加計学園の問題は、我が国のあるべき姿という意味を考えるうえで、とても有意義だと思っている。要は行政コンプライアンスとガバナンスの問題なのだが、そういった難しい話はメディア受けしない。
* 無駄な規制はどんどん潰せばよい。岩盤規制というのは政治家がやりたくなかっただけ。特区というのは、規制を残したうえで新たな利権を作り、問題を先延ばしにする方法。
* 認可には透明性を確保する事が肝心であるにも関わらず、おべっかを使って公募の競争がおきないようにしようとしている「しょうもない連中」が一杯いる。
* 良くも悪くも、自民党は所詮は縁故資本主義を守ろうとする政党。官僚は意思決定をする力は全くない(当たり前)。
* 政権に都合の悪いことを言うと、個人情報(出会い系パブ)が暴露される。
ところが、メディアは明後日の方向を向いて議論をしている。打倒安倍政権か、安倍政権支持かで白黒をつけようとしている。
打倒安倍政権側
* 安倍首相は友達の加計が獣医学部を作るために手心を加えた(直接か間接かを別にすれば、高い確率で本当の話だが、証明のしようがないし、違法性もない)
* 加計学園は献金等を通して自民党に便宜を図っている(本当の話)
* 加計学園は逢沢一郎の関連会社であるアイサワ工業に工事をさせて、税金を使って高額発注した(本当の話だが、違法性はないし、自民党の十八番)
* 菅官房長官の対応は丁寧ではなく、態度が大きい(ただの主観論)
* 誰かが広域などという表現を入れた(本当の話だし、完全な勇み足。ただ、違法性はない)
安倍政権支持側
* 前川氏の発言は信用できない(ただの主観論。一番馬鹿な意見)
* 官邸側に落ち度はない(法的な落ち度はない。透明性という観点からのコンプライアンス的には微妙)
* 安倍政権を倒すための言いがかり(その通りだが、政治はそんなもん)
* 加計学園はすべての要件を満たしている(だから競合させなくてもいいの?)
* 京産大はそもそも要件を満たしていない(であれば競争させればよい)
* 岩盤規制を崩そうと頑張っている(今まで頑張っておらず、一校だけを優遇するのが問題)
* 文部省は岩盤規制を続けたい抵抗勢力(法律は誰が作るの?議員ちゃいますか?官僚は法律に則って行政するだけ。岩盤を本当に守りたいのは一体誰ですか?岩盤が残っているのは政治家が必死にやってこなかったから。文科省に法律を変える権限はありません)
* 加戸愛媛知事の発言は立派。リベラルマスコミはスルー(今ままでの政権が助けてあげなかっただけ。根本的な話と関係ない)
安倍政権支持者側は、ガバナンスに透明性を持たせなければいけないし、文科省は法律に則って淡々と行政をすることが仕事だと解っているくせに、安倍には違法性はないとか、当たり前のことを言っているだけで、見苦しい。日本はいつからアメリカのように政治的になったのか?反安倍か親安倍かでポジショントークをするのは辞めて欲しい。我々に必要でないのは岩盤規制と勇み足をする議員連中であり、必要なのは透明性の確保である。以上。
雨が降り続くシアトルに住むブログ主が、カプチーノを飲みながら、時事・経済・政治・食・スポーツ等について社会科学的見地から騙ります。広告のクリックをする事、宜しくお願いします!
