安倍政権は経済通である。そんなイメージが拡がっており、一部のビジネスマン、投資家や経済学者は、円安が続き、株価が上がりさえしているうちは文句がないという事になる。ただ、目下の経済基盤がぐらつき始めており、安倍政権に反旗を翻し始めた日和見的は人達も増えている。ただし安倍政権を倒したところで、安倍さんが禁じ手を全て出し切ってしまったので、円安や株価の問題は誰がやっても同じである。
ここに来て、安倍政権が切り出している政策がますます怪しくなってきた。民主党政権時よりも規制を強めて、大きな政府を目指している。私の中では安倍自民党は「国家社会主義」を標榜する政権であるという事になっている。マイナンバーで国民の財布の中を監視し、海外送金に目を光らせ、相続税は切り上げた。TPPの横で今後数年に及ぶ農民保障の話をし、消費税を上げても食料品の還付を言い出す。しかも、最低賃金を1000円に上げるとか、社会主義政策である。さらには、所得の低い年金受給者を対象にした1人3万円の給付金ときた。どこまで行くのだろうか?
安倍さんは経済の事は良く解らないので、取り巻きの意見を適当に聞いているだけなのかもしれない。日本経済は成長なくしては、どこにも行けない。日本に必要なものは「規制緩和」。この一言に尽きると思うのだ。ばらまいたり、さらなる規制をしてみたり、株が高くなっているので、お金に甘くなっている。
経済的に行き着く先は、国家の影響を受けた大企業寡占という事になるのだろう。個人のへそくりは、そのうち全部ドボンである。貯蓄に励む人たちは、数年後に絶対に泣きを見る。
民主党支持者たちは「反国家社会主義(左)」を標榜としている人達であり、自民党支持者は「国家社会主義(右)」を標榜している人達だ。自由な競争と自由な個人に魅力を感じる私は、一体誰を信じれば良いのだろうか?え、橋下?辞めるんちゃうの?
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