さて、二冠馬であるアイルハブアナザをビッグレッドファームが購入するというニュースが入ってきた。要するに、生まれてくる子供は「マイネルアナザ」や「コスモアナザ」になるのだ。アイルハブアナザがミスタープロスペクター系であり、しかもダンチヒのインブリードが入っているため、アメリカ国内では使い難い事は論駁のしようがない。で、サンデー系ばかりの日本に連れて来るという短絡的な嗜好なのか?岡田さんが1ドル=80円のレートに物を言わせて、バブルの頃のような手法で手に入れたのだろう。
日本の馬場でフォーティーナイナイー系の馬がどうなるのかは皆の知るところである。殆どの馬が勝ち上がる。ハズレが出ず、アーニングインデックスも無茶苦茶高い。しかし重賞には足りない馬が出る。そんな馬が五万と出た事を忘れたのか?ナイナー直仔では、ロードアヘッド、ヤシマジャパン、クールネージュ、タガノフォーティー、テイエムサウスポー、クーリンガー。こんな馬を作るために高い金を出しているのだろうか?フォーティーナイナーの子供である種牡馬は、トワイニング、エンドスウィープ、コロナドズクエスト。この辺の産駒の特徴といえば、早仕上がり。ダート1200mで強い。新馬戦圧勝。ファルコンSやニュージーランドTで一番人気。3歳の春から調子が下がり、ようやく勝つのは暮れの阪神のワールドジョッキーズシリーズ。4歳になって、漸く地方重賞制派して、スプリンターズSとフェブラリーSに登録。そんな馬を作りたいのか?或いは、コスモの冠をつけて、地方に置いて海外を狙うのか?
私の個人的な意見では、フォーティーナイナー系のいい種牡馬は、ハズレが出ないと言う意味で経済的であることは認めるものの、日本の馬場で走らせてはいけない類の馬であると思うのだが。そんなことに無駄なお金を使うくらいなら、日本の牝馬をアメリカにどんどん持って行ったり、アメリカの牝馬をどんどん日本に持ってくるほうが賢いと思うのだが。サンデーのような活躍は期待できないが、エリシオやラムタラよりは絶対に走るだろう。
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