NFLではなく、今回は珍しく大学フットボールの話題だ。
ずっと一位だったアラバマ大学だったのだが、感謝祭明けの土曜日、オーバンで行われたオーバン大学とのアイアンボウルで、同点の第四クオーター最後のプレイをタッチダウンされ、34-28で敗れてしまった。実力は断凸であり、二年連続チャンピオンのアラバマ・クリムゾンタイドの敗北が、NCAAFのランキングを大きく変えることになった。
このミラクル試合の結果、一位はフロリダ州立大学(FSU)、二位はオハイオ州立大学、そして三位がオーバン大学となり、アラバマ大学は四位に落ちたのである。しかも、SEC(米国南東部大学競技連盟)のチャンピオンシップは、SEC東部リーグと西部リーグの勝者同士の戦いとなっているので、西一位のオーバン大学タイガースと東一位のミズーリ大学タイガースがアトランタのジョージアドームでのチャンピオンシップを行った。
オーバン大学はシーズン初めはクオーターバックも決まらずに危うい試合を続けていた。大雨の中、ルイジアナ州立大学に負けた頃は、まさかBCSに駒を進めるとは誰が考えただろうか?
それが徐々にチームが纏まり、こと攻撃に関しては文句をつける余地が無くなった。終了間際にス―パープレイを決めたジョージア大学やアラバマ大学との試合では、運も味方した感はあったが、実力が無くては運も掴めないだろう。
ミズーリ相手に、昨日は怒涛の勢い。完全な勝利だった。しかも、その夜にランキング二位のオハイオ州立大学がミシガン州立大学に敗れるという波乱が起こった。これで、最終ランキングの二位と三位が入れ替わる事が決定的で、オーバン大学はフロリダ州立大学と一月六日にパサディーナのロウズボウルでBCSを行う事がほぼ確定的となった。
一方、アラバマ大学は恐らく三位か四位となり、シュガーボウルでオクラホマあたりと対戦する事になると思われる。ミシガン州立大は恐らくロウズボウルでスタンフォードと当たる事となるだろう。敗れたオハイオ州立大はクレムゾンとオレンジボウル、残りのフィエスタボウルはベイラーとセントラルフロリダになると思われる。
どうでも良いが、試合が終わったオーバンの街は狂喜乱舞。恒例であるが、ティッシュぺ―パーがその辺りの木に投げつけられた。雪かと見紛うほどの見事な資源の浪費である。ウォーイーグル!
0 件のコメント:
コメントを投稿