5/26/2016

世界経済はリーマンショック前夜と酷似しているらしい

現在、伊勢志摩サミットが行われている。で、安倍首相が世界経済はリーマンショック前夜に似ているらしい。はあ?

日本でよく言われているいわゆる「リーマンショック」とは、サブプライムローンなどに端するアメリカの住宅市場の崩壊と、それに引き続いた信用崩壊であった。が、このサブプライム問題は、住宅市場が過熱していたので、起こるべくして起こったと言える。

現時点で、フェアバリューと価格が乖離しているものはあるのだろうか?日本国債と中国の資産市場以外に、そういった物は見当たらない。日本国債の問題であれば、消費税増税とばらまき禁止で対処して頂ければ良いし、中国経済の崩壊が問題であれば、問題が起こってから対処するしかない。どちらの問題も、現時点での「バラマキ誘導」或いは「消費税増税遅延」の言い訳にはなりえない。安倍首相の取り巻きにまともな人はいるの?

5/22/2016

ケンタッキーの覇者、泥んこ馬場でナイキスト、エグザジェレーターに敗れる。

ケンタッキーダービーを勝ったのはアンクルモー産駒のナイクィストであった。前に行って、そのまま押し切った形である。ただ、レースを見た人なら解った事だと思うが、後ろから来たエグザジレーターの方が馬としては強かった。ベルモントあたりではひっくり返るだろうなあ、と思った人は多かったのではないか?

で、プリークネスは雨でびしょびしょ、田んぼのようなスロッピー馬場。若いマリオグティエレスは、スロッピー馬場で初めの4ハロンを22秒台という、無茶苦茶なペースで飛ばしてしまう。ありゃりゃ。これでナイクィストは終わり。最後のカーブで大ベテランのケント・デザーモは内にエグザジェレーターを入れて、力通りの勝利。ナイクィストは、最後の直線で無理やり外に出したものの、チリーウィンにすら競り負けて、3着に。若い騎手、スロッピー馬場、馬の底力を考慮すると、当たり前の結論だった。ただ、プリークネスくらいはナイクィストでも押し切れるかな、とも思っていたので、賭けず。まあ、これで良しである。

力通りであれば、次のベルモントはエグザジェレーターが圧勝するだろう。ただ、スロッピー馬場での激戦の後の中3週。競馬は解りませんぜ。どちらにしても、この世代で一番強い馬は差し馬でカーリン産駒のエグザジェレーターである事はハッキリとした。

しかし、この世代、アンクルモー産駒が多すぎて鬱陶しい。数年前に流行ったマンノウォー系のティズナウの時もそうだったが、ミスプロ系の血が入っていないGI勝ち馬が種牡馬として人気が急騰する。ナスルーラー系ではあるが、ボールドルーラーが入っていないというのは、牝馬を選ばないのだろう。

ナイクィストの名前の由来は、デトロイト・レッドウィングス所属、スウェーデン人のガスタフ・ナイクィスト。

勝ったエグザジェレーターのお父さんはカーリン。この10年の米競馬で私の中では最も正統的に強かったアメリカ馬という事になっている。日本でもお馴染みのデザーモは、これでプリークネス4つ目かな?

5/13/2016

スパーズが負けて、NBAファイナルは見る価値無し

ありゃりゃ。サンダーが勝ちました。スパーズは負けました。NBAは人気を維持するために、大勢の人が見ていて面白いバスケ(点数の取り合い)を維持したいのかなぁ?と勘繰りたくなります。スパーズが一番強いと自信があっただけに、残念な結果ですし、今年は予想も完全にハズレです。

5/11/2016

オクラホマシティー・サンダーが有利なように裁く審判

スパーズが連勝を続けてしまうと、地味なバスケで視聴率が取れない。それが原因かどうかは解らないが、審判がやたらとサンダーを贔屓している。

第二戦目の最後、ジェノブリがパスインを妨害していたのだが、なんとウェイトレスが肘でジェノブリを押して空間を作ってボールを投げ入れた。どう考えても、これはファウル。下手すれば、テクニカルである。審判はそれをスルーした。その後、デュラントからボールを奪ったサンアントニオがきっちりとボールを入れてさえしておけば勝ったのだろうが、97-98で負けてしまった。