7/26/2017
7/22/2017
自民党と縁故資本主義
自民党とは、「縁故資本主義」を頑なに保守する政党である。「縁故」があるものに利権を付与する政治を行っているのが、日本の政治であり、自民党体質である。安倍政権が加計学園の問題で追及されているが、前の選挙で自民党に投票した連中がこの問題で騒いでいるのは甚だおかしいと思う。こういう事になるのは、初めから見えていた。所謂「アベノミクス」の日本の矢によって株価や不動産価格が引きあがるのと引き換えに、第三の矢の成長路線や本当の改革を棚上げし、縁故を優遇する規制を連発する。オリンピックも万博も新幹線もなんでもござれ。そんな事を了解したうえで安倍自民党に投票したのだと思う。
国家戦略特別区域、通称特区構想を安倍政権は成長戦略に掲げる。私は、規制緩和という物には諸手を挙げて賛成する。規制緩和とは無駄な規制を払拭し、公平な競争が起こり得る環境づくりである。しかし、安倍政権で実施されている特区というのは、特定の地域や特定の団体を優遇することを意味しており、為政者の指揮棒の振り方によっては越後屋優遇になってしまう。
現に、加計学園の問題は、今治と岡山理科大学を優遇しており、規制緩和になっていない。本当の規制緩和であれば、獣医学部を作りたい大学があれば作れば良いのであって、一校だけ認めるために特区を作り、獣医学部を作るのが国家成長戦略であるとするのは、本気であるとすれば「オメデタイ」としか言いようがない。というか、このような茶番特区を規制緩和の一丁目一番地としている国家戦略に、異を唱えられないようなコメンテーターたちは只のアホだと思うのだ。こんなもの、戦略でも何でもない。
特区構想は、規制緩和のふりをした特定団体の優遇であり、自民党得意の縁故資本主義である。獣医学部を一つ作るのに必死になっている官僚、今治市、加計学園はアホである。このような構想を支持する国民はもっとアホである。これで喜んでいるのは、規制の枠組みを守れた霞が関と、規制が残ったことで権力を動かせられる自民党である。この人たちの思い通りにさせるため、我が国はやらなければならない規制緩和を棚上げし、いつか来た道の縁故資本主義に固執する。
大きな政府を目指す民進党は、大きな政府を守ろうとする自民党に、この件では何も言えない。本当の意味での規制緩和を推し進めてくれる政党を探しているのだが、日本という国は規制がなければ生きていけないようだ。私は改めて、自民党という団体を支持することが出来ないが、間違いなく民進党は私の求める政策を代弁していない。
7/21/2017
白鵬は史上最強の横綱
誰がどこからどう見ても、白鵬が史上最強の横綱であることは論を俟たないと思う。私は朝青龍の相撲が好きだが、完成度としては白鵬が断然上である。
モンゴルの連中が相撲を始めてから、相撲がつまらなくなったと言っている輩がいるが、現実は反対だと思う。曙のようなツッパリ相撲や、小錦のような押すだけ、そんな相撲が良かったのだろうか?貴乃花は確かに面白い相撲を取っていたが、白鵬や朝青龍よりも強かったかというと、それには疑問が残る。
電光石火の朝青龍。いなしながら自分の形に持っていく柔らかい白鵬。この二人の相撲があるからこそ、相撲が廃れずに済んでいるのだと思う。別にディスるわけではないが、稀勢の里の相撲とか、全然面白くない。
横綱に品格を求めるのは馬鹿げている。(朝青龍よりも双羽黒がヤバイ)
横綱は相手を常に受けるべきとか言うのも間違っている。(千代の富士とかも常に受けているわけではなかった。無理矢理体をデカくした貴乃花は故障)
こういった意見はアンチ白鵬、アンチ朝青龍の意見であり、小憎たらしいほど強いという事なのか。今まで相撲を見てきたが、朝青龍と白鵬が史上最強を二分するほどの大横綱であることは議論の余地がないものだと思う。
PS 白鵬は力が衰えてきてエルボーや張手が増えてきたという意見が多い。横綱同士の千秋楽で日馬富士相手に変わり身をしたのとか、伝説レベルである。が、それはそれで面白い。相撲は国技でもなんでもなく、日本の伝統的な興行である。そこでは注射(八百長行為)が当たり前に行われていた。例の一件で、注射を無くそうという事になったし、それは国民が望んだことだと思う。注射を無くせば相撲がスポーツ的なものになってしまい、ああいう相撲になっても仕方がない。今まで八百長まみれだった相撲の取り口を見て、横綱こうあるべき、みたいな話は馬鹿げている。興行団体の癖にスポーツ要素を取り入れるからこういう事になったのだ。プロレスからアルティメットファイト的になってしまうのは仕方ない。これは一般の日本人が望んだことで、それに白鵬がきっちりと応えているのだと思う。それでも負けない白鵬。称えられることはあれ、けなされるのはおかしい。
PS 白鵬は力が衰えてきてエルボーや張手が増えてきたという意見が多い。横綱同士の千秋楽で日馬富士相手に変わり身をしたのとか、伝説レベルである。が、それはそれで面白い。相撲は国技でもなんでもなく、日本の伝統的な興行である。そこでは注射(八百長行為)が当たり前に行われていた。例の一件で、注射を無くそうという事になったし、それは国民が望んだことだと思う。注射を無くせば相撲がスポーツ的なものになってしまい、ああいう相撲になっても仕方がない。今まで八百長まみれだった相撲の取り口を見て、横綱こうあるべき、みたいな話は馬鹿げている。興行団体の癖にスポーツ要素を取り入れるからこういう事になったのだ。プロレスからアルティメットファイト的になってしまうのは仕方ない。これは一般の日本人が望んだことで、それに白鵬がきっちりと応えているのだと思う。それでも負けない白鵬。称えられることはあれ、けなされるのはおかしい。
7/15/2017
アメリカの医療保険が高いのは誰のせい?
