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2月, 2016の投稿を表示しています

大統領候補たちのIQレベル:採点

好きや嫌いは別にして、ディベートなどから察する大統領候補たちの頭の良さを勝手にランキングする。 IQ140- 卓越した天才 テッド・クルーズ IQ135-139 かなりの切れ者 ヒラリー・クリントン   IQ130-134 かなり頭が良い ドナルド・トランプ  バーニー・サンダース ジョン・ケーシック  IQ120-129 頭が良い クリス・クリスティー ジョー・バイデン  ベン・カーソン  ジェブ・ブッシュ   IQ110-119 普通 マルコ・ルビオ IQ100-109 政治家としては心許ない IQ-99 政治家は無理 リック・ペリー 参考: IQ140- 卓越した天才 IQ135-139 かなりの切れ者 アル・ゴア ミット・ロムニー ビル・クリントン ポール・ライアン バラク・オバマ 野田佳彦 ジョージ・H・ブッシュ  IQ130-134 かなり頭が良い 中曽根康弘 小泉純一郎 橋下龍太郎 ジョン・マケイン IQ120-129 頭が良い ロナルド・レーガン 福田康夫 宮澤喜一  安倍晋三  IQ110-119 普通 ジョージ・W・ブッシュ  竹下登 小渕恵三 菅直人 細川護熙 麻生太郎 村山富市  IQ100-109 政治家としては心許ない 鳩山由紀夫 森喜朗 IQ-99 政治家は無理 サラ・ペイリン IQに関しては、問題解決能力、コミュニケーションの上手さ、演説の上手さという視点で述べた。勉強ができるかできないかは関係ない。安倍さんはアホだとは言われるが、問題解決能力的に、もっと出来ない人たちが一杯いる。

ドナルド・トランプ圧巻の陰に主流候補の酷さ:ルビオは頭が悪い

ダノー・トランプが止まらない。アイオワではテッド・クルーズに敗れたものの、ニューハンプシャーでは圧勝。そして、福音派が強いとされるサウスキャロライナでも圧勝してしまったのだ。世論調査を見ていると、次のネバダも固そうだ。このままスーパーチューズデーを席捲してしまえば、共和党の大統領候補が異端児の商売人・芸人となってしまう。 ドナルド・トランプはお笑い候補とされている。ただ、歯に衣を着せぬ物言いで、受けが良い事を言ったり、漫才まがいの喋り方をしたり、結論をぼかした修辞法を取ったりするが、頭が悪いわけでもない。発言の質に関してはバーニー・サンダースとかと同じようなもんだと思う。じっくりと討論を聞いてみると、大げさな表現はするが、かなりまともな話をしている。不法移民は国に返すとか、テロリストは一掃するとか、ある意味常識的な話だと思うのだ。日本で言うと石原慎太郎や橋下徹くらいまともである。が、当ブログでは何度も言っている事だが、日本以上にアメリカのエリート層は建前を気にするので、言葉狩りが横行している。で、差別主義者だとかのレッテルを貼られ、ニュースの見出ししか見ない視聴者は洗脳されるわけだ。この記事の本質なのだが、何故トランプが独走するのか?答えは主流候補の質の悪さにあると思う。 クリントン対ブッシュと言う図式からか、日本では大本命と勝手に目されていたジェブ・ブッシュだが、サウスカロライナの予備選後に早々と撤退を決めた。ジェブ・ブッシュは、花はないが、まともと言えばまともだ。しかし、兄貴の存在感が悪い。史上最低の部類に属するジョージWブッシュ大統領だが、共和党でも評価は辛辣だ。オバマがのさばっているのはブッシュのせいだという事実は覆しようがない。さらに普通のアメリカ人であれば、ブッシュ家が代々と大統領を受け持つことに抵抗感を感じる。で、一般人が誰も投票しない事態になってしまったのだ。 私は個人的にクリス・クリスティーが好きだった。が、ニューハンプシャーの予備選後に早々と撤退した。デブな体系を別にすれば、ニュージャージーの知事だった時に見せた指導力もお墨付きだ。ただ、ハリケーンサンディーの時に、オバマに歩み寄り過ぎており、共和党員が警戒していた。挙句の果ては、ジョージワシントンブリッジの封鎖問題。ニュージャージー州フォートリー市の市長(民主党)に知事再選支援を要請...