第5戦目、残り54.7秒。グリーンがスクリーンをしているアダムスに足を引っかけられてこかされた。それがデュランとに当たったのだが、それでファウルを取られてしまったのだ。これは酷いと思う。しかも、試合終了直前にレナードがファウルを取りに行ったが、明らかに腕をウェストブルックに回しているのに、ノーファウルで試合が続けられた。これはおかしいと思う。ここまで重なると、色々と勘繰りたくもなる。

パーカーがピリッとしないし、スパーズには色々と言いたいこともある。ウェストブルックが物凄く調子が良くて止められないという事もある。さらに、オクラホマの背の高さに、スパーズがリバウンド負けしている。だが、シマウマ(審判の事)があからさまに一方を贔屓すれば、試合は面白くない。

サンダーが3-2になったが、これでようやくフィフティーフィフティーくらいになったと思っている。そのくらい、サンダーとスパーズの実力差は大きいというのが、私の実感だ。

5/10/2016

日銀審議委員は博士号も取得できなかった落第インチキエセノミストだらけ

日銀の岩田氏と桜井氏が博士号を取得していないというニュースを見た。このニュースに触れて、私は憤りを感じている。日銀の政策決定という物は、企業活動や家計に直接的な、あるいは間接的な影響を与える。そういった非常に重要な意思決定を、わけのわからないポジショントークのマーケティングに長けた、まがい物のエセノミストに任せているという事について、不安を感じる。

私はPhDを持っている人間は信用できると言っているのではない。博士課程に進んで、その後教職などを経ている癖にPhDも取っておらず、偉そうなことを言って人を批判しているような人間が、全く信用できないと言っているのだ。岩田氏や桜井氏は、論文博士になる事や、海外に留学する事も出来たはずなのに、そういう事すらしていない。岩田という人物を選んだ首相や官邸の人達は、大丈夫かと言いたい。占いで国家を惑わせたラスプーチンや道鏡レベルの人間を国家の中枢に据えているという話である。第一、岩田はQEをして二年でインフレにならなかったら、辞任するんじゃなかったのか?最高の責任の取り方は辞任じゃない。国会の前で切腹でもして欲しいものだ。

というか、現時点の日銀審議委員だが、博士号を取得しているのは、原田泰のみである。しかも、学習院大学の博士号(笑)である。


日銀の政策委員会にはまともな委員が大勢いた。水野温氏はニューヨーク市立大、白井さゆり氏はコロンビア、宮尾龍蔵氏はハーバード、西村清彦氏はイエールでそれぞれPhDを取得している。それが、何故か、安倍政権になってから、学位を持っている、つまり試練を乗り越えてきた人たちを辞めさせて、代わりに似非ノミストを積極的に採用しているのだ。

岩田は学者だからダメ、とかいうマスメディアの意見を見る。違う。岩田は学者としても人間として屑なまがい者なのだ。きっちりとした基礎を理解していないから、王道に残れず、頭の悪いリフレだなんだの異論を言って、馬鹿な人達を喜ばすポジショントークをしているだけの軽い人間である。今回の件で、国民が「裸の王様(岩田のこと)」を認識してくれたものだと信じたい。日本という国は、つくづくと素人国家なのだな、と思う。誰がまともで、どういった連中がインチキか?そんなことすら理解できないらしい。そういう人間をテレビのコメンテーターにするくらいなら良いのだが、これを日銀の副総裁にしてはいけないだろう。任命者も腹を切るべき。

5/09/2016

デュウェイン・ウェイドがオーキャナダ(カナダ国家)斉唱中に練習して、バッシングを受ける

ゲーム的にはどうでも良いのだが、マイアミとトロントの試合が行われている。で、カナダのチームは現在トロントラプターズだけではあるが、カナダチームとの試合の時には、国歌斉唱が二つ行われる。つまり、「ザ・スター・スパングルド・バナー」と「オー!キャナダ」である。エチケットとして、国歌斉唱中は、自国・相手国関わらず、きちんと起立し敬意を払うべきである、とされている。

ところが、ウェイドは、相手のチームの国家斉唱中にシュートの練習をしていたのだ。これに対して、アメリカ中のメディアはウェイドの態度を諫めた。そして、視聴者もウェイドのとった行動に対して、非常にディスリスペクトフルであり、カナダ国民に謝罪するべきだ、という物だった。

ウェイドの行動に、政治的なスタンスが含まれていない事は言うまでもない。が、国歌斉唱中は、自国の物ではないにせよ、敬意を払うのが当たり前だという。このような事を「エチケット」という面からきちんとした判断が出来るアメリカという国と国民に対し、私は最大限の賛辞を贈りたい。