第二戦は大幅な点数差を、サンダーが第四クオーターに怒涛の勢いで差を詰めるも、最後はデュラントが決められずに敗戦。1-1のタイで敵地マイアミに乗り込んだ第三戦、15点にも及んだリードを第三クオーターにデュラントとウェストブルックの両方をベンチに下げてる間に差を詰められて、なんと逆転負け。オクラホマの戦術的なぎこちなさと選手の青さが目立つ試合であった。デュラントは不用なファウルを重ね、出場時間が限られる始末。最後は完全にリズムを崩していた。デュラントが最後に外したシュートなど、普通の状態なら高校生でも入れられるような代物だった。逆にマイアミ側だが、ディフェンス要因と考えられているベテランのシェーン・バティエが3ポイントをポコポコ入れまくったりして、しぶとい。6月19日、星を五分に戻すために、マイアミでヒート対サンダーの第四戦が行われた。
第一クオーターからサンダーが勢い良くスタートする。ウェストブルックが切り込んでレイアップを決めまくる。一時は15点差になり、若いサンダーが「これでもか」という熱気を見せ付けた。しかし第二クオーターに入るとヒートが徐々に点差を詰め始める。むしろサンダーが自滅気味だった。デュラントとハーデンが悉く外す。ウェストブルックも外しまくる。一方でマイアミ側はチームプレーに徹し、コールやチャルマーズが点数を入れる。攻撃は水物であるので、攻撃にばかり力を入れていると流れが急に変わってしまうことは良くある。あまりにも点数が入り過ぎたためか、結果としてサンダーはディフェンスやチームプレーが甘くなっていたのではないか?49-46。サンダーはたったの三点差リードで前半を折り返した。
第三クオーター。物凄く詰まらないバスケが展開される。私は速くて巧いバスケを見るのは好きだが、誰も1オン1のバスケを見たいとは言っていない。マイアミもオクラホマも、パスを全然しない。ボールを持った人がそのまま入れるだけ。実に詰まらないバスケであった。チームプレイもチームディフェンスも戦術も糞もない。ボールを持てば、後は入れるだけ。そんなバスケが延々と続いた。オールスターかと見紛う程の詰まらない試合だ。こういうバスケをすれば誰が活躍するのか?勿論ウェストブルックだ。ウェストブルックの点数を入れる能力が抜きん出ている事はけちのつけようがない事実である。しかしウェストブルックが活躍するバスケではサンダーはヒートに勝てない。何故なら1オン1に持ち込んだ場合、一番巧いのはレブロンだからだ。デュラントはレブロンをディフェンスし、不用意なファウルを重ねる。ハーデンは全く入れられない。ちぐはぐな攻撃ばかりだ。
スコット・ブルックは先発メンバーに固執する。ウェストブルックが活躍するような試合なので、誰を使っても一緒と言えば一緒なのだが、デュラント、ウェストブルック、ハーデン、セフォロシャとイバカのコンビネーションで試合を進める。結果的に、個人プレーを助長するような組み合わせで、点の取り合いになったため自滅したと考えるのだが、後の祭りだ。コリソンやセフォロシャが渋い守りを見せるような試合を見たいし、そういうバスケを嫌がるのはヒートである。
デュラントがレブロンに膝蹴りを食らわせて、レブロンがビッコを引き始める。チャンスだ。しかし、ハーデンとデュラントがチャンスをあっさりと逃すようなへぼへぼシュートを撃って試合を台無しにする。一方のヒートは手負いのジェームスが3ポイント、そしてジェームスが下がった後も、チャルマーズの大活躍で試合を物にする。最後のジャンプボールの後、時計が元に戻ったと思い込みウェストブルックが不必要なファウルを犯したが、若手中心の経験の浅いサンダーは揉まれ弱いことが露呈した。こういう時こそフィッシャーのようなベテランがステップアップしなければならないのだが、1オン1のような捻りの無い試合では、それも意味を成さなかっただろう。スコットブルックももう少し考えて選手を使うべきだと思う。勢いがあるのは解っているのだから、多くが始めて経験するファイナルの場で、足元をきっちりと照らしてやるようなコーチングをしなければいけない。ウェストブルックがボールを持てば、パスしない。自分で点数を取りに行く。デュラントとウェストブルック以外は攻撃に参加すらできない。これはもはやバスケットボールではない。
「ウェストブルックだけが活躍」などと言っているが、結果的に上手いようにヒートのやりたいバスケに持ち込まれただけであろう。チーム力の勝るサンダーが、一対一にされたのだ。桶狭間の闘いのようなものである。熱くなったサンダーは青すぎて、こういう試合を物にする事は出来なかった。ただ膝を捻ったレブロンが次戦に出てこれない可能性がある。そうなれば巻き返すチャンスだが、バスケ好きとしては、レブロンを欠いたヒートとサンダーの手落ちの試合など見たくない。簡単に次戦で決まることはなさそうだ。
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