2016年10月23日にシアトル・シーホークスとアリゾナ・カージナルスとの間で行われたサンデーナイトフットボールだが、かなりしょっぱい試合になった。ディフェンス対ディフェンスと言えば聞こえは良いが、両チームともにミスが多すぎる感があった。少しでもプレッシャーをかければボールが通らない。しかも、ラッセル・ウィルソンは足がまだ痛いのか、あまり走らなかった。
前半終了前には、さっそく今晩を象徴するプレーがおこる。キッカーのカタンザロのフィールドキックをワグナーが八双飛びでブロック。フラッグが投げ入れられたが、カージナルスはチャレンジしたものの、シアトルボールになった。で、3対0でだらだら試合が続く。
押されていたシアトルは、第4Qの残り4分にキッカーのハウシュカがきっちりとFGを決めて3対3の同点に。タッチダウンが一度もないまま、そのままOTに入った。コイントスで延長の先攻となったカージナルスは最初の攻撃できっちりと前進して、カタンザロが45ヤードのFGを成功。昔ならここで試合終了なのだが、ティム・ティーボールールで、延長では両チームとも少なくとも一回は攻撃権を持てることになっている。で、シーホークスもハウシュカが36ヤードのFGを決めて6対6として試合を振り出しに戻す。
カージナルスはQBカーソン・パーマーがWRのネルソンに40ヤードのパスを通して、あとは24ヤードのFGを決めれば勝利を収める場面を迎えていた。ところがこの日、46ヤードと45ヤードのFGを決めていたカタンザロは、左のポストにボールを当てて失敗。ディフェンスを飛び越えたボビー・ワグナーと横からスライドしてきたリチャード・シャーマンがカタンザロにプレッシャーをかけたのが功を奏した形である。
そして我がシーホークスのラッセル・ウィルソンは、直後の攻撃でジャーメイン・カースとダグ・ボールドウィンにパスを通してフィールドゴールレンジに。残り7秒で27ヤードのFGを決めれば勝てるという状態だ。青ざめる地元カージナルスファンを笑いながら、私は試合が終わったことを確信していた。しかしカタンザロ同様に、なんとハウシュカもこれを左に外して失敗してしまう。はああ???シーホークスは初めての引き分けを経験した貴重な一戦でした。
ハウシュカ、大事な場面での失敗、これで二回目やで。今期のシーホークスは攻撃がぐずり過ぎ。ウィルソンの体調が完全ではないのか、それともオフにシアラと結婚して未だに感けているのか、しっかりして欲しい。それでも、強い相手に薄氷の試合をモノにしているのだから、強いと言えば強いのだろう。
因みに、昔、シーホークスのキッカーをやっていたブラウンは家庭内暴力で今週から出場停止です。
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