オバマケアに問題が山積していることは論を俟たないわけだが、それは脇に置いていこう。アメリカ市民は、医療代と医療保険が高いことに激高している。これは一体だれのせいだろうか?
民主党員の意見
民主党員の多くは、保険会社がインチキをしているために医療費や医療保険代が高騰していると考えている。資本主義の権化であるような保険会社が、一般市民をだまして保険料を馬鹿高くしているうえに、保険でカバーされないような医療が増えていると思っている。つまり、保険会社を一掃し、多くの他の国が実施しているような、国が運営する国民健康保険とすれば医療費が下がると考えている。
共和党員の意見
オバマケアのせいで医療費が高騰していると考えている。オバマケアのせいで、入りたくもない保険に加入させられた。さらに、州を跨いでの保険制度がないため、競争原理が起こらず、消費者は高い保険を買わさせられている。メディケアなどの負担も保険加入者にかかり、医療保険代が高騰している。
で、本当は誰が悪いのか?私の意見では、システムそのものに問題があると考えている。保険会社が医療費(点数と同義)を決める。すると、病院はその点数を最大限取りに行こうとする。病院が医療費を抑える理由は何もない。メディケアなどに関しては、州はメディケアで請求された分だけ、連邦政府からマッチアップを受け取ることができる。そうなると、州の保険会社が医療費を抑える理由は全くなくなる。患者側は自分の負担にならなければ関係ないので、病院に任せる。で、誰も医療費を削ろうとはしない。
しかも、病院側は、無理矢理高い薬を売りつけたり、あるいは病院そのものを綺麗にして患者の顧客満足度を高めようとする。それらは結局、保険代に跳ね返ってくる。
それでは一体、どうすれば病院がコストを減らせようというインセンティブが働くのだろうか?それが全ての問題である。この疑問を避けて医療保険の話をしても意味がない。
医者、病院、病院を訴訟する弁護士、医療経営コンサル、薬会社、患者、州政府、連邦政府、保険会社。みんなが取れるだけぶんだくろうとして、医療費が高止まりしているという現実がある。
民主党員の意見
民主党員の多くは、保険会社がインチキをしているために医療費や医療保険代が高騰していると考えている。資本主義の権化であるような保険会社が、一般市民をだまして保険料を馬鹿高くしているうえに、保険でカバーされないような医療が増えていると思っている。つまり、保険会社を一掃し、多くの他の国が実施しているような、国が運営する国民健康保険とすれば医療費が下がると考えている。
共和党員の意見
オバマケアのせいで医療費が高騰していると考えている。オバマケアのせいで、入りたくもない保険に加入させられた。さらに、州を跨いでの保険制度がないため、競争原理が起こらず、消費者は高い保険を買わさせられている。メディケアなどの負担も保険加入者にかかり、医療保険代が高騰している。
で、本当は誰が悪いのか?私の意見では、システムそのものに問題があると考えている。保険会社が医療費(点数と同義)を決める。すると、病院はその点数を最大限取りに行こうとする。病院が医療費を抑える理由は何もない。メディケアなどに関しては、州はメディケアで請求された分だけ、連邦政府からマッチアップを受け取ることができる。そうなると、州の保険会社が医療費を抑える理由は全くなくなる。患者側は自分の負担にならなければ関係ないので、病院に任せる。で、誰も医療費を削ろうとはしない。
しかも、病院側は、無理矢理高い薬を売りつけたり、あるいは病院そのものを綺麗にして患者の顧客満足度を高めようとする。それらは結局、保険代に跳ね返ってくる。
それでは一体、どうすれば病院がコストを減らせようというインセンティブが働くのだろうか?それが全ての問題である。この疑問を避けて医療保険の話をしても意味がない。
医者、病院、病院を訴訟する弁護士、医療経営コンサル、薬会社、患者、州政府、連邦政府、保険会社。みんなが取れるだけぶんだくろうとして、医療費が高止まりしているという現実がある。
7/12/2017
加計学園、獣医学部新設の問題とは?
