上がる。ハズレが出ず、アーニングインデックスも無茶苦茶高い。しかし重賞には足りない馬が出る。そんな馬が五万と出た事を忘れたのか?ナイナー直仔では、ロードアヘッド、ヤシマジャパン、クールネージュ、タガノフォーティー、テイエムサウスポー、クーリンガー。こんな馬を作るために高い金を出しているのだろうか?フォーティーナイナーの子供である種牡馬は、トワイニング、エンドスウィープ、コロナドズクエスト。この辺の産駒の特徴といえば、早仕上がり。ダート1200mで強い。新馬戦圧勝。ファルコンSやニュージーランドTで一番人気。3歳の春から調子が下がり、ようやく勝つのは暮れの阪神のワールドジョッキーズシリーズ。4歳になって、漸く地方重賞制派して、スプリンターズSとフェブラリーSに登録。そんな馬を作りたいのか?或いは、コスモの冠をつけて、地方に置いて海外を狙うのか ? 私の個人的な意見では、フォーティーナイナー系のいい種牡馬は、ハズレが出ないと言う意味で経済的であることは認めるものの、日本の馬場で走らせてはいけない類の馬であ...

ヒート優勝。

ただいま第三クオーターの終盤。ミラーとかに3ptsを入れられまくってる。というか、ディフェンスが悪すぎる。ポジションがいけてない。最後まで観る気おきません。テレビ切って他の事します。NBAの話題は今年の秋まで書きません。 まあ再び白日の下に晒された事は、ウェストブルックが史上最悪のポイントガードであるという事だ。しかし、得点力はピカイチである。欠点を直すのか、良さだけを巧く引き出すのか?サンダーは強い。来期はフィッシャーが抜けるだろうが、他の選手は全て残る。来年も順調に行けばファイナルズまでは来れるかも知れない。だが一番強いチームになるために、スコット・ブルックがこのシーズンオフに考えなければならない課題は山積みである。 オクラホマシティー・サンダーが負けて悔しいのか?否。私はサンダーの選手が好きだ。しかし、サンダーという組織は、クレイ・ベネットがシアトルから奪ったチーム。いつも理論詰めの事ばかり書いているのだが、少しばかりは感情論をぶつけたい。ざまあ見腐れ、泥棒野郎が!サンダーが負けて、むしろ良い気分である。いまだにスーパーソニックの事を引き摺っている自分がここにいる。

ヒート対サンダー、第五戦

マイアミにて、後のないサイダーがヒートと対戦している。全試合でびっこを引いていたレブロンだが、脱水症状ゆえのこむら返りと言うこと。ゲータレード(スポーツドリンク)を大量に飲んで完全に直ったと言うこと。今日終わられると、EURO2012以外見るものがなくなるので、もう少し引き伸ばして欲しい。チームプレイとディフェンスを忘れないで、サンダーにはいい試合をして欲しい。前の三戦。全部勝てた試合だったのだから。

ブランドン・ローイ復活か?

テレイルブレイザーに所属しており、オールスターにも選出された、元ワシントン大学ハスキーズのブランドン・ローイが昨年のシーズン前にひっそりと引退した事は記憶に新しい。しかし、膝の調子が大分よくなっており、来期にもNBAに復帰する可能性があるとの報道があった。正直、うれしいニュースである。一方、元ソニックスのラシャード・ルイスは、ウィザードからホーネッツにトレードされた。交換要因はアリザとオカフォーである。ピーク過ぎの選手間の心底どうでもいいトレードである。

ヒート対サンダー第四戦。1オン1の糞試合。

第二戦は大幅な点数差を、サンダーが第四クオーターに怒涛の勢いで差を詰めるも、最後はデュラントが決められずに敗戦。1-1のタイで敵地マイアミに乗り込んだ第三戦、15点にも及んだリードを第三クオーターにデュラントとウェストブルックの両方をベンチに下げてる間に差を詰められて、なんと逆転負け。オクラホマの戦術的なぎこちなさと選手の青さが目立つ試合であった。デュラントは不用なファウルを重ね、出場時間が限られる始末。最後は完全にリズムを崩していた。デュラントが最後に外したシュートなど、普通の状態なら高校生でも入れられるような代物だった。逆にマイアミ側だが、ディフェンス要因と考えられているベテランのシェーン・バティエが3ポイントをポコポコ入れまくったりして、しぶとい。6月19日、星を五分に戻すために、マイアミでヒート対サンダーの第四戦が行われた。 第一クオーターからサンダーが勢い良くスタートする。ウェストブルックが切り込んでレイアップを決めまくる。一時は15点差になり、若いサンダーが「これでもか」という熱気を見せ付けた。しかし第二クオーターに入るとヒートが徐々に点差を詰め始める。むしろサンダーが自滅気味だった。デュラントとハーデンが悉く外す。ウェストブルックも外しまくる。一方でマイアミ側はチームプレーに徹し、コールやチャルマーズが点数を入れる。攻撃は水物であるので、攻撃にばかり力を入れていると流れが急に変わってしまうことは良くある。あまりにも点数が入り過ぎたためか、結果としてサンダーはディフェンスやチームプレーが甘くなっていたのではないか?49 - 46。サンダーはたったの三点差リードで前半を折り返した。 第三クオーター。物凄く詰まらないバスケが展開される。私は速くて巧いバスケを見るのは好きだが、誰も1オン1のバスケを見たいとは言っていない。マイアミもオクラホマも、パスを全然しない。ボールを持った人がそのまま入れるだけ。実に詰まらないバスケであった。チームプレイもチームディフェンスも戦術も糞もない。ボールを持てば、後は入れるだけ。そんなバスケが延々と続いた。オールスターかと見紛う程の詰まらない試合だ。こういうバスケをすれば誰が活躍するのか?勿論ウェストブルックだ。ウェストブルックの点数を入れる能力が抜きん出ている事はけちのつけようがない事実である。しか...

