APECの会合がハワイで行われている。オバマ大統領の地元シカゴではなく、11月に出生地のハワイで会っているという事をジョークにされる始末である。
フットボールの合間にナショナルニュースをチェックしていたが、「TPP」という単語を耳にすることは無かった。経済番組のCNBCで非関税障壁撤廃に向けて動き出しているという話題に触れられたが、「TPP」の名前は出ていない。TPPが「清武御謀反」と連日でトップ記事をを二分している日本の新聞各社との妙な温度差を感じざるに得ない。
そもそも、TPPは国論を二分するような重大事項なのか?GATTから発展させたWTOの枠組みや、ASEAN+中国+韓国+台湾+日本などの枠組みで出来ない事があるのか?TPPは存在意義そのものが意味不明の協定である。当初は、TPPはアジアの小国が大国と対峙するために出来上がったと聞いている。しかしアジアのみでの協定が出来上がってしまうと、アメリカが締め出される恐れがあり、焦ってアメリカが参加したに過ぎない。日本が正体不明のTPP参加を重要視する姿勢は、異様の一言に過ぎる。
アメリカでは現在、共和党の大統領候補を決めるべく「劇場型(笑)」討論会が激しく行われている。来年の選挙で再選はするだろうが、中間選挙前にオバマがレイムダック化しつつある。オバマは正体不明のTPPをどのように政局化させられるかに注目が集まる。
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