加計学園の問題が長引いている。私からすると、どうでも良い問題であり、これが原因で安倍内閣の支持率が悪くなったりするのは、正直どうかと思う。一方で、自民党という集団を選んだ時点で、このような事が日常茶飯事に起きることは解っていたはずだ。
1.政治家の仕事の一つが、口利きである。狡猾な人々は政治家に献金をし、それに対して何らかの見返りを求める。世の中はそんなもんである。完全にクリーンな世の中が理想ではあるが、そうなれば、政治家は献金をもらう事は出来なくなり、現状の制度ではやっていけなくなる。というか、これは社会の必要悪だと思う。
2.獣医学部が新設できないという事がそもそもおかしい。それにより需給が逼迫するかどうかなど、文科省の問題ではない。規制している方がおかしいわけだ。政府が需給をコントロールすることなど不可能であるし、適正数を把握するという事も無理だ。政府がコントロールした方が、自然と市場に任せるよりも上手くいくと考える人がいるとしたら、解らない人だと思う。
3.萩生田か下村か山本幸三かは知らないが、誰かが姑息に「広域」などという言葉を追加し、京都産業大学が応募することを阻止しようとしたと考えられる。こんな事をする必要があったのだろうか?普通に競争させれば良かっただけの話だと思うが、こういう事で点数を稼ぎたかった輩がいたのだろう。これは一線を越えていると思うし、こういう自民党が嫌いである。仮に京都産業大学も資格を完全に満たしていたのであれば、二校新設すれば良いだけの話ではなかったのか?こういう事が起こらないようなルール作りが必要になると思う。これを官邸側の圧力だと言えば、それはその通りだと思う。
4.前川さんは、天下り先がなくなり、何らかの活動をしなければならない。このような形で活躍する方法を選んだというのは、中々巧いと思う。が、それに対して全く関係のない出会い系の話が出てきたのは、権力の乱用に他ならない。
5.民進党やその他の野党は、批判のポイントがずれているとしか思えない。批判のポイントを絞り、国民を味方につけるべきだ。国民は自民党体質のうさん臭さはきっちりと理解していると思う。が、獣医学部を申請するなとかいう馬鹿な批評をするべきではない。萩生田か下村か山本に、公平性と透明性の観点から責任を取らせて幕引きするべき問題だろう。あるいは、必要悪の政治家の口利きを辞めさせる法律を作りますか?そんなもんは無理だろう。
1.政治家の仕事の一つが、口利きである。狡猾な人々は政治家に献金をし、それに対して何らかの見返りを求める。世の中はそんなもんである。完全にクリーンな世の中が理想ではあるが、そうなれば、政治家は献金をもらう事は出来なくなり、現状の制度ではやっていけなくなる。というか、これは社会の必要悪だと思う。
2.獣医学部が新設できないという事がそもそもおかしい。それにより需給が逼迫するかどうかなど、文科省の問題ではない。規制している方がおかしいわけだ。政府が需給をコントロールすることなど不可能であるし、適正数を把握するという事も無理だ。政府がコントロールした方が、自然と市場に任せるよりも上手くいくと考える人がいるとしたら、解らない人だと思う。
3.萩生田か下村か山本幸三かは知らないが、誰かが姑息に「広域」などという言葉を追加し、京都産業大学が応募することを阻止しようとしたと考えられる。こんな事をする必要があったのだろうか?普通に競争させれば良かっただけの話だと思うが、こういう事で点数を稼ぎたかった輩がいたのだろう。これは一線を越えていると思うし、こういう自民党が嫌いである。仮に京都産業大学も資格を完全に満たしていたのであれば、二校新設すれば良いだけの話ではなかったのか?こういう事が起こらないようなルール作りが必要になると思う。これを官邸側の圧力だと言えば、それはその通りだと思う。
4.前川さんは、天下り先がなくなり、何らかの活動をしなければならない。このような形で活躍する方法を選んだというのは、中々巧いと思う。が、それに対して全く関係のない出会い系の話が出てきたのは、権力の乱用に他ならない。
5.民進党やその他の野党は、批判のポイントがずれているとしか思えない。批判のポイントを絞り、国民を味方につけるべきだ。国民は自民党体質のうさん臭さはきっちりと理解していると思う。が、獣医学部を申請するなとかいう馬鹿な批評をするべきではない。萩生田か下村か山本に、公平性と透明性の観点から責任を取らせて幕引きするべき問題だろう。あるいは、必要悪の政治家の口利きを辞めさせる法律を作りますか?そんなもんは無理だろう。
6/24/2017
霞が関の官僚とは?