牛ステーキの部位と食べ方

(広告のクリックお願いします!) 夏になるとステーキを食べたくなる人たちが大勢出てくるのか、友人やその奥さんから牛に関する質問を良く受ける。当ブログの アメリカステーキは何故美味しいのか という偏った記事が一番読者を集めているようである。私自身も牛ステーキが大好きである。アメリカにも美味しい食材がたくさんある。ここパシフィック・ノースウェストでは、生牡蠣、大きな蛤、サーモン、ビンチョウマグロ(アルバコア・ツナ)、銀鱈(ブラックコッドやセーブルと呼ばれる)、ラムのフレンチラックと並び、以下の牛肉類は期待を裏切らない食材である。しかも品質の違いはあれども、どこのスーパーで何時でも手に入ると言う点で、アメリカにおいて牛肉が一番便利なグルメ食材と言っても過言ではないだろう。アメリカ人は幼き頃から牛肉を嗜んでいる為、スーパーのパッケージでどの部位をどのように食べるべきかを知っている。牛のカット法は国によって大きく異なる。アメリカのプライムカットと日本のカットが若干違うため、日本からアメリカに来て間が浅い人は、スーパーなどで牛肉購入時に戸惑うようである。ステーキ用の肉と言う事で、以下に値段順に肉の部位を並べる。 テンダーローイン (Tenderloin) 牛肉の一番柔らかく、脂肪の少ない部位である。フィレミニョンはテンダーローインのショートローイン側(牛の頭側)の一部を指すが、スーパーによってはテンダーローインを全てフィレミニョンと表記している場合もある。理由は、御察しの通り、フランス語で呼べば高級で美味しそうに聞こえるからである。真ん中部分は、シャトーブリアンステーキに使われ、シャトーブリアン(人名を関した調理法の名)とテンダーローイン(牛の部位)をごっちゃにする人も良くみかける。この部位の筋肉は一頭の牛から僅かしか取れない為、自ずと高価になる。  私の意見では、テンダーローインは家庭の「ステーキ料理」としてはかなり難解な材料である。焼いて塩コショウだけをかけると、かなりガッカリしてしまうのだ。高級店に行くと、テンダーローイン系にはソースがかかっている。オ・ポアブルのようにコニャッククリームソースをかけたものや、レッドワインソースをかけたものが出てくる。これらは、バターで脂肪を補っているのだ。が、家庭でこれらの味を模倣することは難しい。...

「しゃぶしゃぶ」は肉の素材を蔑ろにした完全なる欠陥料理

日本人の友人の家に誘われ、関東風のすき焼きが出てきた。私は関西出身だから関東風が嫌とか、そういう問題ではなく、食すことを目的としていない汁で薄切りの牛肉片を煮込むと言う料理に、箸を浸けるのも嫌になった。二週間ほど前にはしゃぶしゃぶを御馳走になった。私はしゃぶしゃぶが大嫌いだ。正直、辟易とした。しかし、すき焼きやしゃぶしゃぶを金科玉条の如く拝める人たちが結構いる。すき焼き論を「関西」VS「関東」といった狭小な好き嫌いの括りで論ずることが多く、かなり苛立っている。薄く切った肉を水で煮るのは大罪だ。「しゃぶしゃぶ」と「煮るすき焼き」がどれほど素材を馬鹿にした料理かを今から説く。 日本人がアメリカ人の食習慣を馬鹿にすることが良くある。ロブスターや海老や蟹などを水でボイルし、殻や頭やミソや汁を捨ててしまうことだ。折角スープが出ているのに、勿体無い、という事になる。この意見に対して、私は100%賛成する。その捨てる殻をくれるなら、私なら濃厚なビスケを作るのに、と考える。 もう一つ。欧米人がケチャップやドレッシングを料理に塗りたくっているのを見たことがないだろうか?或いは、日本に来た欧米人が米飯に醤油をたっぷりと浸けて食べているのを見たことがあるだろうか?あれも馬鹿にされて然りだ。素材の良さを無視して、化学調味料や濃い味で味覚を誤魔化しているのだ。 しかし日本人も完全に同じ間違いを犯している。それは鍋系の食べ物を食す時におこる。「しゃぶしゃぶ」は中でも最悪の部類だ。いくら短時間であろうとも肉の薄切りをお湯に通すことで、肉の旨味が湯の中に逃げてしまう。旨味が逃げた肉片を、濃厚な胡麻ダレや紅葉卸入りのポン酢に浸けて食べる。ドレッシングを食べているのか、何を食べているのか解らない。しかも水に何度も潜らせるため、タレの濃さが食べる毎に薄くなって化学調味料をふんだんに使ったたれの味が徐々に薄くなる。 一方で殆どの野菜は「しゃぶしゃぶ」で食べると言う訳にはいかない。定番の白菜は煮込めば煮込む程美味しくなる野菜であるし、ニンジンや椎茸もある程度煮た方が美味しくなる。豆腐や糸蒟蒻等も長時間湯につけておく必要がある。長時間湯に浸けたからといって、溶け出した肉の旨味や昆布汁を吸うことを野菜に期待できない。ただ柔らかく甘くなるだけだ。何の変哲もない湯で茹でた温野菜をタレにつけて食べるだ...

