野球は基本的に選手の実力、分析力、そして運が試合の結果を左右すると信じている。だが、監督の資質で試合が決まる場合もある。阪神の真弓監督の采配の悪さが話題にされていたが、ワールドシリーズで二年連続でそういう事を考えさせられるとは思わなかった。
ロン・ワシントンの采配がアホ過ぎるのだ。この監督は麻薬中毒だったりして、端から小馬鹿にしているのだが、統計を無視した温情采配のような事ばかりする。レンジャースはヤング・ハミルトン・ベルトレと、リーグでも一、二の攻撃力を有している。そこに、新ミスターオクトーバーを冠名しようかという、ネルソン・クルーズも加わる。ピッチャーも先発は超オールスター級のピッチャーはいないにせよ、ルイス、ホランド、CJウィルソンと無難であるし、何よりもブルペンが良い。上原がオリオールズの頃のように活躍できないことも、理解に難くない(ただ、オリバーを入れて上原を外したのは温情采配だと思う)。さらに、二遊間から三塁、そしてクルーズと守りが素晴らしすぎる。
セントルイスも、ピッチャーはさておき、打者の質は素晴らしい。ホリデイ、プホルス、バークマン。羨ましい打線である。ただ打線がいくら良くとも、いい投手で小刻みな継投をされると、そうそう打線が繋がるわけではない。さらに、負けが許されない短期の対決では、各々のチームが徹底的な分析を仕掛けてくる。トニー・ラルーサが統計を駆使した細かい野球を仕掛けてくることくらい、誰でも知っている。で、テキサスのバッターは見事にやられているのだ。全く打てない。そして、ロン・ワシントンの采配。前夜のWS一戦目でオガンドを継投して運悪く失敗したのに、全く同じ状況で連日オガンドを使い、全く同じ失敗をかましてしまった。絶対に一点をやれないところで無駄なギャンブルをしたのだ。ルイスの継投で駄目だったのか?
昨年のジャイアンツ戦でも、無駄にオリバーを駆使して、ずっこけているロン・ワシントンを見た。テキサスのほうが総合力で上回っていると信じている。9回に上手く繋いでロン・ワシントンの失敗を帳消しにしたが、ロン・ワシントンが自滅してしまうというしょうもないシリーズにだけはして欲しくない
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10/20/2011
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