文科省問題で、霞が関の官僚について色々言われている。官僚とは、内閣府や大臣に統制された国の行政のトップを担う人たちである。官僚の仕事は「法律」に則り、粛々と国の業務を執行することである。逆に、官僚は立法府の仕事は本来するべきではない。法律を作ったり、国の大枠を決めたりする事は、三権分立という考え方が正しければ越権行為に当たる筈である。ただ国会議員やその子分たち(秘書など)が余りにも無能な上に資源を持たないため、本来であれば行政府に特化するべき官僚たちが立法府を手助けする仕事をやらざるを得ないという懐事情に日本の悲劇があるのだと思う。この話は別の機会に深く追求したい。
私にも官僚の友人たちが少なからずいるし、仕事上、霞が関の官僚たちと話す機会は多い。で、思う事なのだが、マスコミで思い描かれているような優秀な人は五人に一人くらいで、五人に四人くらいは普通の人材である。まあ、五人に一人優秀な人がいれば凄いとも言える。そして極稀に、とてつもなく優秀で、官僚にしておくのは勿体ないような「切れる人材」に出くわす。私が考えるに、真相のところ、官僚の仕事に切れるような優秀さは必要ないと思うのだ。そういう人たちが民間に行き、日本の生産性に貢献してほしいなあと思う。
官僚にとって必要な能力は三つある。1)事務処理能力、2)コミュニケーション能力、そして3)現実認識能力である。キャリアの官僚は一種国家公務員試験をこなしているので、個人差はあれ、必要最低限の事務処理能力はほぼすべての人達が有しているといっても過言ではない。ただ、コミュニケーション能力に劣る人たちが多々見受けられる。官僚に求められるコミュニケーション能力というのは、プレゼン力などではなく、的確に質問等に答える必要があるという事だ。つまり、きっちりと宿題をし、的確な情報を的確に伝えるという事である。が、質問をする相手が、事情を知らない人たちであることも多々あるため、多種多様なシチュエーションに会ったコミュニケーション能力が求められる。勉強に集中し過ぎていたせいか、事務処理能力は高いが、コミュニケーション能力が極端に落ちる官僚というのを偶にではあるが、見かける。最後に、現実認識能力である。これが無いと、大変しんどい。色々な事情を想定するのだが、法律の裏の歴史背景や、議員同士の力関係、実際の社会の動きなど、一連のビッグピクチャーが解らなければ、仕事の優先順位付けなどが出来ない。所謂「匙加減」なども、こういったスキルに裏打ちされてくる。周りが見えない人は、事務だけができる仕事のできない官僚に成り下がってしまう。こういう人たちの中には、周りが見えないが故に、省内政治にばかり関心がいってしまったりする。典型的な落ちこぼれ官僚になってしまう。そういう人は、休み時間にラジオ体操して、冷房を切った部屋で残業をしていれば良い。
私は国会議員やその腰巾着のような人たちの多くを馬鹿にしている。色々な人と会ってきたが、馬鹿な人や、ぶっ飛んだ人が余りにも多い。一方で、私は官僚の人達の多くをリスペクトしている。あまりぶっ飛んだ人には会った事がない。ただ、日本の悪の根幹が官僚制であることもまた事実であり、何らかの改革を施していかないと、日本の将来が危ないと危惧している。
霞が関の問題点は、オーバースペックの人達がアホな立法府の意思を行政に完璧に反映させ過ぎていることにあると思うのだ。私は、以下の二点だけを改革すれば、8割くらいの問題が解決すると思うのだ。1)税収に見合った適度なサービス。立法府との完全な切り離し。2)出たり入ったりを可能にし、能力に見合った給料を払う。という事に尽きると思うのだ。このあたりの事は何度かブログにも書いているが、長くなるのでまたの機会に論じたい。
私にも官僚の友人たちが少なからずいるし、仕事上、霞が関の官僚たちと話す機会は多い。で、思う事なのだが、マスコミで思い描かれているような優秀な人は五人に一人くらいで、五人に四人くらいは普通の人材である。まあ、五人に一人優秀な人がいれば凄いとも言える。そして極稀に、とてつもなく優秀で、官僚にしておくのは勿体ないような「切れる人材」に出くわす。私が考えるに、真相のところ、官僚の仕事に切れるような優秀さは必要ないと思うのだ。そういう人たちが民間に行き、日本の生産性に貢献してほしいなあと思う。