2011-2012 NBAファイナル:サンダー対ヒート(第一戦)

大方の人の 予想通り 、今年のNBAファイナルはマイアミ・ヒートとオクラホマシティー・サンダーの試合になっている。ビッグスリーが席巻するマイアミか?デュラントを中心とするバランスの取れた速いバスケを展開するOKCか?私はオクラホマが結構簡単に勝てるのではないだろうかと考えている。 お世辞にもNBAファイナルが面白いマッチアップになった事は意外に少ない。2008年と2010年が結構面白かったが(両方LA対ボストン)、今回のマッチアップはバスケとしてそれ以上に面白い組み合わせだと思う。ファイナルではレブロン・ジェームスとケビン・デュラントという三大巨頭(残りの一人は老いたとはいえコービー。)のうちの二人が直接対峙するという事が理由である。NBAファイナルでレーカースとヒートが対戦したことは未だ無い。今回の試合はトップパフォーマー同士が頂上決戦で始めて対決するという事になったのだ。さらに今回のマッチアップではスモールボールが期待できるのだ。スモールボールの打ち合いのほうが見ていて楽しい。これが良い方向に出るかどうかは後述するが、サンアントニオ・スパーズやデトロイト・ピストンズがファイナルズで見せ続けてきたクラッシクな渋いバスケから今年は開放され、速く巧く見ていて楽しいバスケを見る事ができるだろう。 しかしメンバーを見て欲しい。マイアミは明らかなビッグ3がいる。レブロン・ジェームス、デュウェイン・ウェイド、そしてクリス・ボッシュ。そこに恐らくケビン・デュラント、サファロシャかハーデン、そしてイバカが張り付く事になるだろう。するとなんとウェストブルックが楽になるのだ。私はウェストブルックが自己中心的なプレーばかりするので余り好きではない。だが、切り込みの速さと得点力に関してケチをつけようがない。そこが空けば、明らかにサンダー有利になると予想する。 6月12日がNBAファイナルの初戦である。ヒートが前半で圧倒的なバスケを見せ付けた。デュラントはレブロンをディフェンスして疲れたのか、攻撃に繋がらない。ウェストブルックはガードが浅くなったのを良い事に、いつものようにセルフィッシュに撃ちまくるが、てんで入らない。OKCのビッグマン二人はそこそこ頑張ったが、マイアミがスモールバスケをしているので、存在理由があまり無い。一方ジェームスがポコポコと点数を入れるのは勿論、チャルマ...

アイルハヴアナザ、屈腱炎で引退

ダグ・オニール師の発表によると、アイルハヴアナザは屈腱炎の症状があり、このまま引退することになったという。もう一つを獲るとはいかなかった。まぐれが続いての中途半端な逃げと見るか、稀代の名馬の悲運な引退と見るか? 競走馬が引退すれば、その評価は種付け馬としての評価と変わってしまう。結論からいうと、アイルハヴアナザの子供は走るだろう。ナイナー系の優秀な後継主牡馬になると思う。年老いてきて受精能力に限りが見えてきたディストーティッドヒューマーの孫。フラワーアレイの子としてかなりの人気になるのではないのか?ディストーティッドヒューマー直仔の二冠馬ファニーサードは騙馬であった。先達が残した記憶分も、種付け料に加算されると思われる。いずれにしてもハズレが出ないのがナイナー系の良さ。

アイルハヴアナザがスクラッチ!三冠ならず。

アイルハヴアナザが未公表の脚部問題のため、ベルモントステークスをスクラッチ(出走取り消し)した。1978年以来続くアメリカ三冠枯渇はまだまだ続く。最近は夏休み前の仕事の追い込み中で、アホみたいに忙しい。それでも土曜日はスケジュールを圧してエメラルドダウンズに馬券を買いに行こうと思っていたが、それも必要なくなった。アイルハヴアナザを外して、デュラハンの単勝にぶち込もうと思っていたが、明日はどうせ一番人気になるだろう。アイルハヴアナザが出ないので興味が沸かない人も多いだろうが、ベルモント競馬場は良い競馬場であるし、強い馬が揃い易い。よって、馬券的に買いやすいレースが多い。 ベルモントステークスの馬柱のリンク を貼っておく。