12/23/2011

JASRACの問題点

日本音楽著作権協会(JASRAC)の評判が悪いことなど、新たに討論する必要もない。JASRACは官制組織であり、文化省などからの天下りを大量に受け入れていることは誰でも知っていることである。しかしJASRACの一番の問題は「政官財暴警」の結果的な癒着である。JASRACが保護するレコード会社のバックにいる人達がどういう組織と繋がっているのか、そしてそれらの組織がJASRACを通して自分たちの会社の利益のために「規制」の線を張っていることは周知の事実である。勿論、JASRACは法律に基づいて行動しているわけであるのだが、JASRACの行っている過剰な規制は法的には正義である。ただし、それらの法律そのものが社会正義に基づいているか否かの議論が必要であろう。

以前から問題になっていたが、スナックなどのカラオケ店や生音楽演奏の店の著作権料が停滞しており、JASRACが徴収を試みようと腐心していた。もう一度言うが、JASRACの主張は法的には100%正しいわけで、論駁の余地は無い。しかし、スナックやカラオケ店などが著作権料を払っていては経営が成り立たない。ただでなくとも、飲酒運転の強化で客が激減している主に郊外のそういった店に、さらには著作権料まで負担させるのだろうか?こういった法律が悪法で無いとしたらなんなのか?さらには、この法律の下では、小さくこそこそと違法に営業していると儲かる仕組みになる。しかし、客がついて目立ってしまうと違法操業がばれ、著作権料を支払わなければならない事で経営が圧迫される、といった不公平極まりないルールとなる。インチキしなきゃ損なルールをお上は作っているわけである。

JASRACは営利目的のコピーバンドのライブにも課金するのであれば、ストリートミュージシャン、学芸会の演奏や道で鼻歌を歌っている人にまでJASRACが課金してやればいい。

JASRACがネット社会のイノベーションをどれだけ阻害しているかは私が態々こんな匿名のブログに書く必要も無い。現行の「悪法」を遵守し、イノベーションの阻害をする。以前に書いたWinnyの金子氏を起訴しようとした動きなども、JASRACや関連団体などからの圧力であったと信じている。

ただJASRACが国内でお山の大将気取っても、黒船がやってきた際、外圧に折れて法律を曲解し、妥協案を出す。ユーチューブやグーグルなどがいい例だ。しかし、虎ノ門界隈の無意味な法人が、このような「お山の大将」ダブルスタンダードを取り続ける限り、わが国のイノベーションの発展は確実に阻害され続ける。

イノベーションや国民の幸福を反るような法律は早急に現代のネット社会に合ったものに変更するべきだし、JASRACが国民の社会生活の質を向上させるような団体に変わるように国民がきちんと圧力を掛けるべきだろう。社会利益を削るような団体を先ず初めに仕分けるべきである。

悪法が存在し、頭の固く優秀な官僚がきっちりと法律を運営し、暴力団や警察が利潤を奪う。勿論大衆の利益は三の次である。いつもの日本のパターンだと言えばいつものパターンなのだが。

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