官僚にとって必要な能力は三つある。1)事務処理能力、2)コミュニケーション能力、そして3)現実認識能力である。キャリアの官僚は一種国家公務員試験をこなしているので、個人差はあれ、必要最低限の事務処理能力はほぼすべての人達が有しているといっても過言ではない。ただ、コミュニケーション能力に劣る人たちが多々見受けられる。官僚に求められるコミュニケーション能力というのは、プレゼン力などではなく、的確に質問等に答える必要があるという事だ。つまり、きっちりと宿題をし、的確な情報を的確に伝えるという事である。が、質問をする相手が、事情を知らない人たちであることも多々あるため、多種多様なシチュエーションに会ったコミュニケーション能力が求められる。勉強に集中し過ぎていたせいか、事務処理能力は高いが、コミュニケーション能力が極端に落ちる官僚というのを偶にではあるが、見かける。最後に、現実認識能力である。これが無いと、大変しんどい。色々な事情を想定するのだが、法律の裏の歴史背景や、議員同士の力関係、実際の社会の動きなど、一連のビッグピクチャーが解らなければ、仕事の優先順位付けなどが出来ない。所謂「匙加減」なども、こういったスキルに裏打ちされてくる。周りが見えない人は、事務だけができる仕事のできない官僚に成り下がってしまう。こういう人たちの中には、周りが見えないが故に、省内政治にばかり関心がいってしまったりする。典型的な落ちこぼれ官僚になってしまう。そういう人は、休み時間にラジオ体操して、冷房を切った部屋で残業をしていれば良い。
私は国会議員やその腰巾着のような人たちの多くを馬鹿にしている。色々な人と会ってきたが、馬鹿な人や、ぶっ飛んだ人が余りにも多い。一方で、私は官僚の人達の多くをリスペクトしている。あまりぶっ飛んだ人には会った事がない。ただ、日本の悪の根幹が官僚制であることもまた事実であり、何らかの改革を施していかないと、日本の将来が危ないと危惧している。
霞が関の問題点は、オーバースペックの人達がアホな立法府の意思を行政に完璧に反映させ過ぎていることにあると思うのだ。私は、以下の二点だけを改革すれば、8割くらいの問題が解決すると思うのだ。1)税収に見合った適度なサービス。立法府との完全な切り離し。2)出たり入ったりを可能にし、能力に見合った給料を払う。という事に尽きると思うのだ。このあたりの事は何度かブログにも書いているが、長くなるのでまたの機会に論じたい。
5/07/2017
社会主義の足音(2):教育の無償化
社会の長期的な成長を促進するものとして「教育」が大切であることは論を俟たない。しかし、ここでいうところの教育とは「学歴」ではない。労働者の生産性を高めるために施されるものである。
「大学を卒業した人の方が高卒の人よりも給料が良いので、全員が大学に行くべきだ」などという陳腐な意見を述べる識者を良く見かける。これは相対性の問題である。大学卒業した人が高卒の人に比べて良い仕事が貰えるのであるから、良い給料が与えられている、と考えるのが普通だろう。もし、全員が大学を卒業したとすると、大卒者同士の競争で、給料が高い人と低い人が出てくるのだと思う。社会のパイはある程度決まっているので、そのパイを取り合うときの手段として学歴が用いられているのだ。マクドナルドやコンビ二で働く人は絶対に必要なわけで、そういう人が無駄に学歴をつけている社会というのは、働くべき人が四年間非生産的な事をする社会である、という事になる。学歴はイノベーションを産むものではなく、むしろ社会の無駄な「官僚制」を助長することになる。
日本という国家のためには、人々のイノベーションを助長し、社会を革新的に変えていくような教育が必要である。こういった教育には、莫大な資源が必要となる。「学童」に知識だけでなく、経験などを積ませるような教育は、無茶苦茶高くつくのだ。また、キャパシティーが足りない人にこういった教育を施すことは資源の無駄になる可能性が高い。