米連邦裁アントニン・スカリア判事死去。後継選びは大統領選よりも重要。

合衆国連邦最高裁判所は日本の最高裁判所に相当する。大統領が上院の助言と同意に基づいて最高裁判所の判事を任命する。判事の人数は9人となっており、判事は一度任命されたら任期がない。判事は、あからさまに保守的な人とリベラルな人がいる。そして、時の政権が、自分たちの考えに近い人を選ぶ。スカリアが死ぬまで、保守4人、リベラル4人と保守寄りの中間1人と言うのが判事の内訳であった。 保守的な価値観を持つ大御所のスカリアが死去したことで、オバマは自分の考え方に近いリベラルな判事を任命するチャンスを得たことになる。リベラル派が最高裁を席捲すれば、オバマケア関連、同姓婚関連、マリファナ関連、銃規制関連、移民関連などのリベラルな判決が矢継ぎ早に出されると考えられる。 私は社会的な問題に関してはリベラルなので、これは歓迎するべきニュースである。ただ、事の重大さを全ての人が解っており、共和党の大統領候補たちはレイムダック化しているオバマが最高裁判事を指名することに反対している。しかも上院は共和党が席捲しており、簡単にオバマの構想が通るとは考えられない。 大統領選挙以上に米国の将来を揺さぶりそうな問題であるがゆえに、事の成り行きをじっくりと静観する必要があるだろう。

パンサーズ対ブロンコス:詰まらない試合。クオーターバックはどこへ?

ひどいスーパーボウルだった。守りのフットボールと言えば聞こえは良いが、ダラダラした展開に眠くなった。(スーパーボウルはいつも手の探り合いでダラダラするのは仕方ないが) 将来殿堂入りが確実なペイトンマニングは、全然パスを通せない。オーバン大出身、上がり調子の黒人QBのキャム・ニュートンは、デンバーの執拗なディフェンスの前にイライラを爆発させ、自分をコントロールできていなかった。 で、結局はブロンコスが勝ったのだが、要は経験とディフェンスはブロンコスが上だったという事だ。ブロンコスはマニングが使えないと解ると、パスに頼らない攻めを見せて、安全策を講じた。ペイトンは5サックに1インターセプト、QBレイティングは56.6だけである。 一方のキャロライナは、キャム・ニュートンが出しゃばって、かなり危ないプレーをした。おもむろに感情を剥き出しにして、アスリートと言うよりも、人間としてどうなの?という映像がお茶の間に流れてしまった。感情をコントロールできないアスリートを見るのは、いわば朝青龍を見るようなものであり、嫌な人には嫌に映ったのではないか?6サックに1インターセプト、QBレイティングは55.4だけである。 キャロライナはキックをミスったり、パントのタックルをミスったり、かなり酷いプレーが目立った。しかも、初めのチャレンジも覆らず、タイムアウトを一つ失った。経験の乏しさが、若いQBを追い詰め、デンバーの老獪さにやられてしまった感じである。 ペイトン・マニングは引退するべきだろう。200勝目を自信二度目のスーパーボウルの勝利で飾り、勇退できるならば、これほど素晴らしいお膳立てはない。今シーズンは怪我で休みがちだったし、スタッツの老化も激しかった。しかもステロイド疑惑が言われ、「踏まれたり蹴られたり」だった。来期もプレイできるかもしれないが、まあ、「普通レベルのQB」に成り下がってしまうだろう。この優勝を引退の花道にして引き際を綺麗にしてほしいと思う。

多様な人間によるアメリカ大統領候補選挙

オバマ以前に、ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント(WASP)男性以外で大統領になった人物はアイリッシュ系カトリックのJFKだけである。ただし、過去の大統領たちは、母系に色々な血が混ざっているのだが。 今回のアイオワで票を集めた両党の候補を見ると、WASP男性はドナルド・トランプだけとなっている。ダイバーシティーが増えており、WASPが言われた昔とは隔世の感がある。アメリカの人種問題はかなりリベラルになったと考えても良いのだろう。 民主党候補 ヒラリー・クリントン(50%) W AS P 女性 政治家 バーニー・サンダース(50%) W Polish  Jew 男性 政治家 共和党候補 テッド・クルーズ(28%) W Latino Catholic 男性 政治家 ドナルド・トランプ(24%) W AS P 男性 商売人・芸人 マルコ・ルビオ(23%) W Latino Catholic 男性 政治家 ベン・カーソン(9%) B African P 男性 医師 独立候補 マイケル・ブルームバーグ W EastEuropean Jew 男性 ビジネスマン・元NYC市長

