一方で、私は以前、米南部に暫く住んでいたのだが、その時に知り合ったアメリカ人たちの話題は専ら共和党候補の話である。共和党の中で誰が体制を変えられるのか、という話だ。
ところで、最近、FB上で鬱陶しいのだが、ドナルド・トランプを揶揄するポストを載せてくる友人が多いのだ。現在は、党員内での予備選挙が行われている段階である。民主党の連中は、バーニー・サンダースかヒラリー・クリントンかを選ぶのが務めであり、共和党員でもないくせにトランプ氏の人柄や性格を揶揄することはおかしいと思うのだ。トランプは差別主義者だ、などといったポストは、見るに堪えない。で、そういった連中は、大概、共和党大統領候補のディベートをテレビで見た事もないような連中ばかりである。
で、私は思うのだが、もしシアトルでトランプを揶揄している人間達が、アメリカの南部に生まれていれば、トランプを熱狂的に支援していたのではないか、と思っている。そして、社会主義を標榜するサンダースをぼろ糞に言っているのかも知れない。何故そう思うのかというと、そういった書き込みをしている連中たちは、メディアの情報を鵜呑みにして、周りの人達の意見に感化されており、自分の頭で考えているとは思えないからだ。
大統領の予備選は、長く険しい道のりである。マイナーな州から始まって、まずは自分の党の支持を集めていかなければならない。最終的に党の正式な候補となったうえで、相手の党の大統領候補と対等にディベートできる訳だ。システムとしては面白いのだが、こういう事をやっているから、アメリカは極端に二分してしまうのだろう。共和党員が民主党を支持することや、民主党員が共和党を支持することは、ほとんどありえない。
一生懸命耳を傾けてみると、トランプの政策は、驚くほどヒラリー・クリントンと似ている。トランプは共和党から出馬している癖に「大きい政府」的な経済政策を取ろうとしており、共和党的ではない。トランプに罵詈雑言を言っている行儀の悪い連中は、そういった事を果たして理解しているのだろうか?経済政策には全く同意できないのだが、天邪鬼の私は、トランプをディスっている人を見れば見るほど、トランプ氏を大統領にするのが良いのではないか、とさえ思ってしまうのだ。
私にとっての差別主義者とは、ステレオタイプや表層のみで他人を判断する連中の事である。トランプは不法移民が問題だと、法律の話をしているのであり、この話が差別的だというのは無理がある。丸山弁護士の話とかにしても、ごく常識的な事を拙く喋ると、言葉を切り取られて差別主義者に仕立て上げられる。橋下の時もそうだった。マスメディアによる言葉狩りで、面白おかしく報じられていた。自民党議員や、共和党や、橋下や、トランプをディスる目的のメディア報道。そういったものに感化されて、本当の発言を聞かないままに、差別主義者だなんだの言っている普通の人達が本物の差別主義者だと私は思うのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