教育に関しては、私たちは「質」の話をする必要がある。一年間に十数万円を子供に配って全員高校または大学を卒業させる。その程度のお金で受けられる教育など、たかが知れている。むしろ、そういった事で、伸びる要素があるにも関わらずほかの生徒と「平等」に無駄な授業を受けさせられる学童が可哀そうでならない。
教育こそが自由であるべきものであるし、教育を受けない自由もあってしかりだと思う。社会にはエリートも必要であるし、コンビニの店員も必要なのだ。問題の少ないサラリーマンを増やすために、教育の無償化として相続税を上げるなど、「共産主義か?」と問いたい。
社会には、高学歴だが使い物にならない人たちが溢れている。無駄に大学院を卒業し、社会も経験した事の無いような使い物にならない博士号取得者とかが一杯いる。まあ、大学教育を無償化すれば、こういう人たちの仕事は作れるかもしれない。
いづれにせよ、国家がやることは、教育には介入しないという事である。イノベーションを産むような教育を作るためには自由に競争させるしかないと思うのだ。文部科学省とか、無意味なので潰せばよい。国家が教育を全面的にコントロールする国。それは全体主義の国だと思う。日本はそういう方向に行こうとしているのだろうか?
そして何よりも残念でならないのは、橋下徹や小泉進次郎といったリバタリアンの匂いがした連中たちが、この問題ではこぞって国家主義的なゴール設定をしていることである。いったい私はどの政治家を信用すればよいのだろうか?
「大学を卒業した人の方が高卒の人よりも給料が良いので、全員が大学に行くべきだ」などという陳腐な意見を述べる識者を良く見かける。これは相対性の問題である。大学卒業した人が高卒の人に比べて良い仕事が貰えるのであるから、良い給料が与えられている、と考えるのが普通だろう。もし、全員が大学を卒業したとすると、大卒者同士の競争で、給料が高い人と低い人が出てくるのだと思う。社会のパイはある程度決まっているので、そのパイを取り合うときの手段として学歴が用いられているのだ。マクドナルドやコンビ二で働く人は絶対に必要なわけで、そういう人が無駄に学歴をつけている社会というのは、働くべき人が四年間非生産的な事をする社会である、という事になる。学歴はイノベーションを産むものではなく、むしろ社会の無駄な「官僚制」を助長することになる。
日本という国家のためには、人々のイノベーションを助長し、社会を革新的に変えていくような教育が必要である。こういった教育には、莫大な資源が必要となる。「学童」に知識だけでなく、経験などを積ませるような教育は、無茶苦茶高くつくのだ。また、キャパシティーが足りない人にこういった教育を施すことは資源の無駄になる可能性が高い。
教育に関しては、私たちは「質」の話をする必要がある。一年間に十数万円を子供に配って全員高校または大学を卒業させる。その程度のお金で受けられる教育など、たかが知れている。むしろ、そういった事で、伸びる要素があるにも関わらずほかの生徒と「平等」に無駄な授業を受けさせられる学童が可哀そうでならない。
教育こそが自由であるべきものであるし、教育を受けない自由もあってしかりだと思う。社会にはエリートも必要であるし、コンビニの店員も必要なのだ。問題の少ないサラリーマンを増やすために、教育の無償化として相続税を上げるなど、「共産主義か?」と問いたい。
社会には、高学歴だが使い物にならない人たちが溢れている。無駄に大学院を卒業し、社会も経験した事の無いような使い物にならない博士号取得者とかが一杯いる。まあ、大学教育を無償化すれば、こういう人たちの仕事は作れるかもしれない。
いづれにせよ、国家がやることは、教育には介入しないという事である。イノベーションを産むような教育を作るためには自由に競争させるしかないと思うのだ。文部科学省とか、無意味なので潰せばよい。国家が教育を全面的にコントロールする国。それは全体主義の国だと思う。日本はそういう方向に行こうとしているのだろうか?
そして何よりも残念でならないのは、橋下徹や小泉進次郎といったリバタリアンの匂いがした連中たちが、この問題ではこぞって国家主義的なゴール設定をしていることである。いったい私はどの政治家を信用すればよいのだろうか?
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