アメリカ大統領予備選:三人の極端な候補たち(トランプ、クルーズ、サンダース)

資本主義が成熟すると、搾取する側の資本家と搾取される側の労働者間の軋轢が悪化し、やがては搾取されている側(労働者)が団結し、弱者(労働者)の弱者(労働者)による 社会を実現すべく強者(資本家)を駆逐する。これはかの有名なマルクスの資本論である。資本主義の矛盾は、やがて革命に繋がる、と。 アメリカ大統領選の予備選挙が行われているが、周りを観察してみると、マルクスの言っていることは概ね正しいのだな、と感じてしまう。(マルクスは共産主義に理想を抱いている癖に、肝心の共産主義については何も語っていない。資本主義の批判については、当たり前のことが並べてあり、聞くべき点も多々ある) 15年程前まで、社会のエリート予備軍たる学生たちは、喧々諤々と共和党の政策が如何に馬鹿らしく、民主党が如何に素晴らしいか、という事を討論していたものだ。しかし、現在のアメリカのリベラルな都市の学生たちの話題は、バーニー・サンダースの政策である。多くの学生が社会主義に靡いているのである。自分たちもエスタブリッシュメントを目指すために大学にやって来た癖に、エスタブリッシュメントを真っ向から否定している。そして、その方向にアメリカの未来の理想図を思い描いているようである。 バーニー・サンダースは、ニューヨークはブルックリン生まれのポーランドにルーツを持つユダヤ系である。1941年生まれであるから、現在は74歳だ。イスラエルに渡ってキブツで青春を送った事がある人達は、コミュニティーベースの考えに偏る人が多いが、サンダースも社会主義的な考え方を持っている。サンダースはキング牧師などの公民権運動に関わってきて、インディペンデントとして2005年にヴァーモント州の上院議員に選出されている。で、今回は院内会派を結んでいる民主党から大統領候補に立候補したわけだ。貧富の格差是正を公約としている。例えば、公立大授業料無償化、国民皆保険の導入、公共事業への1兆ドルの拠出、最低賃金の1時間15ドルへの引き上げなどである。既存の制度を大胆に変える「政治革命」を標榜している訳だ。まあ、大統領に選出される事は無いだろうが、なったところで、このあたりの政策を実行することは不可能である。だが、こういったアイディアに若者たちの多くがあっさりと靡いてしまうほど、アメリカの社会は不安定であるという事である。 共和党からはド...

マイナス金利後の世界

黒田さんが前言を撤回して、マイナス金利を打ち出してきた。市場は判断に困ったようであるが、緩和の一環であるとして、株価は上がり続けている。株価は意地でも上げる、そして為替はレンジ内に。政府がインチキして誘導しようとしてくれているのだから、これに逆らうのはアホウだろう。 実際にマイナス金利の導入に踏み込んだという事実に動揺している識者も多いようだが、何も変わらないといった意見が大勢を占めているのではないか?ただ、後に述べるが、マイナス金利の影響、つまりは行き着く先については、未知の部分が多く、個人的には「影響は解らない」というのが本音なのだ。後述するが、緩和政策が進まず、結構やばい可能性もある。 実際問題としては、日銀にブタ積みしている日銀当座預金の政策金利残高を0.1%にするだけなので、一般人には関係ないと思われる。普通に考えると銀行は日銀にお金を預けないはずだが、現金を銀行に置いておくのはコストがかかるので、致し方なく0.1%の「費用」を受け入れると思われる。0.1%を払うくらいであれば、市中にお金を貸せ、というのが日銀や政府の思惑だが、これまでの二十年を見ていれば、そうは問屋は降ろさない事は明白だろう。貸そうにも成長分野がないし、お金は余っているのだ。 で、結局は、現金保有はコストがかかるので、銀行は国債保有に走ると思われる。とすると、日銀の緩和政策が取りづらくなる可能性がある。下手をすると、日銀は政策金利をどんどんと落としていくか、国債の買取を高くするかの二つの政策しか取れなくなる。どちらも、かなり危険な政策に見えるのだ。 少し難しい話になったので、漫才の話をしたい。マイナス金利という話を聞くと、私は必ず ドラえもんのあるエピソードを思い出す 。お金のいらない世界をもしもボックスで作り出すのだが、これはお金のいらない世界ではなくてマイナス金利の世界ではないか?このストーリーの教訓は明白である。プラスでもマイナスでも、そんなに都合の良い話はない、という事である。