加計学園の問題は、我が国のあるべき姿という意味を考えるうえで、とても有意義だと思っている。要は行政コンプライアンスとガバナンスの問題なのだが、そういった難しい話はメディア受けしない。
* 無駄な規制はどんどん潰せばよい。岩盤規制というのは政治家がやりたくなかっただけ。特区というのは、規制を残したうえで新たな利権を作り、問題を先延ばしにする方法。
* 認可には透明性を確保する事が肝心であるにも関わらず、おべっかを使って公募の競争がおきないようにしようとしている「しょうもない連中」が一杯いる。
* 良くも悪くも、自民党は所詮は縁故資本主義を守ろうとする政党。官僚は意思決定をする力は全くない(当たり前)。
* 政権に都合の悪いことを言うと、個人情報(出会い系パブ)が暴露される。
ところが、メディアは明後日の方向を向いて議論をしている。打倒安倍政権か、安倍政権支持かで白黒をつけようとしている。
打倒安倍政権側
* 安倍首相は友達の加計が獣医学部を作るために手心を加えた(直接か間接かを別にすれば、高い確率で本当の話だが、証明のしようがないし、違法性もない)
* 加計学園は献金等を通して自民党に便宜を図っている(本当の話)
* 加計学園は逢沢一郎の関連会社であるアイサワ工業に工事をさせて、税金を使って高額発注した(本当の話だが、違法性はないし、自民党の十八番)
* 菅官房長官の対応は丁寧ではなく、態度が大きい(ただの主観論)
* 誰かが広域などという表現を入れた(本当の話だし、完全な勇み足。ただ、違法性はない)
安倍政権支持側
* 前川氏の発言は信用できない(ただの主観論。一番馬鹿な意見)
* 官邸側に落ち度はない(法的な落ち度はない。透明性という観点からのコンプライアンス的には微妙)
* 安倍政権を倒すための言いがかり(その通りだが、政治はそんなもん)
* 加計学園はすべての要件を満たしている(だから競合させなくてもいいの?)
* 京産大はそもそも要件を満たしていない(であれば競争させればよい)
* 岩盤規制を崩そうと頑張っている(今まで頑張っておらず、一校だけを優遇するのが問題)
* 文部省は岩盤規制を続けたい抵抗勢力(法律は誰が作るの?議員ちゃいますか?官僚は法律に則って行政するだけ。岩盤を本当に守りたいのは一体誰ですか?岩盤が残っているのは政治家が必死にやってこなかったから。文科省に法律を変える権限はありません)
* 加戸愛媛知事の発言は立派。リベラルマスコミはスルー(今ままでの政権が助けてあげなかっただけ。根本的な話と関係ない)
安倍政権支持者側は、ガバナンスに透明性を持たせなければいけないし、文科省は法律に則って淡々と行政をすることが仕事だと解っているくせに、安倍には違法性はないとか、当たり前のことを言っているだけで、見苦しい。日本はいつからアメリカのように政治的になったのか?反安倍か親安倍かでポジショントークをするのは辞めて欲しい。我々に必要でないのは岩盤規制と勇み足をする議員連中であり、必要なのは透明性の確保である。以上。
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