1/15/2012

ブロンコスに神の御加護があらん事を!


折角のマーティンルーサーキングJRデイの週末で、スキーに行こうと思っていたのに、朝起きて外を見ると一面が津軽海峡冬景色。家に閉じ込められることになった。サテライトテレビも天気が悪いため受信できず、フットボールも見れない。やる事がないため、人生で一番の無駄な時間の使い方として、誰が読んでいる知らないブログでも更新することにする。

アメフットであるが、いよいよプレイオフの佳境を迎えている。先週はワイルドカード4試合が行われたが、観るに値するゲームはピッツバーグ・スティーラーズとデンバー・ブロンコスの試合だけであった。ピッツバーグはご存知の通り、ビッグベン事、ベン・ロスリスバーガーをQBに据え、ワイドレシーバーに韓国人と黒人の相の子のハインズ・ワードなどが並ぶ。そして何よりも鉄のカーテンとも表現されるディフェンス陣は、米領サモア出身のセーフティーのトロイ・ポラマールーなどを中心にガッチリと構成されている。2005年には我がシーホークスを、2008年にはアリゾナ・カージナルスを負かしてチャンピオンになっている。

一方のデンバー・ブロンコスは若いクオーターバックのティム・ティーボーの大活躍でプレイオフ出場に漕ぎ着けた。現在、ティーボーは恐らくマスコミで一番名前を挙げられるスポーツ選手になっている。ティーボーは神を信じており、常にブロンコスの勝利をロダンの考える人の如くの姿勢で祈るのだ。この姿勢は、ティーボーイングなどといじられており、その辺で子供が真似している。メディアで中絶廃止の発言を行ったり、フィールドの内外で話題に絶えない。従って、大量のファンと大量のアンチを抱えるセレブになっているのだ。
さて、両チームがワイルドカードで激突したわけだが、ロスリスバーガーの怪我はやはり深刻だったのだろう。パスが冴えないし、サックを何度もされた。デンバーのディフェンスも褒めるべきなのかも知れない。一方のティーボーは、鉄のカーテンのディフェンスにも関わらず、荒削りながらも確実にボールを前に進める。前半終了時には20対6とホームチームのデンバーがリードした。デンバーの標高が災いしたのかもしれない。

しかし、後半になってスティーラーズが息を吹き返す。マイクウォレスガ走りこみ、第四クオーターにはきっちりとキックを決めて、16-23で残り5分。なんとスティーラーズが4分前に、ロスリスバーガーのパスで31ヤードのタッチダウンを決め、ゲームを同点に戻したのだ。その後のティーボーの攻撃はちぐはぐで、オーバータイムにもつれ込む。

今年からルールが変更されたオーバータイムだが、開始直後の一投目、ティーボのパスをトーマスが受け、80ヤードを走りこみ、タッチダウン。新生ブロンコスが手負いのスティーラーズを破ったのだ。神の御加護があったとしか思えない勝利であった。

今週、トム・ブレーディー率いるニューイングランド・ペイトリオッツとデンバーは対戦。ティーボはあっさりと負けました。ざまあみやがれ!(はい。私はアンチ・ティーボです。)

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