私はドナルド・トランプの人間性は嫌いではないが、共和党的でない政策を全く支持できない。ただ、クリントンの政策も支持できないし、人間として嫌いである。が、選挙権があれば、それでもクリントンに入れると思う。大統領選のディベートを見た。一番繁栄している国の大統領、つまり世界のリーダーを決める戦いの討論だとすれば、極めてレベルが低い。同じ時間帯にやっていたWWFプロレスのマイクパフォーマンスと同じレベルである。トランプが税金を払ってない?それじゃ、ヒラリーはどういう政策をするの?ヒラリーにせよ、トランプの揚げ足を取っているだけで、政策については表層だけの綺麗ごとしか言っていない。上院議員や国務長官時代に何をしたの?ヒラリーはそのあたりを答えていない。
まあ、どうでもよい。11月8日の大統領選挙は、ほぼ間違いなくヒラリーが勝つ。そんなに簡単には解らない、などと未だに寝ぼけたことを言っている識者もいるようだが、ヒラリーの大勝で間違いない。359対179とか、トリプルディジットで圧勝すると思う。予想する価値もないほどの簡単な予想だ。私の中では大統領選は数か月前に既に終わっている。
で、この盛り上がりに欠ける史上最低の戦いは、一体誰のせいなのか?私が戦犯として挙げたいのは、ポール・ライアンである。ポール・ライアンが大統領選に出ておけば、普通に共和党と民主党が競り合ったのだと思う。ベイナーが変な時に辞めたからこんなことになっているのだ。ライアンが上院議員議長に甘んじ、大統領選に立候補せず、ミッキーマウス級のしょうもない連中が競り合った結果がトランプだ。共和党員でもないペテン師に何が出来るというのか?。
その前のティーパーティーの訳の分からない運動から引き継がれた、田舎者たちのエリートに対するアンタイインテレクチュアル革命なのだろう。いずれにせよ、実力のあるとされるものがリーダーとして名乗りを上げないのは、社会にとっては悲しい事である。
0 件のコメント:
コメントを投稿