3/14/2016

班目(デタラメ)教授の漫画は天晴!

班目春樹教授の4コマ漫画が巷で話題になっている。日本では公式な場での問題などが公に伝わる事を良しとしない風潮がある。「立場上は言えない」と考えられているような内容が、漫画という形で「崩し」ながらも主観的に上手く描かれている。非常に正直な内容で、学ぶべき内容が満載である。

ウェブ上などのコメントで、識者ですら班目教授の漫画を、「デタラメの漫画だ」、「責任感が微塵もない」、などと批判している人達が多くみられる。多分、そういう連中は馬鹿か読解力がないかのどちらかだろうと思われる。班目教授が一番言いたかった事は、

法律上、原子力安全委員会は原子力緊急事態において原子力災害対策本部長への助言機関としての役割しか与えられておらず、原子力災害への主体的な取組をなしうる立場になかった、という事だと思う。そして、安全委員会の委員長と言う立場をスケープゴートとして使う、政治家、マスメディア、官僚が一杯いた、という事に尽きると思う。

こういった反省の上で、統治機構を上手く組み立てていってほしいと切に願うし、そうするべきだろう。一般人はポジショントークをしていないで、きっちりと政治システムに怒りをぶつけて欲しい。当事者以外が知りえない情報を「漫画」という形で上手く表現された班目教授のガッツを称え、これを建設的に生かすべきだと思うのだ。

班目教授の漫画から確認できた事:

  • 政府のなんとか委員長とかいう仕事は、天下り・ただのお飾り。税金の無駄。
  • お飾りの人達は、法律に縛られて力を行使できないようになっており、緊急時は何も出来ない。しかも、緊急時に法律を理解せずに濡れ衣を着させようとする人間が一杯出て来る。
  • 菅直人はイライラしているだけの糞無能野郎。
  • 政治家はアホばっかり。自分たちが立法に携わっているとも理解していない。
  • 官僚はスケープゴート探しが得意。
  • でも、一番悪いのはマスコミ。視聴者が喜ぶようなストーリー作りをして、事の本質の事については話を逸らす。ラベル貼りに徹している。
  • お飾りの役割は、批判の受け皿となる事。



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