金正日が龍川駅で一般市民を大量に巻き込んで爆殺されそう(?)になったのは2004年のことである。2007年ごろにはドイツの医療チームに心臓手術を受けたというニュースが流れた。2009年にはすい臓癌説、そして脳卒中による半身不随状態になったとの報道がされた。そして最近では、リチュニ女史がアナウンサーとして一ヶ月以上登場していないというニュースが流されていた。本日久々に登場したリチュニ女史は喪服を着て、金正日が列車に搭乗中に過労(心筋梗塞?)で死去したと伝えた。葬式は12月28日だという。
普通に北朝鮮関係のニュースを追っていると、金正日が昨日に列車に乗っていて心筋梗塞で死去したという情報は到底信じがたい。金正日は恐らくかなり前に、2004年から先月ごろまでの間のある時点で死去していたと考える方が辻褄が合う。この五年ほど、北朝鮮から伝わってくるニュースはどれも権力争いに関わっているとしか考えられない事ばかりであったからだ。逆に北朝鮮は外国との交渉ごとを出来るだけ避けようとしていたし、重要な意思決定は理由をつけて先延ばしにしていた。「中国詣で」すら拒否していた時期もあるくらいだ。北朝鮮が正日のわがままで外交を断っていたと考えるにはあまりにも無理がある。
今回、金正日死亡のニュースが突然こういった形で出てきた背景は、1)権力争いの答えが出て、後継者争いが固まって静穏になったのか、或いは2)死亡が隠し切れなくないほど権力争いが混乱しているかのどちらかとしか考えられない。恐らく前者であるとは思うのだが。
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12/18/2011
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